CentOS7+Apache+Ajax+PHP+PostgreSQLでインタラクティブなページづくり-11
第11日目ですね。ニックネーム たいちょう です。
前回は、ZendSkelletonApplication-master の流れを確認しました。今日はその続きと、引き続き開発をしていきます。
途中まで流れを追ったのですが、モジュールに入ったところから始めます。
# cd ZendSkelletonApplication-master/module
# ls
と見えると思います。
これを、mlcdb という名前のモジュールを作成したいので、
# mkdir mlcdb
# cp -ar Application/* mlcdb
# cd mlcdb
# pwd
# vim Module.php
流れです。
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module/mlcdb/Module.php を読み込む
--------------内容-----------------------------
namespaceの宣言
必要なクラスの追加
getServiceConfig に、factories を追加
tableの追加
adapterの追加
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module/mlcdb/config/module.config.php を読み込む
--------------内容-----------------------------
namespace の宣言
controller,actionの追加
ルートの宣言
controllersへの追加
view_managerへの追加
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module/mlcdb/src/mlcdb/以下の各クラスファイル群を読み込む
作成したディレクトリ{Auth,Controller,Form,Model}
namespace を、mlcdb に修正します。
クラスファイルの読み込みの記述に、以下を追加します。
use Zend\Db\TableGateway\TableGateway;
use mlcdb\Model\Password;
use mlcdb\Model\PasswordTable;
上記上の2つは、ZendFramework のクラスファイルになります。
下の2つは、今回作成するファイルになります。
mlcdb\Model\Password のパスは、
ZendSkelletonApplication-master/module/mlcdb/src/mlcdb/Model になります。
ここに、前回作成した password テーブルを読み出すスクリプト、Password.php,PasswordTable.php を作成します。
データベースのテーブルに合わせて、この2つのファイルを作成する必要があります。
さあ、あとは、必要と考えるコードを書いていくだけですね。
実際のデータベーススキーマや、コードの詳細については、それぞれ研究してみてください。
jQuery についても実装して、今風なUIを実現してみてはいかがでしょうか。
Zend Framework 2 については、オンラインマニュアルが充実しています。すべての機能が使えなくても、少しづつ勉強してみたら楽しいと思います。
今日のところは以上ですが、このシリーズは次回をもって最終回とします。
最近、Web アプリとしても、個人情報を扱ったりすることも多いですね。
次回は、そのような場合に有効であると私、たいちょう が考える、Web アプリを動かす時の代表的な SELinux の設定について最後にお話ししてみます。
そして、「セキュリティ編」を準備中なので、そちらに移っていきます。「ネットワーク編」、「Linux自作ディストリビューション編」、「Linux OS の障害対処編」とともに、よろしくお願いいたします。
ニックネーム たいちょう でした。
次回をお楽しみに。