MIRACLE ZBX 6.0.0-75
MIRACLE ZBX 6.0.0-75
2022/03/15
ライセンス
MIRACLE ZBX 6.0 は GNU General Public License (GPL) version 2 で提供されます。
ライセンスの全文はこちらよりご覧いただけます。
サポート環境
MIRACLE ZBX 6.0 のサポート対象環境はこちらをご参照ください。
https://www.cybertrust.co.jp/zabbix/requirements.html
Zabbixについて
MIRACLE ZBX がベースとしているソフトウェアとして Zabbix 6.0.0 を使用しています。
Zabbix の変更内容はこちらをご参照ください。
https://www.zabbix.com/rn/rn6.0.0
Zabbix 6.0 の既知の不具合についてはこちらをご参照ください。
https://www.zabbix.com/documentation/6.0/manual/installation/known_issues
PGP署名鍵について
MIRACLE ZBX 6.0 パッケージへの署名に使われるPGP鍵を新しくしました。
https://ftp.miraclelinux.com/pub/zbx/RPM-GPG-KEY-MIRACLE-4096 が新しい公開鍵です。
インストールマニュアル
MIRACLE ZBX 6.0 からインストールマニュアルを Web ページとして公開します。 以下のURLよりインストール対象ごとのマニュアルを選んでください。
https://www.miraclelinux.com/support/miracle-zbx60/zbx-support/manual-zbx60
データベースのバージョンの制約について
MIRACLE ZBX 6.0.0-75 ではサポートされるデータベースのバージョンが定められています。 詳細は以下の弊社ブログをご確認ください。
新機能
- MIRACLE ZBX 6.0.0-75 より新たに以下のパッケージを提供します。
- miracle-zbx-sql-scripts
- miracle-zbx-web-service
- MIRACLE ZBX 5.0.18-2 までに追加されたパッチを MIRACLE ZBX 6.0.0-75 へ追加しました。
- Runtime Control 機能に log_slow_queries オプションを追加しました。
これにより、LogSlowQueries の値を Runtime Control で設定できます。 - 「監視データ」->「障害」ページで障害発生時のヒストリを表示できるように修正しました。
- Eventlog の open() に失敗した場合、詳細なログを出力するよう修正しました。
- telnet 監視で 128 文字以上の出力を監視データとして扱えるよう修正しました。
- グラフを CSV で出力し、ダウンロードできる機能を追加しました。
- Windows 特有のアイテムキー eventlog_ext[] を追加しました。Windows イベントログを
『イベントログ本文』、『深刻度』、『ソース』、『イベント ID』の複合条件によって
フィルターするアイテムキーです。詳細は以下 URL をご参照ください。
https://www.cybertrust.co.jp/blog/linux-oss/system-monitoring/tech-lounge/zbx-tl-011-logfilter.html - メンテナンス期間中に復旧メッセージが送信されてしまう実装を、メンテナンス後に送信するよう修正しました。
- 数値型アイテムの追加・削除を繰り返すと TrendCache の領域でメモリリークが発生し、
設定値 TrendCacheSize のメモリ量を消費し尽くすとエラーメッセージを出力して
ZBX サーバプロセスが終了してしまう問題を修正しました。 - proc_info[] キーの第 2 引数 attribute として、プロセスのカーネル時間『ktime』と
ユーザー時間『utime』を合計した『cpu_time』を使用できるよう拡張しました。 - アイテムキーが 2048 文字を超えている場合にエラーメッセージを出力するよう修正しました。
- SNMPTrapperFile のデフォルトパスを変更しました。
- MIRACLE ZBX Web フロントエンドで標準的に表示される言語を英語から日本語へ変更しました。
- Web 監視を TLS1.2 以降に対応しました。TLS1.1 以前の Web ページは非対応となります。
- PostgreSQL 環境において、MIRACLE ZBX サーバ側のカスタムスクリプトもしくはグローバルスクリプトを
使用してアクション実行時に標準出力した場合、プロセスがクラッシュする可能性のある問題を修正しました。 - Web 監視アイテムでヒストリとトレンドの保存期間を設定できるように拡張しました。
- Linux および UNIX 用 MIRACLE ZBX の設定ファイルで syslog のファシリティを設定可能にする機能を追加しました。
- 「メンテナンス期間」において「期間のタイプ」が「毎月」のとき、月末日を指定できる機能を追加しました。
- Runtime Control から Value Cache の使用状況をリセットさせる機能を追加しました。
- Runtime Control から特定のトリガーに関するアラートを停止させる機能を追加しました。
- 存在しないパスを vm.vfs.fs.size に与えるとほかのパスのメトリクスを返す問題を修正しました。
- LDAP の設定画面で「テスト」ボタンの挙動がおかしい問題を修正しました。
- 監査ログを syslog へ転送する機能を追加しました。
- パスワードをハッシュ化するときのコストパラメータを変更できるようにしました。
- パスワードポリシーに「パスワードの再利用制限」と「パスワードの有効期間」を設定できる機能を追加しました。
- 暗号化されたパスワードの文字列を設定ファイルに使用できる機能を追加しました。
- Runtime Control 機能に log_slow_queries オプションを追加しました。
既知の不具合
- パスワードの再利用制限機能にて4以上の値を設定しても過去3回分のパスワードのみチェックされます。 この不具合は MIRACLE ZBX 6.0.1 で修正されます。