MIRACLE ZBX 5.0.1-7
MIRACLE ZBX 5.0.1-7
2020/07/09
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MIRACLE ZBX 5.0 は GNU General Public License (GPL) version 2 で提供されます。
ライセンスの全文はこちらよりご覧いただけます。
https://www.fsf.org/licenses/ -
MIRACLE ZBX 5.0 のサポート対象環境はこちらをご参照ください。
https://www.miraclelinux.com/product-service/zabbix/lineup/requirements -
MIRACLE ZBX 5.0 より新たに以下のパッケージを提供します。
- miracle-zbx-agent2
- miracle-zbx-js
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MIRACLE ZBX 5.0 より Web インターフェースのパッケージとして新たに以下を提供します。
- miracle-zbx-web-apache-conf
- miracle-zbx-web-apache-conf-scl
- miracle-zbx-web-deps-scl
- miracle-zbx-web-mysql-scl
- miracle-zbx-web-pgsql-scl
MIRACLE ZBX 4.0 まで miracle-zbx-web に同梱されていたサーバソフトウェアの設定ファイルをパッケージとして切り出しました。また、RHEL7 系 OS で MIRACLE ZBX Web インターフェースを利用する場合は scl が付いたパッケージをインストールしてください。 -
MIRACLE ZBX 5.0 より Jabber のサポートを終了します。
これにより、MIRACLE ZBX サーバのインストールに iksemel パッケージが不要となります。 - MIRACLE ZBX 5.0 より SSL ライブラリとして mbedTLS に替わって OpenSSL をサポートします。
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MIRACLE ZBX がベースとしているソフトウェアとして Zabbix 5.0.1 を使用しています。
Zabbix の変更内容はこちらをご参照ください。 -
MIRACLE ZBX 4.0.21-6 までのパッチ群を移植しました。
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Runtime Control 機能に log_slow_queries オプションを追加しました。
これにより、LogSlowQueries の値を Runtime Control で設定できます。 - 「監視データ」->「障害」ページで障害発生時のヒストリを表示できるように修正しました。
- Eventlog の open() に失敗した場合、詳細なログを出力するよう修正しました。
- telnet 監視で 128 文字以上の出力を監視データとして扱えるよう修正しました。
- グラフを CSV で出力し、ダウンロードできる機能を追加しました。
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Windows 特有のアイテムキー eventlog_ext[] を追加しました。Windows イベントログを
『イベントログ本文』、『深刻度』、『ソース』、『イベント ID』の複合条件によって
フィルターするアイテムキーです。詳細は以下 URL をご参照ください。
https://www.cybertrust.co.jp/blog/linux-oss/system-monitoring/tech-lounge/zbx-tl-005-original - メンテナンス期間中に復旧メッセージが送信されてしまう実装をメンテナンス後に送信するよう修正しました。
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数値型アイテムの追加・削除を繰り返すと TrendCache の領域でメモリリークが発生し、
設定値 TrendCacheSize のメモリ量を消費尽くすとエラーメッセージを出力して
ZBX サーバプロセスが終了してしまう問題を修正しました。 -
proc_info[] キーの第 2 引数 attribute として、プロセスのカーネル時間『ktime』と
ユーザー時間『utime』を合計した『cpu_time』を使用できるよう拡張しました。 - アイテムキーが 2048 文字を超えている場合にエラーメッセージを出力するよう修正しました。
- SNMPTrapperFile のデフォルトパスを変更しました。
- MIRACLE ZBX Web フロントエンドで標準的に表示される言語を英語から日本語へ変更しました。
- アイテムの型によって "NUMBER" もしくは "TEXT" を返すマクロ {ITEM.TYPE} を追加しました。
- Web 監視を TLS1.0 以降に対応しました。SSL3.0 以前の Web ページは非対応となります。
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PostgreSQL 環境において、MIRACLE ZBX サーバ側のカスタムスクリプトもしくはグローバルスクリプトを
使用してアクション実行時に標準出力した場合、プロセスがクラッシュする可能性のある問題を修正しました。 - Web 監視アイテムでヒストリとトレンドの保存期間を設定できるように拡張しました。
- Linux および UNIX 用 MIRACLE ZBX の設定ファイルで syslog のファシリティを設定可能にする機能を追加しました。
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Runtime Control 機能に log_slow_queries オプションを追加しました。
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MIRACLE ZBX 4.0.21-6 までに存在した以下の機能は実装されていません。
これらの機能は今後のアップデートで順次追加する予定です。- 「メンテナンス期間」において「期間のタイプ」が「毎月」のとき、月末日を指定できる機能
- Runtime Control から Value Cache の使用状況をリセットさせる機能
- Runtime Control から特定のトリガーに関するアラートを停止させる機能
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Zabbix 5.0 の既知の不具合についてはこちらをご参照ください。
https://www.zabbix.com/documentation/5.0/manual/installation/known_issues - MIRACLE ZBX 5.0.1-7 の既知の不具合は以下の通りです。
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Windows 版の MIRACLE ZBX エージェント 2 は Windows サービスから起動できません。
Power Shell から zabbix_agent2.exe を直接実行してください。 - Windows 版の MIRACLE ZBX エージェント 2 は proc_info アイテムで cpu_time を取得できません。
- MIRACLE ZBX エージェント 2 は設定ファイルで syslog のファシリティを設定できません。
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言語設定が日本語の場合、 Web フロントエンドのホスト設定画面でホストのポート番号の
入力ボックスが左隣のコンテンツと被さっています。数字の入力自体は可能です。
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Windows 版の MIRACLE ZBX エージェント 2 は Windows サービスから起動できません。
詳細は以下の MIRACLE ZBX 5.0 インストールマニュアルをご参照ください。
https://www.miraclelinux.com/support/miracle-zbx50/zbx-support/manual-zbx50