【OpenStack Paris Summit 2014最新情報】OpenStack Design Summitレポート
ボンジュール!OpenStack Paris Summit 2014の現地から、ミラクル・リナックスのRobert Linです。
今回は、OpenStack Design Summitの様子を報告します。
OpenStack Summitでは、企業での運用発表、CaseStudy、Hands-onといったユーザ側に立ったメインサミットと開発者向けのDesign Summitがあります。
Design Summitでは、開発者コミュニティが集まって、他のコミュニティメンバーと交流しながら、次期リリースの要件をブレストしたり、実装の詳細を議論したりします。
私からは、Kilo Design Summitについて、深い技術な話題ではなく、会場の様子やシステム運営について、簡単に報告します。
次回リリースのKiloについて、開発者が集まって各実装の改善や新機能について熱い議論が交わされました。
開催場所はメインサミット会場の向かい側のホテルでした。
各主要な改良については、専用の部屋が会場になっていて、テーマに沿ってコア開発者と改良案について発表し、開発メンバー以外の観衆からも意見を聞くようになっています。
写真は11月6日11時から行われたNeutron Lightning Talksです。会場は満席で、後ろの列に立つのも苦労するくらいでした。
それ以外にまだ主流にはならない開発ネタがあれば、共通スペースで議論することができます。写真は各小さいなグループになって、それぞれ熱熱議論されている様子です。
オープンな環境なので、意欲のある参加者はその場で発言して、回りにいる開発者を巻き込んで議論をすることができます。やるかどうかは自分次第です。
世界各国からの開発者が集まっていろんな言葉が聞こえてきますが、日本からもNEC様、NTT様、NTTデータ様、DeNA様、東芝様、日本仮想化技術様、楽天様など多くの関係者も参加されていました。中国のHuaWeiからの参加者も多く見かけました。
議論されたトピックスはこちらで公開されています。
さらに、現在議論している話題のライブメッセージはこのリンクから辿ることができます:
例えば、今現在で議論されているneutronのGroup Based Policyは、メッセージのみですが、下記のリンクからLiveでみることができます。
https://etherpad.openstack.org/p/kilo-gbp-design-summit-topics
スケジュールはフランスの時間で書かれています。日本とフランスの間に8時間の時差があるので(日本の夕方4時はフランスの朝9時です)興味のある方は、日本からアクセスしてみると臨場感を体験することができます。
ちなみにお昼は無料でフランス料理の食べ放題でした。あまり食べ過ぎないように気をつけます。
それでは、また次回のレポートで!