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GNS3 活用 - Cisco スイッチFHRP 編 その5(HSRP の Standby Group を活用して、負荷分散)

HSRP の Standby Group を活用して、負荷分散を実現してみます。

お疲れさまです。ニックネーム たいちょう です。

前回は、HSRP のまとめとして、実際にDHCPサーバを繋いだトポロジを試しました。

今回は、Standby Group を複数作って、負荷分散を実現してみます。
今回のトポロジは、次の図になります。

前回と異なるのは、VPC群と、VPC群が外に出るゲートウェイを増やしたことです。

そして、Standby Group も一つ増やして、二つにしました。Standby 1 のアドレスを、第4オクテット 254 は、前回と変わりません。新たに Standby 2 のアドレスを、第4オクテット 253 としました。

今回増やしたVPC群は、DHCPサーバで MAC アドレスを CLASS 設定して、router address (ゲートウェイとなるアドレス)が Standby 2 のアドレスと一致するように設定しました(DHCPサーバの設定は省略します)。

これにより、同一ネットワークのVPCも、2つの経路をそれぞれ通過するようになるので、片方のルータに負荷がかかることを極力避けられます。

スイッチ群は、ルートブリッジをVLAN毎に設定しているので、これも一つのスイッチに負荷がかからないようにしてみました。

接続をメッシュにしていても、spanning-tree が効いているので、ループが発生することはありません。

設定方法は、前回に準じるので、省略します。

各VPC で、dhcp コマンドを実行すると、所属する VLAN の期待するアドレスが取得できました。また、そこから trace コマンドでDHCPサーバまでを trace すると、R6 のアドレス、第4オクテット 50 の場合と、R7 のアドレス、第4オクテット 51 の場合と、期待したとおりの結果が得られました。

HSRP は大体わかったので、なにかやってみたらまた報告します。

お疲れさまです。FHRP 第5日目の終了です。
ニックネーム たいちょう でした。次回をお楽しみに。

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