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wipe-outとMIRACLE System Saviorの相似点

三年前にも紹介したディスク消去ツールのwipe-outですが、三年に一度しか利用しないのですが、この季節になりました。

3年前のblogにも書いたのですが、当社は3年間でレンタルPCの期間が終了するために、このタイミングNote PCの入れ替えが起こります。情報漏えいの観点から、今回もハードディスクをクリアする必要があります。

私の中では、このwipe-outが軽くて、目的がハードディスク消去という単一目的のツールであり、Free BSDということもあり、一番良いツールだと考えています。

前回は、160GBのハードディスクで60分でしたが、今回は、320GBのハードディスクでしたので102分(約1時間40分)で消去が終了しました。

こういう単一目的のツールは、利用者が特別な操作をすることも無いために、目的が合えば非常に便利なツールだと思います。また、機能をシンプルにすることにより、ソフトウェアのバグも少なくなります。

当社も同様に単一な目的のソフトウェアとして、MIRACLE System Savior があります。このソフトウェアは、オフラインバックアップのみの機能を提供しています。

ツールの利用画面もwipe-out同様にCUIのインターフェースになっています。
CUIにすることにより、GUIのようなマウスでの操作ミスもなくなり、利用者はメッセージを見ながら
選択肢をカーソルで選択するという処理になります。

このMIRACLE System Savior は、SI企業の方が、システムを納品する際のシステムイメージを作成するために利用したり、同じ環境を複製するために利用したりとそれなりの用途があり、それなりに売れています。

最近は、SAP HANAのような大規模システムにも対応していたりします。また、各メーカが販売しているサーバにも適宜対応をしています。さらに、Linux環境だけでなく、Windows Serverシステムや仮想環境のバックアップも取得することができます。

用途は、ニッチなのですが、Linux会社であればこそ、特別なファイルシステムやOS環境をサポートするというコンセプトの製品になっており、マルチな環境をサポートすることにより、利用者が増えています。

最近はCUIのソフトウェアというのは、あまりお目にかからないのですし、ソフトウェアは肥大化する傾向にありますが、wipe-out同様に必要なものだけをパッケージ化することも重要だと思います。

 

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