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バックアップファイルサイズに関わる制約と、分割ファイルサイズの変更手順

1. 概要

 MSSの標準仕様では、バックアップ対象が2000MiBを越える場合に複数のファイルに分割してバックアップします。ただし、分割ファイルの個数には上限があります。そのため、分割ファイルのサイズの合計が1.2TiBを越えるシステムでは、バックアップできないリスクがあります。

 このリスクを回避する手段として、分割ファイルサイズを指定し、MSSを起動する手段について紹介します。

2. 詳細

 MSSの標準仕様では、バックアップ対象が2000MiBを越える場合に複数のファイルに分割してバックアップします。この分割ファイルの個数には上限があり、最大676個です。また、分割ファイルのサイズは2000MiBです。これらの仕様にしたがって、分割ファイルのサイズの合計は最大1.2TiB(≒ 2000MiB × 676個)となり、MSS V2の仕様では、その最大値を越えるシステムについてバックアップができないリスクがあります。

3. 対処方法

 課題と解決のアプローチの詳細について、つぎにあげるドキュメントをご確認ください。

 MSS V3では分割ファイルの最大676個の制限がなくなっています。MSS V2からMSS V3へのアップデートを推奨いたします。

更新履歴

2016年 12月 8日 MSS V3へのアップデートによる解決方法の追記
2016年  8月19日 新規作成