MIRACLE ZBX 6.0 独自機能一覧

MIRACLE ZBX 6.0 独自機能一覧

Webフロントエンド標準ロケールの日本語化

MIRACLE ZBX WebフロントエンドでAdmin/guestユーザの標準の言語を日本語(ja_JP)に設定しています。

グラフフォントの変更

MIRACLE ZBX Webフロントエンドのグラフで使用するフォントをDejaVuSansからNotoSansCJKへ変更しています。

ランタイムコントロールlog_slow_queriesの追加

MIRACLE ZBXサーバ/プロキシのランタイムコントロールにlog_slow_queriesを追加しています。 サーバ/プロキシサービスの再起動なしに設定項目LogSlowQueriesの値を変更できます。 設定可能な値は1から3600000です。

# zabbix_server -R log_slow_queries=5000

「障害」ページで障害発生時のヒストリを表示するオプションの追加

MIRACLE ZBX Webフロントエンドの「監視データ」->「障害」ページで、 「障害発生時のヒストリを表示」オプションを追加しました。 このオプションが有効になった場合、各障害の列に「ヒストリ ログ」が追加され 障害が発生したアイテムIDとそのヒストリログが表示されます。

Telnet監視で長いコマンドを実行したとき不要な文字が表示される問題の修正

telnet.runに長いコマンド文字列を渡して値を取得するとき、 出力に不要な文字列が含まれてしまう問題を修正しています (ZBXNEXT-6653)。

グラフをCSVとして出力する機能の追加

ノーマルグラフと積算グラフをCSVとしてダウンロードできる機能を追加しています。 グラフ右上の「CSV」リンクをクリックすることでダウンロードできます。

メジャーバージョンアップデート時にDBの更新を進めるためのオプションの追加

MIRACLE ZBXサーバ/プロキシパッケージのメジャーバージョンアップデート後に 明示的にコマンドラインで-Uオプションを渡して実行しない限り データベースのアップグレードがおこなわれないよう修正しています。

データベースのアップデートを進めるには次のように実行します。

# zabbix_server -f -U

ログを確認し、データベースのアップデートが完了したのちにあらためて systemctlコマンドからサービスを起動してください。

# systemctl start zabbix-server

イベントログ監視の拡張機能eventlog_extキーの追加

Windowsイベントログを監視するキーeventlogを拡張した eventlog_extキーを実装しています。 このキーはイベントログをグローバル正規表現をもとにフィルタできます。

また正規表現の条件式に「対象のイベントログを指定する」 「除外するイベントログを指定する」を追加しています。 この条件式によって、文字列や重要度、イベントソース、イベントIDをもとに イベントログをフィルタする正規表現を作成できます。

制限

eventlog_ext用の正規表現の条件式は正規表現の編集画面でテストできません。

メンテナンス中の障害発生/復旧通知メールの挙動変更

MIRACLE ZBXではメンテナンス中のホストで発生した障害や メンテナンス中のホストで復旧した障害の通知メールは メンテナンス期間が終了したのちに送信されるように実装を変更しています。

Windowsのproc_infoキーにcpu_timeオプションの実装

WindowsのMIRACLE ZBXエージェント/エージェント2にてproc_infoキーの第二引数に cpu_timeを指定できます。このオプションによってCPU時間を計測できます。

キーの長さが2048文字以上のアイテムはエラーとする修正の追加

MIRACLE ZBXではキーの長さが2048文字以上のアイテムをZBX_NOTSUPPORTEDエラーとし 監視できないよう実装しています。

Web監視の設定でヒストリとトレンドの保存期間をそれぞれ設定できるようになりました。

ログをSyslogに転送するときファシリティlocal0local7を選択できる機能を追加

MIRACLE ZBX サーバ/プロキシ/エージェント/エージェント2でログをSyslogへ転送するとき Syslogのファシリティをlocal0local7まで選ぶことができるようになりました。

Windowsエージェントへweb.page.*キーのサポートを追加

Windowsエージェント/エージェント2で次のキーを使ったアイテムの監視ができるようになりました。

  • web.page.get
  • web.page.perf
  • web.page.regexp

MariaDBでヒストリとトレンドのテーブルに対しパーティショニングする機能を追加

データベースにMariaDBを使用しているMIRACLE ZBXサーバにて、 以下のテーブルに対し自動でパーティショニングをする機能を追加しています。

  • history
  • history_log
  • history_str
  • history_text
  • history_uint
  • trends
  • trends_uint

メンテナンス期間の開始日に「月末」~「月末から6日前」を指定できる機能の追加

MIRACLE ZBX Webフロントエンドからメンテナンス期間の設定をおこなうさい、 期間のタイプに「毎月」を指定した場合、 日にちに-1を設定すると当月の最終日(月末)として設定されます。 同様に-2-7を設定すると 当月の月末から1~6日前までとして設定されます。

