システム情報に「サポートしていない文字コードか照合順序です。」が表示される問題の対処(MIRACLE ZBX VA4.0/8400向け)
システム情報に「サポートしていない文字コードか照合順序です。」が表示される問題の対処(MIRACLE ZBX VA4.0/8400向け)
対象となる製品
MIRACLE ZBX Virtual Appliance V4.0
MIRACLE ZBX 8400
※MIRACLE ZBXパッケージについてはこちらを参照してください。
問題
DBの文字コード(utf8)と照合順序(utf8_bin)が正しく設定されていない場合、[レポート]->[システム情報]に下記メッセージが表示されます。解決するにはDBのスキーマーを正しく変更する必要があります。
バージョン4.0.18-6においてこのチェックが追加されました。4.0.18-6以降へのバージョンアップによってこの事象が発生します。
[レポート]->[システム情報]
確認方法
※クラスタ構成の場合は稼動系で実行してください。
スクリプトファイル(alter_collate.sh)をダウンロードし、オプションcheckを付与して実行し結果を確認してください。
$ sh alter_collate.sh check <ユーザ> <DB名> <パスワード>
実行結果(例):
show default_character_set_name, utf8 is correct:
utf8
show number of wrong character_set_name/collation_name columns, 0 is correct:
384
実行結果が下記の全てを満たしていない場合はこの問題に該当しています。[対処方法]記載の対処を行ってください。
1. default_character_set_nameが「utf8」
2. character_set_name/collation_name columnsが「0」
対処方法
※ クラスタ構成の場合は稼動系で実行してください。
※ DBのスキーマ変更を行います。実施する前に必ずバックアップを取得してください。
※ MariaDBのALTER TABLEを使用します。ALTER TABLE実行の際テーブルの一時的なコピーが作成されるためその分の空きスペースが必要になります。
1.バックアップを取得
mysqldumpコマンド等を用いてバックアップを取得してください。
※詳細は各製品のユーザーズガイド記載の「監視設定と監視データのバックアップ・リストア手順」を参照してください。
# mysqldump -uroot -p --opt --flush-logs --single-transaction zabbix > バックアップファイル名
2.Zabbixサーバを停止
# clprsc -t exec-ZabbixServer
3.スクリプトを実行
スクリプトファイル(alter_collate.sh)にオプションrunを付与して実行してください。
$ sh alter_collate.sh run <ユーザ> <DB名> <パスワード>
4.変更の確認
[確認方法]記載の方法によって、問題がないことを確認してください。
$ sh alter_collate.sh check <ユーザ> <DB名> <パスワード>
実行結果(例):
show default_character_set_name, utf8 is correct:
utf8
show number of wrong character_set_name/collation_name columns, 0 is correct:
0
default_character_set_nameが「utf8」である、かつcharacter_set_name/collation_name columnsが「0」であれば正常です。
5.Zabbixサーバを起動
# clprsc -s exec-ZabbixServer
参考情報
https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual/introduction/whatsnew4018
DB CHARACTER SET AND COLLATION CHECK
https://support.zabbix.com/browse/ZBX-17357
"Unsupported charset or collation for tables" warning displayed on System information
関連情報
システム情報に「サポートしていない文字コードか照合順序です。」が表示される問題の対処
注意事項
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、当社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客さまのご判断にてご使用ください。