新オフィス移転に伴い、会議室のWebビデオ会議(テレビ会議)システムも刷新しました。これは、以前にblogに「ASUS Chromeboxは、どこまで使えるか」でも紹介しましたが、ASUS Chromebox + ヤマハ(YAMAHA)製スピーカー&マイクを基本構成にしています。
機器構成の詳細
会議室0(14席)

ビデオ会議システム構成金額:約29万円
このビデオ会議システムの特徴は、
- 会議テーブルの上に、プロジェクタを置きたくなかったので、高価にはなるが、近距離プロジェクターを導入。これで、会議テーブルの上が、すっきり。
- ヤマハ YVC-1000に拡張マイクをつけて、14名の会議室でも高品質なビデオ会議を実施可能。
- Webカメラは、180度広角カメラのため、会議室全体を把握可能。また、60万画素という適度な画素数のため、ビデオ会議のネットワーク回線が細い拠点とのWeb会議を実施可能。
- ASUS Chromeboxの2出力(HDMI x 1、Displayport x 1)を使い、プロジェクターと液晶モニターの複数画面で利用可能。
- Chrome OSを利用することにより、素早い起動とVDI環境のように、PCを持ち込まなくても、自分のGoogle環境を利用可能。
〜
会議室1〜4(6席)

ビデオ会議システム構成金額:16万円
ビデオ会議システム構築のポイント
今回のビデオ会議システムを構築するにあたり考えたのは、「ストレスが無い」「いつでも利用できる」「できるだけ安く」ということです。「できるだけ安く」なのですが、スピーカー&マイクは、ヤマハ製を利用しており、一般的な製品より高価なものだったりします。 ただ、これまで海外拠点とのWeb会議においては、音声品質に問題があり、Web会議をする際にかなりのストレスを両拠点で感じていました。また、今後在宅勤務などの
勤務形態が広がっていく中で、「ストレスの無い」Webビデオ会議というのは、非常に重要なポイントでした。
この「ストレス」の原因になっていたのは、「準備が面倒」「音声が聞き取れない」「音声が聞こえないときにどういう状況か分からない」ということでした。そのため、
- 「準備が面倒」⇒Chromebox+ヤマハ製スピーカ&マイクを常設
- 「音声が聞こえないときにどういう状況か分からない」 ⇒180度広角Webカメラを導入
- 「音声が聞き取れない」⇒ヤマハ製品を導入
ということで解消をしました。
当社は、電話代のコスト削減のため、10年以上前から海外拠点との会議にWebビデオ会議を使っています。
これらの会議は、英語で実施されるために、特にスピーカ&マイクの性能が重要でした。そのため、その時々で、以下のような「これは!」と思える製品を購入してきましたが、満足が得られるマイク性能や音声性能を
得ることができていませんでした。
これまで使った製品
ヤマハ PJP-20URは、40,000円と他の製品より、高価ですが、この2万円の差は、マイク性能とスピーカー性能に出ています。どの製品もノイズキャンセリングやエコーキャンセリング機能を持っていますが、言葉では分からない大きな性能差があります。
今回は、事前にヤマハさんが行なっている無料貸出を利用して、事前にその性能を確認できたことは大きかったです。毎週ベトナムにある海外拠点とのWebビデオ会議を行なっているメンバーに実際に使ってもらった結果は、
日本側:「ベトナム人の英語は、もともと聞き取りづらく、これまでは、聞き取れない言葉があったのに、これを利用した時には、それがほとんど無かった」
ベトナム側:「旧システムではいつも雑音が入っていたが、クリアな音声で聞こえていた」
という明確な反応があり、導入を決定しました。百聞は、一見に如かず。とは良く言ったもので、実際に使うとその性能差は歴然でした。「ストレスの無いWebビデオ会議システム」を構築する上で、ヤマハ製のスピーカー&マイクは、外せないものになったわけです。
また、Chromeboxを利用した理由は、お分かりですよね? そう当社は、Linuxの会社だから、WindowsのVDIを導入することは最初から選択肢にありませんでした。ヤマハ製の機器がChromeboxで動作するかどうか、以前のblogに書いたとおり、問題ありません。
Google Appsを利用しており、安価かつ高性能のWebビデオ会議システムを求められている企業にとって、ASUS Chormebox + ヤマハ製スピーカー&マイクを使ったWebビデオ会議システムは、ベストソリューションだと思います。
来社時には、ぜひ、私が丹精こめて構築したビデオ会議システムをご覧下さい。
2015/8/12追記:ヤマハ様の事例紹介の記事が掲載されました。
(次回は、机と椅子編になります)