ランタイムコントロールvalue_cache_resetの追加

MIRACLE ZBXサーバのランタイムコントロールにvalue_cache_resetを追加しています。 バリューキャッシュをリセットできます。

ランタイムコントロールdiscard_alertsの追加

MIRACLE ZBXサーバのランタイムコントロールにdiscard_alertsを追加しています。 このランタイムコントロールにトリガーIDを渡して実行することで、 そのIDをもつトリガーが無効になります。 無効になったトリガーに紐づく障害はそのトリガーが有効になるまで「障害」ページに表示されません。

例としてトリガーID17656のトリガーを無効にするには次のように実行します。

# zabbix_server -R discard_alerts=17656

このコマンドを引き続き実行することで複数のトリガーを無効にできます。 3つのトリガーID 17654~17656を無効にするには次のように連続して実行します。

# zabbix_server -R discard_alerts=17654
# zabbix_server -R discard_alerts=17655
# zabbix_server -R discard_alerts=17656

なお次のようにdiscard_alertsオプションに複数の値を渡すことはできません

# zabbix_server -R discard_alerts=17654,17655,17656

また値を渡さずに実行すると、現在このランタイムコントロールを通じて無効となった トリガーIDの一覧がログに出力されます。

# zabbix_server -R discard_alerts

トリガーIDにマイナス符号を付けて実行することで無効にしたトリガーIDのアクション実行の抑制を解除できます。 ランタイムコントロールによって無効にされたトリガーID 17654のアクション実行の抑制を解除するには、 次のように実行します。

# zabbix_server -R discard_alerts=-17654

トリガーを再び有効にするにはWebフロントエンドから操作してください。

監査ログをSyslogへ転送する機能の追加

MIRACLE ZBXサーバにて監査ログをSyslogへ転送できるようになっています。 この機能を有効にするには以下の設定ファイルを編集します。 ここではSyslogのファシリティはlocal2、プライオリティはnoticeとします。 またWebサーバはApacheとします。

/etc/zabbix/zabbix_server.conf

AuditlogSyslog=1
AuditlogSyslogFacility=local2
AuditlogSyslogPriority=notice

/etc/zabbix/web/zabbix.conf.php

$AUDITLOG_SYSLOG = [
        'FACILITY' => LOG_LOCAL2,
        'PRIORITY' => LOG_NOTICE,
];

/etc/rsyslog.d/zabbix_auditlog.conf

local2.notice /var/log/zabbix/zabbix_audit.log

上記設定を追加したのちに各種サービスを再起動すると監査ログがSyslogへ転送されます。

# systemctl restart zabbix-server httpd php-fpm rsyslog

Webフロントエンドユーザのパスワードハッシュ化関数のコストを設定する機能の追加

MIRACLE ZBX Webフロントエンドのログインユーザのパスワードを内部でハッシュ化するさい、 コストパラメータの値を任意に設定可能な機能を追加しています。 設定は/etc/zabbix/web/zabbix.conf.phpで次のようにおこないます。

$BCRYPT_COST = 14;

Webフロントエンドユーザのパスワードのポリシーを設定する機能の追加

MIRACLE ZBX Webフロントエンドの管理者はログインユーザのパスワードポリシーを設定できます。

MIRACLE ZBX 6.0ではWebフロントエンドの「管理」->「認証」ページから パスワードの再利用制限回数と有効期間を設定できます。 「再利用制限」は1~9までの値を設定することで過去N回のうちに設定されたパスワードの 再設定を制限します。「有効期間」に1以上の値を設定した場合、その日数が パスワードの有効期間となります。

設定ファイル内のDBパスワードを暗号化する機能の追加

この機能はRHEL8以上のバージョンのRHEL系OSでのみ利用できます。

データベースのパスワードを暗号化してMIRACLE ZBXサーバおよびMIRACLE ZBX Webフロントエンドの設定ファイルに書くことができます。以下に例を示し ます。

暗号化されたパスワードの生成

はじめに暗号化に利用する値を生成します。

# openssl enc -aes256 -P -pbkdf2
enter aes-256-cbc encryption password: ← 鍵の暗号化パスワードを入力
Verifying - enter aes-256-cbc encryption password: ←再度入力
salt=E02C4DF2516FBE46
key=EE6B4154381A239D3E3B1470D25C306B26247EC3864FD604EBB22793A06CEF1C
iv =DDB74FFC0AB2747BFB2BF6BB0E368775
出力内容説明
salt=E02C4DF2516FBE46 使用しません
key=EE6B4154381A239D3E3B1470D25C306B26247EC3864FD604EBB22793A06CEF1C 復号に用いるです
iv =DDB74FFC0AB2747BFB2BF6BB0E368775 復号に用いる初期化ベクトルです

