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MIRACLE ZBXでzabbix serverのプロセスに環境変数を設定する方法

当社のパッケージ「MIRACLE ZBX」では、initスクリプト編集せずにzabbix serverのプロセスに環境変数を設定することができます。

こんにちは。ミラクル・リナックスの「KO太郎」です。

SNMP監視でシンボル名を使用して監視設定を行うなどのために、zabbix serverのプロセスに環境変数を設定することがあります。環境変数はzabbix serverのinitスクリプトを編集して設定することができますが、initスクリプトを編集するとパッケージをアップデートする際に手動でファイルを管理する必要がでてきます。当社のパッケージ「MIRACLE ZBX」では、initスクリプト編集せずにzabbix serverのプロセスに環境変数を設定することができます。

対象環境

  • MIRACLE ZBX 1.8
  • MIRACLE ZBX 2.0
  • MIRACLE ZBX 2.2

設定方法

zabbix serverが起動する時に"/etc/zabbix/init/"ディレクトリに設置したスクリプトが実行する仕組みです。
そのスクリプトにおいて環境変数を設定しておきます。

設定方法は下記となります。

1.ディレクトリを作成する。

/etc/zabbix/init/ディレクトリが存在しない場合は作成してください。

# mkdir /etc/zabbix/init/

2.環境変数を設定するファイルを作成する。

ファイル名は任意で構いません。ファイルの中で下記例のように環境変数を設定してください。ファイルにはzabbixユーザの読み込み権限が必要です。セキュリティーのため、ディレクトリ"/etc/zabbix/init/"およびそのディレクトリ以下のファイルの書き込み権限は rootユーザのみに設定することを強く推奨します。

例)

MIBDIRS="/usr/share/snmp/mibs:$optMibs";export MIBDIRS

3.zabbix serverを再起動する。

設定を反映するために、サービスを再起動します。

# service zabbix-server restart

 

※上記は当社製のパッケージ「MIRACLE ZBX」 のみで使用可能な機能であることに注意してください。