【OpenStack Paris Summit 2014最新情報】Upstream Training参加レポート
OpenStack Paris Summit 2014へ遠征中のRobert Linです。
東京からパリ行きの直行便で13時間かけて到着した頃は、空が金色に映る金曜日の夕方。
OpenStack Summit事前に行われるOpenStack Upstream Trainingに参加するため、2日早めに現地入りしました。
11月上旬パリの朝は少し寒い。。。。凱旋門付近のホテルから会場までは徒歩で約10分くらいです。
初日だったので早めに移動したところ、当社から一緒に参加している天野と私が一番はじめに到着しました。
優しく会場を案内してくれたジーパン姿のおじさんが、講師のLoicさんであることが後で分かりました。
参加者が続々とやってきて、英語で自己紹介からOpenStack Upstream Trainingが始まりました。私の参加したクラスにはアメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアからの参加者が合わせて20人くらいでした。
OpenStack Upstream Trainingは、開発者を対象にしたトレーニングで、OpenStackのバグを修正するプロセスを実際に体験して、OpenStackの貢献ワーク フローを理解したり、OpenStackのリリースサイクルと企業の製品ロードマップの統合に役立てるようなプログラムでした。
ここでは、2日目に行われたContribution SimulationとContribution Planningについてお伝えします。
なお、2日間を通して行った授業内容の詳細はこちらで公開されています。
Contribution Simulationではクラスをコミュニティと企業のグループに分かれて、Legoブロックを使って中世紀のお城作りに挑戦します。コミュニティ側では 部品を与えられ、設計図を見てゼロからお城を作ります。対して企業側では、コミュニティのお城にいかに付加価値をつけるか考えて、やはりLegoを使って ものを作ります。
コミュニティ側で作ったお城は、APIが組み込まれる構造に完成させます。企業側では付加価値のある建物がAPIを通じてお城と接続します。
別のルームにいるチームと交易することで、自分のチームにはない必要な部品を入手することもできます。
ドッキングした全体写真です。
この作業を通じて、チームワーク、コミュニケーション力、交渉力、想像力などを磨くことができます。
最後のContribution Planning では、パッチをUpstreamへコミットする前に考慮する事項を各自がアサインされたバグについて考えてプレゼンをしました。
こ のトレーニングはBlueprintの出し方、エチケット、使用する道具、人間関係の構築、情報入手、OpenStack Foundationの運営などについてシステムを一通りよくまとめてくれているので、OpenStackにコミットを目指す開発者には役に立ちます。
私は、現在の仕事ではエンジニア職から暫く離れていましたが、みんなについていけたので満足しています。
また、今回の参加者はそれぞれOpenStackのKILOのバグが一つアサインされています。 (https://etherpad.openstack.org/p/kilo-upstream-training)
それではOpenStack Upstream Trainingの参加レポートはこれで終わりにします。
11/3から始まっている本番のサミットについても、またこちらのブログでレポートします。