RHEL6系向けRPMパッケージに必要なOpenSSLのバージョンについて
RHEL6系向けRPMパッケージに必要なOpenSSLのバージョンについて
概要
弊社提供のRed Hat Enterprise Linux(RHEL)6系向けのMIRACLE ZBX 5.0 RPMパッケージにはOpenSSL 1.0.1以上が必要です。したがってお使いのRHEL6系環境にインストールされているOpenSSLが1.0.1未満の場合、パッケージをインストールできません。
対象環境
- Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6
- Red Hat Enterprise Linux 6
- CentOS 6
- Oracle Linux 6
対象パッケージ
- MIRACLE ZBX エージェント
- MIRACLE ZBX Get
- MIRACLE ZBX Sender
原因
MIRACLE ZBX 5.0がベースとしているZabbix 5.0では、ソースコードをビルドする際にバージョン1.0.1以上のOpenSSLが求められます。そのため弊社提供のRHEL6系向けRPMパッケージではOpenSSL 1.0.1以上が必要です。
バージョン1.0.1未満のOpenSSLがインストールされている環境でMIRACLE ZBXパッケージのインストールを試みたとき、以下のようなエラーが発生します。
Error: Package: miracle-zbx-agent-5.0.5-2.ML6.x86_64 (miracle-zbx) Requires: libcrypto.so.10(libcrypto.so.10)(64bit) Error: Package: miracle-zbx-agent-5.0.5-2.ML6.x86_64 (miracle-zbx) Requires: libcrypto.so.10(OPENSSL_1.0.1)(64bit) Error: Package: miracle-zbx-agent-5.0.5-2.ML6.x86_64 (miracle-zbx) Requires: libssl.so.10(libssl.so.10)(64bit) Error: Package: miracle-zbx-agent-5.0.5-2.ML6.x86_64 (miracle-zbx) Requires: libcrypto.so.10(OPENSSL_1.0.1_EC)(64bit)
このようなエラーが発生した場合、OSにインストールされているOpenSSLのバージョンを確認し、バージョンアップデート後に再度MIRACLE ZBXパッケージのインストールを試みるようお願いします。OpenSSLのバージョンを確認するには次のコマンドを実行します。
$ rpm -q openssl
OpenSSLのバージョンアップデート方法は各OS提供元へお問い合わせください。
OpenSSLのバージョンが1.0.1以上でもパッケージのインストールに失敗する場合はお手数ですが弊社サポートまでお問い合わせください。
注意事項
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、 全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が 生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。
更新履歴
2020年10月27日 新規作成