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祝!松江ラボ開設

島根県松江市にミラクル・リナックスとしては、初めての国内拠点である松江ラボをテクノアークしまねに開設しました。

先日プレスリリースをしましたように、島根県松江市にあるテクノアークしまねに松江ラボを開設致しました。今回は、東京から3名の社員が松江市に赴任を致しました。松江ラボの役割や設立の趣旨などについては、当社のプレスリリースをご覧頂ければと思います。
また、島根県の新規立地計画認定を頂き、 10/15に調印式をおこないました。

(島根県知事 溝口善兵衛氏との懇談の様子)      (調印式の様子)

さらに10/15夜には、地元島根県の企業の方々をお迎えし、宍道湖のほとりにあるホテル一畑にて開設パーティを開催致しました。多くの方にご参加頂き誠にありがとうございました。

さて、ここからが今回のブログの本題だったりします。松江市にラボが開設されるまでの経緯をお話したいと思います。

  • 出会いは、中国から
    当社の技術本部長の吉田が島根県松江市の出身であるということがきっかけではあるのですが、彼が中国に赴任しているときに、島根大学の教授が中国に来られたのがきっかけになります。まずは、ここで最初の島根へのコンタクトができます。これが、2009年頃です。
  • 新卒リクルーティング
    当時、私の思い入れもあり、2012年から高専を中心にリクルーティング活動を開始したところで、各高専へのパイプをつくろうと活動をしていた時期で、島根にも松江高専があるので、この教授を通じて、高専を紹介してもらうことになりました。
  • 島根県庁、松江市役所の方々との出会い
    2012年6月に私と吉田の二人で初めて松江に行くことなるのですが、この際に島根大学、松江高専、地元企業視察などを調整してくれたのが、島根県庁、松市役所の方々でした。この時に島根県庁、松江市役所の方からIT企業誘致を行なっており、様々な助成制度もあることを知りました。
    最初の訪問で松江という土地や人柄もよく、もともとRubyの聖地でもあることからLinux/OSSとの相性も良いと感じたわけです。
  • 開設までの3年間
    結局初回の訪問から、3年がかりで松江ラボが開設となります。この3年間に、毎年松江高専には、リクルーティングに行っており、そのたびに県、市の職人の方々から、松江への進出に熱いメッセージを受けておりました。
    当社においては、2015年3月に正式に進出を決定しており、この決定が私が社長として決済した最後の案件となり、時間はかかったのですが、私としては思い入れのある案件になりました。
    (この思い入れは、次回に続く、「見つかったさらなるご縁」でさらにお話致します)

 

3年間という開設までの時間は、県や市の方々にとっては、他社の進出企業に比べて非常に長い期間だったと思います。ただ、時間がかかっているときも県や市の方々は、懇切丁寧に対応をして頂き、本当にありがたかったです。またRubyというOSS製品を皆が知っていることも非常に大きな要素だったと思います。

個人的には、3年という期間は、経営層や社員などの関係者の理解を得て、松江ラボを地元に根ざして末永く運営していくために必要な時間だったと思っています。この3年間に、地元企業の方や県、市の職員の方様々とお知り合いになれたこと、社内における議論に十分な時間をかけれたことは、今後の松江ラボの成功に大きな意味があったと考えています。

ぜひ、皆さんが松江にお越しの際には、松江ラボにお越し下さい。

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