LPI-Japan標準教科書執筆に携わりました!
LPI-Japanとは?
LPI-Japanは、2000年7月の設立以来Linuxをはじめとするオープンテクノロジーの世界で頑張る技術者とその技術者に活躍の場を提供している企業の成長に対して、技術レベルの認定活動を通じた貢献をするNPO団体です。
Linux技術者認定試験である、LinuC の試験実施や認定試験の受験対策本の執筆も数多く行っています。
サイバートラストも支援企業の一つとして参加しています。
詳細については以下サイトからご確認ください
Linuxサーバー構築標準教科書とは?
Linuxサーバー構築標準教科書とは、Linuxサーバーの構築について基礎から実習形式で学習することができる教科書です。
LinuCレベル2の出題範囲に含まれるサーバー構築に必要な知識について、実習形式で学習を進めることができるテキストになっています。
自分で構築したサーバーの環境で実際にWebアクセスをしたりメールの送受信をしたりすることで、サーバーの動作原理やプロトコルの仕組みを理解することができます。
Linuxサーバー構築標準教科書のダウンロードは以下サイトから可能です。
Linuxサーバー構築標準教科書執筆作業について
今回私は、以下の2章から4章の実習部分を担当しました。
- 2章 VirtualBox のインストールと仮想マシンの作成
- 3章 Linux のインストールと設定
- 4章 Web サーバーの構築
今回は前回からの改訂版ということで、前回の標準教科書の内容を参考に動作確認を進めていき、
コマンド等内容が異なる箇所についてはGitで報告していくという流れで作業を進めていきました。
今回使用したOSは「AlmaLinux 9.3」になります。
今までは CentOS をベースに作成されており、バージョンも異なるためコマンドの違いも結構多くありました。
執筆環境
複数のメンバーで執筆作業を行っていくため、Git管理での共同執筆作業を行いました。
普段使っている PC は Windows マシンのため、Git を利用できるよう環境構築を最初に行いました。
Git の公式サイトからWindows 向けファイルをインストールし、作業環境を用意しました。
使用バージョンは当時最新版であった2.43.0です。
今回は Git 環境の構築方法については割愛させてもらいます。
感想
このような大きなプロジェクトに関わることが初めてで、ドキドキと楽しさが多くありました。
実習部分の担当ということで、普段がっつりLinuxを触っていない自分にできるのかという不安が最初はありありましたが、メンバーの皆さんの支えもありながらなんとか形にすることができました!
この教科書が多くの人に利用されるとうれしいです!