Amazon Linux 2023用インストールマニュアル
目次
- Amazon Linux 2023向けMIRACLE ZBX 7.0パッケージ一覧
- yumリポジトリの登録
- SELinuxの設定
- ファイアウォールの設定
- MIRACLE ZBXエージェントのインストール
- MIRACLE ZBXエージェント2のインストール
Amazon Linux 2023向けMIRACLE ZBX 7.0パッケージ一覧
パッケージ | アーキテクチャ | 説明 |
---|---|---|
miracle-zbx-agent | x86_64 | MIRACLE ZBXエージェント |
miracle-zbx-agent2 | x86_64 | 次世代型のMIRACLE ZBXエージェント |
miracle-zbx-agent2-plugin-ember-plus | x86_64 | MIRACLE ZBXエージェント2のEmber+プラグイン |
miracle-zbx-agent2-plugin-mongodb | x86_64 | MIRACLE ZBXエージェント2のMongoDBプラグイン |
miracle-zbx-agent2-plugin-mssql | x86_64 | MIRACLE ZBXエージェント2のMSSQLプラグイン |
miracle-zbx-agent2-plugin-postgresql | x86_64 | MIRACLE ZBXエージェント2のPostgreSQLプラグイン |
miracle-zbx-get | x86_64 | MIRACLE ZBXエージェントから監視データを取得するツール |
miracle-zbx-sender | x86_64 | MIRACLE ZBXサーバへ監視データを送信するツール |
miracle-zbx-selinux | x86_64 | MIRACLE ZBX用のSELinuxポリシー |
yumリポジトリの登録
MIRACLE ZBX 7.0用のyumリポジトリを登録します。
# yum install https://ftp.miraclelinux.com/zbx/7.0/miracle-zbx-release-7.0-1.noarch.rpm
SELinuxの設定
SELinuxをEnforcingモードにしたままMIRACLE ZBXサーバ/Webフロントエンド/プロキシ/エージェントを動作させるには
miracle-zbx-selinux
パッケージをインストールします。
# yum install miracle-zbx-selinux
ファイアウォールの設定
インストールするMIRACLE ZBXのコンポーネントに応じて適宜ファイアウォールを設定してください。
コンポーネント | ポート |
---|---|
MIRACLE ZBXエージェント/エージェント2 | 10050/tcp |
MIRACLE ZBXプロキシ | 10051/tcp |
MIRACLE ZBX Java ゲートウェイ | 10052/tcp |
例としてfirewalldを使用している場合にポート80/tcpへのアクセスを許可するには次のように実行します。
# firewall-cmd --permanent --add-port=80/tcp # firewall-cmd --reload
MIRACLE ZBXエージェントのインストール
パッケージをインストールします。
# yum install miracle-zbx-agent
設定ファイル/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf
を編集します。
Server
/ServerActive
/Hostname
を設定します。
Server=MIRACLE ZBXサーバのIPアドレス ServerActive=MIRACLE ZBXサーバのIPアドレス Hostname=MIRACLE ZBX Webフロントエンドのホストに登録するホスト名
サービスzabbix-agent
を起動します。
# systemctl enable --now zabbix-agent
MIRACLE ZBXエージェントがインストールされているホストにて、
SELinuxがEnforcingモードかつ
miracle-zbx-selinux
パッケージがインストールされていない場合
ログ出力をsyslogに転送する機能を利用できません。
このパッケージのインストールについては「SELinuxの設定」を参照してください。
MIRACLE ZBXエージェント2のインストール
パッケージをインストールします。
# yum install miracle-zbx-agent2
設定ファイル/etc/zabbix/zabbix_agent2.conf
を編集します。
Server
/ServerActive
/Hostname
を設定します。
Server=MIRACLE ZBXサーバのIPアドレス ServerActive=MIRACLE ZBXサーバのIPアドレス Hostname=MIRACLE ZBX Webフロントエンドのホストに登録するホスト名
サービスzabbix-agent2
を起動します。
# systemctl enable --now zabbix-agent2
MIRACLE ZBXエージェント2がインストールされているホストにて、
SELinuxがEnforcingモードかつ
miracle-zbx-selinux
パッケージがインストールされていない場合
ログ出力をsyslogに転送する機能を利用できません。
このパッケージのインストールについては「SELinuxの設定」を参照してください。
プラグインパッケージのインストール
MIRACLE ZBX 7.0.0-86
時点ではmiracle-zbx-agent2
パッケージとは別に、
Linux OS向けに以下のプラグインを提供しています。
監視にこれらのプラグインが必要な場合はプラグインパッケージをインストールしてください。
プラグイン | パッケージ名 | 初出リリース番号 |
---|---|---|
Ember+ | miracle-zbx-agent2-plugin-ember-plus | 7.0.0-86 |
MongoDB | miracle-zbx-agent2-plugin-mongodb | 7.0.0-86 |
MSSQL | miracle-zbx-agent2-plugin-mssql | 7.0.0-86 |
PostgreSQL | miracle-zbx-agent2-plugin-postgresql | 7.0.0-86 |
プラグインパッケージのインストール後はプラグインをMIRACLE ZBXエージェント2に読み込ませるために
サービスzabbix-agent2
を再起動します。
# systemctl restart zabbix-agent2