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Linux From Scratch で自作ディストリビューションづくり-6

いよいよ、今日は、自作ディストリビューションづくりに本格的に着手していきますよ。

第6日目ですね。

前回までは、デバイスの準備をやりましたね。

前回までのところを復元しておきます。
あるいは、もう一度 PART1-2/AUTOSTART.sh を走らせてみます。
実際は、このスクリプトは一連の動作で完結するものなので、始めたら止めることなく、一気に最後まで実行していただいた方がいいです。
BLOGの都合で、少しづつの解説になっていますのをご容赦ください。

さて、次に、このような表示になったと思います。
必要なパッケージをダウンロードするところです。

Are you ready to download files needed for LFS ?
[yes|no]

もちろん、yes を入力して実行です。

VirtualBox の NAT ネットワークが有効になっていれば、次々とパッケージがダウンロードされるのが確認できるはずです。
途中で、linux-4.2.tar.xz がダウンロードされるのが見えると思います。
ワクワクしますね。

あれ?

md5sum: 警告:一覧にある 2 個のファイルが読み込めませんでした

と出ました。
見たところ、

coreutils-68.24-i18n-1.patch
systemd-224-compat-3.patch

が元リンクが外れている状態です。
これは、配布元が外したようです。理由は、patchの品質が悪かったからでしょう。
もとより、必要ないということみたいですから、気にしないで次に進みます。

Are you ready to go to Chapter 4. Final Preparations?
[yes|no]

もちろん、yes を入力して実行です。

mkdir: ディレクトリ `/mnt/lfs/tools' を作成しました
`/tools' -> `/mnt/lfs/tools'
新しいパスワード:

パスワードは、lfs とでもしておきます。

OK, this script will end.
After change into the lfs homedir, execute "sorce 2.sh|tee 2.sh.log"
[yes|no]

このように、指示が出てきますが、yes を入力して実行するだけで問題ありません。
その次は、sorce 2.sh|tee 2.sh.log を実行してください。

-bash-4.3$

となりましたね。
pwd としてみると、 lfs のホームディレクトリにいますので、安心してください。

-bash-4.3$ source 2.sh|tee 2.sh.log

新しいスクリプトの画面が立ち上がりました。
指示どおりに、yes を入力して、

lfs:~$

という画面になりました。
次は、source3.sh|tee 3.sh.log と入力しますが、試しに id と入力してみると、次のような画面になっています。

context と出ているのは、SELinux のセキュリティコンテキストです。では、スクリプトを実行します。

lfs:~$ source 3.sh|tee 3.sh.log

また新しいスクリプトの画面になりました。
今度はもっと楽しそうです。

Are you ready for constructing a temporary system?

[yes|no]
yes

/mnt/lfs
Can you see "/mnt/lfs"?
[yes|no]
yes

Are you ready to build Cross Binutils?

[yes|no]


ワぉ、ついに、ビルドの段階に入ったみたいです。

yes
を入力すると、、

ついに始まりました。
...

終わったみたいです。
Are you ready to leave Cross Binutils and remove binutils-build?

[yes|no]
このようにして、スクリプトを走らせて、どんどん yes を入力、指示に従っていけば、自作ディストリビューションが簡単にできるようになっているのです。
実際は、止めることなく、一気に最後まで実施してください。
次回は、これなにやってるの?っていう疑問があると思いますので、指南書を読みながら考えましょう。
仮想マシンは、「仮想マシンの状態を保存」にチェックを入れて終了しておけば次は続きができるようです。

お疲れさまです。第6日目の終了です。ニックネーム たいちょう でした。

次回もお楽しみに。

 

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