現在位置: ホーム / こだまのたまご / 島根県にある松江高専にてOSSの講演をさせて頂きました。

島根県にある松江高専にてOSSの講演をさせて頂きました。

Ruby Cityとして世界的に有名な、島根県松江市にある松江高専の情報工学科にて、OSSについての講演をさせて頂きました。

私が、鈴鹿高専の出身ということもあり、高専生のポテンシャルの高さを理解しており、できるだけ高専生のサポートをできればと考えています。また、当社では新卒採用も高専生を積極的に採用しています。

今回は、Ruby Cityとして世界的に有名な、島根県松江市にある松江高専にて、「オープンソース・ソフトウェアとは」〜オープンソースソフトウェアの成り立ちと主なオープンソースプロジェクト〜 という講演名にて、情報工学科の3年生と4年生、約60名にお話をさせて頂きました。

このセミナーは、これまで新卒社員研修向けに作成したものをベースに少しずつ改変をしている内容となっており、エンジニアではない一般の人にOSSとは、なんぞや。という説明をする内容になっています。

以下のような構成になっています。

  1. ソフトウェアの種類は、多種多様
    世の中に提供されているソフトウェアのライセンス提供方法がいくつかあることを説明します。そのうちの一つがGPLであることを説明します。
  2. Open Source Software(OSS)とは?
    The Open Source Initivative(OSI) が定義した、Open Source Definition(OSD)について説明します。
  3. OSSは、どこに使われいるの?
    すでにOSSが、ブルーレイレコーダー、液晶テレビ、カーナビに使われていることを説明します。
  4. そして、試しにハッキングしてみる
    Linuxが利用されているカーナビシステムをハッキングしてみた例を説明します。
  5. OSSのメリット
    4つのOSSメリットについて、説明をします。
  6. OSSのデメリット 
    4つのOSSのデメリットについて、説明をします。
  7. 主なOSSプロジェクト
    人気のあるOSSプロジェクトについて、説明をします。


これを1時間で説明をさせて頂いています。

終了時にアンケートを取らせて頂きましたが、ほとんどの参加者の方が、説明した内容をご理解頂いたとのことで、大変嬉しく感じました。また、ご一緒に参加されていた島根県庁の方も非常に分かりやすく、よく理解できたとの好評を頂きました。

アンケートを見ると、「OSSは授業などで使っているが、身近なところにすでにOSSがたくさん使われていることは知らなかった」というコメントが多く挙げられていました。また、すでにOSSプロジェクトに参加したことがある人を聞いてみましたが、残念ながらほとんどいらっしゃらず、学生さんがOSSプロジェクトに参加することのハードルがかなり高いのだなということを感じました。

OSSに長く携わっている我々がもっと、学生さんにOSSプロジェクトに参加してもらう機会を設けないといけないなと痛感しています。また、今回のようなThe OSS的な話をしていくことで、OSSへ興味を持ってもらえる環境づくりも必要であるとも感じています。

私や当社ができうる範囲で今後もOSS普及の活動は継続していこうと考えています。
高専以外の情報系の教育機関の方で、このThe OSSの高専にご興味がある方は、ぜひ、当社にご連絡ください。info@miraclelinux,.comへメールを頂ければと思います。可能な限り対応させて頂き、OSSをもっともっと普及させていきたいと思います。

最近のエントリ