次に設定ファイルに書くべき暗号化されたパスワードを生成します。

# echo -n 平文のパスワード | openssl enc -aes256 -e -a -K <鍵> -iv <初期化ベクトル>
K71lagZLFO/dSxoNiD5rBg==

ここで生成されたK71lagZLFO/dSxoNiD5rBg==を平文パスワードの代わりにzabbix_server.confzabbix.conf.phpへ書きます。

復号の設定 1/3 /etc/zabbix/.db_password.key

上記で生成した値をもとに/etc/zabbix/.db_password.keyを以下の内容で作成します。

key=EE6B4154381A239D3E3B1470D25C306B26247EC3864FD604EBB22793A06CEF1C
iv=DDB74FFC0AB2747BFB2BF6BB0E368775

各パラメータと説明は次のとおりです。1行に1つのエントリを記載します。順序は問いません。 「=」の前後にスペースはつけず、「=」の右側の値はシングルクオートやダブルクオートで囲わないでください。

パラメータ説明
key 復号に使う鍵を記載します
iv 復号に使う初期化ベクトルを記載します

復号の設定 2/3 /etc/zabbix/zabbix_server.conf

/etc/zabbix/zabbix_server.confを設定します。DBPasswordには暗号化されたパスワードを、DBPasswordKeyに は「復号の設定 1/3」で作成したファイルのパスを設定します。この例では次のようになります。

DBPassword=K71lagZLFO/dSxoNiD5rBg==
DBPasswordKey=/etc/zabbix/.db_password.key

復号の設定 3/3 /etc/zabbix/web/zabbix.conf.php

/etc/zabbix/web/zabbix.conf.phpを設定します。$DB['PASSWORD']には暗号化されたパスワードを、$DB['PASSWORD_KEY']には「復号の設定 1/3」で作成したファイルのパスを設定します。この例では次のようになります。

$DB['PASSWORD'] = 'K71lagZLFO/dSxoNiD5rBg==';
$DB['PASSWORD_KEY'] = '/etc/zabbix/.db_password.key';

サービスの再起動

すべて設定したあとは各サービスを再起動します。

# systemctl restart zabbix-server php-fpm

ホスト・テンプレートに対するスナップショット機能の追加

Webフロントエンドからホストもしくはテンプレートのスナップショットを取得・復元できます。

ここではホストのスナップショットについて使い方を説明します。テンプレートのスナップショットについても同様に操作できます。

この機能を使うとホストやテンプレート設定のエクスポートおよびインポートをWebフロントエンド上で簡易的に操作し、監視の停止を伴わずに設定の保存・復元ができるようになります。

スナップショットに必要な権限

スナップショット機能はデフォルトの「Super admin role」ロールを付与したユーザーのみアクセス可能です。

スナップショットの取得

MIRACLE ZBX Webフロントエンドの「設定」→「ホスト」もしくは「テンプレート」ページの右上に「スナップショット」ボタンが新設されています。

取得したいホストをフィルターした状態で「スナップショット」ボタンを押すことでフィルター中のすべてのホストをスナップショットとして保存できます。2ページ目以降に表示されるホストも含め、フィルターにマッチするすべてのホストが対象となります。ホストをエクスポートしたものと同等の内容がスナップショットとして保存されます。

スナップショットの管理と復元

MIRACLE ZBX Webフロントエンドの「設定」→「スナップショット」→「ホスト」もしくは「テンプレート」ページが新設されています。

取得したスナップショットの一覧を確認できます。

スナップショットを削除するには、一覧ページで削除したいスナップショットのチェックボックスを選択し、表の下にある「削除」ボタンを押してください。個別のスナップショットページにある「削除」ボタンからも削除できます。

個別のスナップショットページでは、スナップショット名や説明の編集・スナップショットの復元・スナップショットに含まれるホスト一覧の確認ができます。

スナップショットを復元するには、復元したいスナップショットの個別ページで「スナップショットの復元」ボタンを押してください。復元はスナップショットとして保存されているホストをインポートしたのと同等の動作となります。

PHPのメモリ上限の調整

スナップショットを取得するさい、デフォルトのPHPメモリ割当サイズではメモリ不足になる場合があります。スナップショットの取得時に「PHPのメモリ制限の設定を確認してください」というエラーが出る場合はメモリ不足になっていないかを確認してください。メモリが不足している場合は/var/log/httpd/error_logまたは/var/log/http/ssl_error_logに次のようなエラーメッセージが記録されます。

AH01071: Got error 'PHP message: PHP Fatal error:  Allowed memory size of 〜 bytes exhausted (tried to allocate 〜 bytes) in 〜

メモリ不足でエラーになっている場合は/etc/php-fpm.d/zabbix.confファイルを編集してPHPのメモリ上限を増やしてください。

php_value[memory_limit]

設定の変更後はphp-fpmを再起動してください。

# systemctl restart php-fpm
MIRACLE ZBX サポートRSS

アップデート情報RSS

サポート関連情報RSS