Debian 12用インストールマニュアル

目次

  1. Debian 12向けMIRACLE ZBX 6.0パッケージ一覧
  2. Debian aptリポジトリの登録
  3. ファイアウォールの設定
  4. MIRACLE ZBXエージェントのインストール
  5. MIRACLE ZBXエージェント2のインストール
    1. プラグインパッケージのインストール

Debian 12向けMIRACLE ZBX 6.0パッケージ一覧

パッケージアーキテクチャ説明
miracle-zbx-agent x86_64MIRACLE ZBXエージェント
miracle-zbx-agent2 x86_64次世代型のMIRACLE ZBXエージェント
miracle-zbx-agent2-plugin-ember-plusx86_64MIRACLE ZBXエージェント2のEmber+プラグイン
miracle-zbx-agent2-plugin-mongodb x86_64MIRACLE ZBXエージェント2のMongoDBプラグイン
miracle-zbx-agent2-plugin-mssql x86_64MIRACLE ZBXエージェント2のMSSQLプラグイン
miracle-zbx-agent2-plugin-postgresqlx86_64MIRACLE ZBXエージェント2のPostgreSQLプラグイン
miracle-zbx-get x86_64MIRACLE ZBXエージェントから監視データを取得するツール
miracle-zbx-sender x86_64MIRACLE ZBXサーバへ監視データを送信するツール

aptリポジトリの登録

MIRACLE ZBX 6.0用のaptリポジトリを登録します。

https://ftp.miraclelinux.com/pub/zbx/RPM-GPG-KEY-MIRACLE-4096 をダウンロードし/etc/apt/keyrings/miracle-zbx.gpgとして配置します。

# curl -fsSL https://ftp.miraclelinux.com/pub/zbx/RPM-GPG-KEY-MIRACLE-4096 | gpg --dearmor -o /etc/apt/keyrings/miracle-zbx.gpg

/etc/apt/sources.list.dにMIRACLE ZBXのリポジトリファイルを追加します。 以下の内容で/etc/apt/sources.list.d/miracle-zbx.listを作成します。

deb [arch=amd64 signed-by=/etc/apt/keyrings/miracle-zbx.gpg] https://ftp.miraclelinux.com/pub/zbx/6.0/debian/amd64 bookworm main

リポジトリをアップデートしMIRACLE ZBXエージェントパッケージをインストールします。

# apt update

ファイアウォールの設定

インストールするMIRACLE ZBXのコンポーネントに応じて適宜ファイアウォールを設定してください。

コンポーネントポート
MIRACLE ZBXエージェント/エージェント210050/tcp

例としてfirewalldを使用している場合にポート80/tcpへのアクセスを許可するには次のように実行します。

# firewall-cmd --permanent --add-port=80/tcp
# firewall-cmd --reload

例としてufwを使用している場合にポート80/tcpへのアクセスを許可するには次のように実行します。

# ufw allow 80

nftablesを使用している場合にポート80/tcpへのアクセスを許可するには/etc/nftables.confを次のように編集します。

#!/usr/sbin/nft -f

flush ruleset

table inet filter {
        chain input {
                type filter hook input priority filter; policy drop;
                tcp dport 22 accept
                tcp dport 80 accept
                ct state new,established accept
        }
        chain forward {
                type filter hook forward priority filter;
        }
        chain output {
                type filter hook output priority filter;
        }
}

この例では受信をすべて遮断したうえでポート80にくわえてSSH用のポート22番へのアクセスを許可しています。また新規のコネクションやすでに接続が確立されているコネクションもct stateで許可しています。

設定後にnftablesサービスを有効にして起動します。

systemctl enable --now nftables

MIRACLE ZBXエージェントのインストール

パッケージをインストールします。

# apt install miracle-zbx-agent

設定ファイル/etc/zabbix/zabbix_agentd.confを編集します。 ServerServerActiveHostnameを設定します。

Server=MIRACLE ZBXサーバのIPアドレス
ServerActive=MIRACLE ZBXサーバのIPアドレス
Hostname=MIRACLE ZBX Webフロントエンドのホストに登録するホスト名

サービスzabbix-agentを起動します。

# systemctl enable --now zabbix-agent

MIRACLE ZBXエージェント2のインストール

パッケージをインストールします。

# apt install miracle-zbx-agent2

設定ファイル/etc/zabbix/zabbix_agent2.confを編集します。 ServerServerActiveHostnameを設定します。

Server=MIRACLE ZBXサーバのIPアドレス
ServerActive=MIRACLE ZBXサーバのIPアドレス
Hostname=MIRACLE ZBX Webフロントエンドのホストに登録するホスト名

サービスzabbix-agent2を起動します。

# systemctl enable --now zabbix-agent2

プラグインパッケージのインストール

MIRACLE ZBX 6.0.10-5 時点ではmiracle-zbx-agent2パッケージとは別に、 Linux OS向けに以下のプラグインを提供しています。 監視にこれらのプラグインが必要な場合はプラグインパッケージをインストールしてください。

プラグインパッケージ名初出リリース番号
Ember+miracle-zbx-agent2-plugin-ember-plus6.0.31-2
MongoDBmiracle-zbx-agent2-plugin-mongodb6.0.6-3
MSSQLmiracle-zbx-agent2-plugin-mssql6.0.31-2
PostgreSQLmiracle-zbx-agent2-plugin-postgresql6.0.10-5

プラグインパッケージのインストール後はプラグインをMIRACLE ZBXエージェント2に読み込ませるために サービスzabbix-agent2を再起動します。

# systemctl restart zabbix-agent2
MIRACLE ZBX サポートRSS

アップデート情報RSS

サポート関連情報RSS