OSS運用管理勉強会に参加しました。
ミラクル・リナックス 松永です。
10/29(水)にOSS運用管理勉強会がありましたので、その模様をレポートします。
#なお、本ブログ記事は、この会に参加した筆者の見解に基づくものであり、若干事実と異なることがあるかもしれませんが、あらかじめご容赦ください。
さて、普段はセミナー形式で開催される同勉強会ですが、今回はいつもと違い、午後いっぱい使って、各社のライトニング・トーク(以下LTと表記)、そして技術者同士の悩みや解決策などの情報交換を目的とした技術者交流会として開催されました。
6社それぞれの代表者がLT大会にて登壇!
参加者による自己紹介の後、各社代表者がLTで登壇されていました。
登壇されたのは、TIS様、JBアドバンスト・テクノロジー様、OSSラボ様、サイタスマネジメント様、ぷらっとホーム様、そして弊社ミラクル・リナックスの6社です。
当初の設定としては一人5分ということでしたが、さすがに短すぎたのでその制限は撤廃、皆様それぞれにじっくりと話されていました。
この辺の臨機応変さもいいですね。
なお、弊社からは吉藤が登壇。
自己紹介や会社概要、そして製品の話をさらっと行った後、オープンソースの運用統合ソフト「Hatohol(はとほる)」を紹介しました。
「様々な運用ツールを統合して、商用並の統合運用を目指す。」とか...
「後からスケールアウトすることもできますよ。」とか...
「OpenStack のCeirometerとも連携しますよ。」とか...
Hatoholについて詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ以下をご参照ください。
Hatoho ユーザコミュニティサイト: http://www.hatohol.org/
あっ、そうそう!
「Hatoholの開発を手伝っていただける方募集!」ということですので、「我こそは!」と思う方は、ぜひご協力をお願いします。m(_ _)m
以下までご連絡いただければ、お取次いたします。
Hatoholの開発に関するお問い合わせ先(メール): info@miraclelinux.com
現場の悩みや課題などいろいろ聞いてきました。 -- 技術者交流会
LT大会の後は、参加者が4グループに分かれてフリーディスカッションを行いました。それぞれの悩みとか「うちはこうやってる。」などといった活発な意見が交わされていたようです。
その中で、いくつか印象的だった話題を上げてみますね。
- 「クラウドの場合、マルチテナントを全体監視しようとするとIPアドレスが被るけど、どうやって解決してる?」「Hatoholならできる?」
- いろいろな意見が出ていました。面白い話題なので、ぜひ皆さんも考えてみてください。
ちなみに、Hatoholで問題なく監視できるとのことです。
- 「オープンソースを選ぶ理由は、コストダウンもそうだけど、システム管理者にもっと前向きになって欲しいから。商用ソフトだとサポートに丸投げだけど、自分で何とかするという潮流を作りたい。」
- なるほど...初めて聞きました。こういう考え方もあるんですね。
- 「構成管理についてはどうやっています?」
- 「担当者に聞いてExcelで管理している。」といった意見がありました。
ただ、ミスも多いとのことで、それが悩みだと話していました。
- 「24時間365日サポートは何交替で回している?」
- こちらは、3交替で回しているという意見がある一方で、「引き継ぎのオーバーヘッドがあるので2交 替で回している。」という意見もありました。
- 「Zabbixでパーティショニングを行っていない場合の古いデータ削除はどうしてる?」
- 「メンテナンス期間を設けて、そこで削除していたことがある。」といった意見がありました。 HouseKeeperの問題点はやはり皆さん同じように認識していたようです。
あ とは、「マニュアルが使う人の視点じゃなくリファレンスなので、最初のとっかかりがわからない。」とか、「ちょっとした便利プログラムを作っても、結局自 分がメンテしなければならなくなるので、できるだけ公開して手を離そうとしている。」など、Zabbixに関わらずいろいろな運用の話題がありました。
また、「Hatoholを使ってみたい」という方も何人かいらっしゃいましたので紹介します。
ぜひ、以下からダウンロードしてみてください。
Hatoholダウンロード先 http://www.hatohol.org/download/
終わった後は、いつも通り懇親会
全てのプログラムが終了し、近くの中華料理店で懇親会を行いました。
私のいた席では、あまり仕事とは関係ない話で盛り上がっていましたが、他の席では技術交換していたのかな...?
席移動しなかったので、状況分からずです。
悪しからず、ご了承ください。m(_ _)m
以上、長くなりましたが、これにてレポートを終了します。
LTで登壇された皆様、参加された皆様、そして運営を行っていた皆様、お疲れ様でした。