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本日のOSS(wipe-out)

OSSは色々な様々な利用用途があります。今回は、私が利用したハードディスク消去ツール「wipe-out」をご紹介します。

当社は、社員に貸与しているノートPCは、三年間のレンタルPCを使っています。私の利用しているPanaconic Let's Note B10が三年間のレンタル期間が終了したため、新しいB11にUbuntuをインストールして、自分のデスクトップ環境を移行しました。

B10とB11は、筐体は全く同じなので、並べるとほぼ同じです。(左がB11で、右がB10です)
ただし、液晶の発色具合が全く異なります。

 

もちろんレンタル終了のB10君は、そのデータを消去して返却をする必要があります。これまではLive CDでUbuntuを起動して、ddコマンドでnullを書き込むという原始的な方法を用いていたのですが、同僚のY氏が「専用のディストリビューションがあるからそれを使った方が便利だよ」と教えてくれたので、早速使って見ました。

ツールの名前は、「wipe-out」というFreeBSDを用いたものになっていました。
起動画面は、こんな感じです。

まずは、Boot LoaderからFreeBSDが立ち上がってきます。

FreeBSDが起動します。

このまま放置しておくと、自動でツールが起動します。こんな感じです。

このあとは、メニューに従って、データを消去します。データ消去中は、こんな感じのメッセージになっています。

B10の場合には、160GBのHDDが搭載されていたのですが、時間は約1時間でした。

このツールの良い所は、ちゃんと消去されたかどうかも確認できることですし、ISOイメージはたったの30MB程度という専用OSになっています。

Windowsしか知らなかったら、ハードディスク消去ツールを購入したりなんてことになるのでしょうが、OSSって素晴らしいと思う瞬間です。また、本来ならこの製品の改良などに貢献したいところでありますが、私の技量が追いつかないこともあり、せめてもの恩返しにBlogに利用したということを宣伝させて頂きました。

今週末もOSSって素晴らしいと感じた1日でした。

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