さくらのクラウドで MIRACLE LINUX 9 サーバーを作成してみた
使用環境
- MIRACLE LINUX 9.0
- さくらのクラウド
MIRACLE LINUX とは
まず最初に、今回使用したディストリビューションである MIRACLE LINUXの紹介をします！
MIRACLE LINUX とはサイバートラスト社が開発を行っている RHEL の派生ディストリビューション(クローン)です。
これまでは、有償ライセンスでの提供を行っていましたが、MIRACLE LINUX 8.4 および MIRACLE LINUX 9からはライセンス費用を無償で公開しています！
このブログで少しでもMIRACLE LINUX に興味を持っていただけたらぜひ一度インストールをしてみてください！
さくらのクラウドとは
さくらのクラウドとはさくらインターネットが提供しているクラウド環境になります。
構築までの作業が容易で、すぐにサーバーの作成を行うことができます。
- 公式サイト
サーバー作成手順
ここからは実際にサーバーの作成を行っていきます。
1.サーバーの作成
まず「さくらのクラウド」を選択します。
次に「追加」をクリックすることでサーバーの追加を行います。
今回はシンプルモードでイメージのインストールを行っています。
ディスクイメージは「MIRACLE LINUX 9」を選択します。
サーバープラン、ディスクプランは任意のものを選択してください。
今回は、ホスト名を「miracle」としていますが任意の文字を入力してください。
設定が完了したら、作成をクリックします。
ステータスがすべて「成功」となっていればサーバーの作成は完了です。
2.サーバーへのログイン
「サーバー」タブをクリックし、先ほど作成した「miracle」を選択します。
そして、「コンソール」タブをクリックしログインが可能か確認を行います。
今回はパスワードの設定を行っていないためログインするユーザーとして「root」と入力するだけでログインが可能です。
3.ユーザーの追加
MIRACLELINUX 9はデフォルトのインストールではrootユーザーでのssh接続を無効としているため、rootユーザーとして外部から接続することが出来ません。
そのため、アクセス可能なユーザーを別途作成していきます。
以下のコマンドを実行し、「miracle」というユーザーを作成します。
# useradd miracle
ユーザーが作成されたことを確認するため以下のコマンドを実行し、ユーザーの切り替えが行えることを確認します。
# su miracle
4.パスワードの追加
現在の設定では、どのユーザーもパスワードが未設定の状態のためセキュリティ的に良くない状態となります。
そのため、以下のコマンドを実行し root および先ほど作成した miracle ユーザーにパスワードを付与します。
# passwd
# passwd miracle
5.IPアドレスの確認
サーバータブを選択し、先ほど作成した「miracle」サーバーのIPを確認し、コピーを行います。
ここまで設定および確認が終わったら実際に外部から ssh 接続をします。
6.ssh接続
端末を開き、「ssh」コマンドを実行しアクセスを行います。
設定したパスワードの入力がログイン時に求められることもここで確認できます。
これでサーバーへアクセスすることが確認できました。
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