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転勤は観光だ!

こちらは“松江移住ITエンジニア Advent Calendar 2016”の12日目の記事になります。

こんにちは、観光転勤エバンジェリスト(自称)の押田です。
この記事は 松江移住ITエンジニア Advent Calendar 2016 の12日目の記事になります。
昨日は松江うまいものエバンジェリスト(俺称)モンスター・ラボ羽角さんの 松江トランキーロ2016の記録 でした。明日は sato kazuki さんの予定です。

さて、今日は「転勤は観光だ!」というテーマで書いてみたいと思います。
一部の皆様にとってはミミタコかと思われますが、そうでない人が大半だと思いますので、Too Long でも Do Read してくださいな。


まず最初に、私は 2015/09 に東京から松江に移住したITエンジニアです。東京生まれ東京育ち東京働きであり、東京から外に出たことがありませんでした。
(註:簡略化のため関東6県の一部を「東京」と表記しています。)

いわゆる田舎レスな東京モンです。

そんな私は、松江への転勤を嬉々として自ら選択しました。松江に縁は特にありませんでしたが、現実的な問題以外に躊躇する理由はありませんでした。

そんな私が転勤後に精を出しているのが、言うまでもなく観光です。

日本一の日本庭園(ということは世界一?)を有する足立美術館には春夏秋冬それぞれ行ってます。
足立美術館に匹敵する庭園を持つ由志園は、春秋の2回。
美保関灯台、日御碕灯台それぞれ1回。
大社造りで日本最古の本殿を有する国宝の神魂神社、神在月に出雲に集まった八百万神が最後に立ち寄る万九千神社、直径3百メートル足らずの美保関漁港から驚くほど近くにひっそりと鎮座する美保神社、日御碕灯台の手前で海と山、青と緑に囲まれて朱の映える日御碕神社、日本酒発祥の地とされる佐香神社、、、

すみません神社は挙げたらキリがないです。ちなみに出雲大社へは度々お参りしています。

温泉も個性豊かです。鳥取県米子市の皆生温泉は眼前が日本海で、冬は絶え間ない荒波が寄せて砕けます。世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部でもある温泉津(ゆのつ)温泉には日本温泉協会審査でオール5の満点温泉があります。石見銀山と同じく大田市にある三瓶温泉は鉄分豊富で真っ赤な湯が特徴。
それから温泉名は無いようですが出雲市平田には日帰りのアルカリ泉があり触感はトロットロ。

ところで、日本海は荒波で濁っており、透き通る海は伊豆や沖縄のような暖かい地域の特徴だと思っていませんか。私は思っていました。穏やかで透き通ったプールのような海水浴場が連なるのも島根の海です。晩夏というには早い8月中盤には行灯海月に占拠され泳げなくなりますのでご注意を。
同じく夏には、雲南市で野性のホタルの群れに包囲されましょう。東京都渋谷区にはホタルが見られる植物園がありますが、同じくらいの数のホタルがオープンエアーの中で自由に無音で飛び交う様は、AIでもドローンでも簡単には再現できないでしょう。

島根には渓谷もあります。奥出雲町の「鬼の舌震」は巨岩にまみれた渓谷です。人間のスケールをはるかに越えた巨岩の隙間を細い水が流れ、秋には色づいた自然の木々が、恐ろしさの中に美しさを加え、大自然が体のあちこちから染み入ります。
奥出雲町には日本一のループ橋と言われるオロチループがあり、最高部に広がる絶景は秋にも本領を発揮します。

つづく冬。サントリー天然水ブランドの1つを育む鳥取県の大山は伯耆富士とも呼ばれる山陰の最高峰。宍道湖からでもよく見え、冠雪して冬の訪れを知らせてくれます。暖冬に苦慮することもあるようですが、スキー場があります。

もちろん春には桜も楽しめます。浜田市役所よりも西隣の益田市役所に近い(つまり松江から遠い)浜田市三隅町には樹齢6百年を越える天然記念物の桜が今も花を咲かせています。その名も三隅大平桜。品種も三隅大平桜という珍しい桜だそうです。
そこまで(松江市から)遠くに行かなくても、雲南市の斐伊川沿いには2キロほど続く桜並木でソメイヨシノが出迎えてくれます。

ちなみに浜田市の東隣(つまり松江から見て浜田の手前)の江津市には11基の風車が連なる風力発電ファームがあります。「鬼の舌震」のような天然の巨石もよいものですが、風車のような動く人工建造物もよいものです。


はい、ここまで、よく読んでくださいました。ひどい文章ですみません。

まだ書いていない場所、まだ行っていない場所が、他にもあります。これらを東京から順次通うことが、果たして現実的でしょうか。少なくとも私の場合は、拠点が松江に移ったからこそ可能になったことだと思っています。

これこそが観光転勤です。

ところで松江城は、出勤前に立ち寄れます。すぐに行けます。毎朝見てます。晴れの日も雨の日も。国宝の木造天守です。


さて、観光していない時は、何をしているでしょうか。

もちろんITしてます。映画を見たりと観光地でなくても出来ることもしています。

そして、今回カレンダーを一緒に執筆しているようなIT界隈の皆さんと、蕎麦を食べたり、日本酒を飲んだり、楽しくやっています。

島根が楽しいのは、観光資源が豊富だから、だけでは無いと思います。それに加えて、この地に暮らす皆さん、この地に移り住んだ皆さんも、みんな島根を楽しんでいることが大きいと思います。

自然と、人に、ありがとう。

これが僕のシマネライフです。

※最後は黒板五郎さんチックになりました :-D