SMB v1を無効にした環境で、バックアップ/リストアする
1. 概要
MSS V2は、SMB v1を無効にしたWindowsファイルサーバーをバックアップ先として利用できません。
2. 詳細
MSSは、Windowsファイルサーバーと接続する場合にCIFSファイル共有プロトコルを使用します。したがって、Windows ファイルサーバーにおいてSMB v1を無効にする(脆弱性の緩和策として「SMB 1.0 /CIFSファイル共有プロトコル」の設定を無効にする)と、MSSが、Windowsの共有フォルダをマウントできなくなります。
他方、MSS V2は、SMB v2またはSMB v3をサポートしていません。そのため、SMB v1を無効にした環境では、MSS V2は、SMB プロトコル以外のファイル共有プロトコルの使用や、マウント方式の変更が必要となります。
3. 対処方法
WindowsファイルサーバーにおいてSMB v1を無効にする場合に、MSSによるバックアップ/リストアの手順をご確認ください。
SMB プロトコルを使用したファイル共有の代わりに、NFSサーバーやUSBデバイスを利用する方法があります。以下、各々の方法と手順の概要を図示します。
- Windowsファイルサーバーの代替として、NFSサーバーにバックアップ/リストアする
図A. NFSサーバーへの代替 - バックアップイメージを複製したUSBデバイスを、リストア対象サーバーのローカルディスクとしてマウントする
図B. USBデバイスの利用
更新履歴
2017年 9月 3日 更新
2017年 5月25日 新規作成