よくいただくお問い合わせと回答 (インストーラー)
本ページには「CentOS 延長サポート LITE」における「インストーラー」関連のよくいただくお問い合わせとその回答をまとめております。
■ インストーラーおよびインストール手順について
Q. どのようにインストールするのでしょうか?
A. 本サポートサービスで提供するインストーラーを実行のうえ、追加の設定変更のコマンドを実行いただきます。
インストール作業は、本サポートサービスを利用される CentOS のサーバー上で必ず一度実行いただく必要がございます。あらかじめご了承ください。
Q. インストーラーではどのような処理が実行されますか?
A. 本サポートサービスのライセンス認証、およびリポジトリサーバーからアップデートパッケージを入手するための設定を行うために利用します。
本サポートサービスを利用される CentOS のサーバー上で必ず一度実行いただく必要がございます。あらかじめご了承ください。
Q. インストーラーの実行後に必要となる追加の設定とはどのようなものですか?
A. ベータテスト用に公開されているリポジトリを無効化いただくための設定となります。
本サポートサービスのインストーラーを実行した状態では、アップデートパッケージのベータテスト用のリポジトリも有効化されております。ベータテスト用のリポジトリを有効化した場合、検出された脆弱性に対する修正を早期に入手できますが、一方でまだテスト中の状態のパッケージであり、品質面での問題が内在している可能性もあります。
このため、当社ではインストーラーの実行後に追加の設定コマンドを実行いただき、ベータテスト用リポジトリを無効化していただくことを推奨しております。
Q. インストーラーはどこから入手できますか?
A. 『CentOS 延長サポート LITE ユーザーズガイド』に掲載しております URL よりダウンロードしてください。
なお、『CentOS 延長サポート LITE ユーザーズガイド』はご契約時、およびご契約時に登録いただいた技術連絡先メールアドレス宛に送付しておりますので、ご確認くださいますようお願いいたします。
Q. インストーラーの変更履歴はありますか?
A. 恐れ入りますが提供しておりません。
このため、本サポートサービスのインストールを実施される場合は、『CentOS 延長サポート LITE ユーザーズガイド』に掲載している URL より最新のインストーラーを入手のうえインストールいただきますようお願いいたします。
Q. インストーラーの実行時間の目安を教えてください。
A. 通常 3 分程度を要します。
インストーラーでは本サポートサービスのライセンス認証サーバーへ HTTPS プロトコルを介してお客様のライセンスキーを登録のうえ、リポジトリサーバーへのアクセスに必要な設定を行っております。
Q. Proxy サーバーを利用していますが、本サービスを利用できますか?
Q. Proxy サーバー経由でインストーラーを実行する方法を教えてください。
A. はい、一般的な仕様の Proxy サーバーをご利用の場合、本サポートサービスをご利用いただけます。
インストール作業前に HTTPS_PROXY 環境変数、および /etc/yum.conf ファイルもしくは /etc/dnf/dnf.conf ファイルにお使いの PROXY サーバーの設定を追記いただくことで本サポートサービスのインストール、およびリポジトリサーバーを用いたアップデートをご利用いただけます。設定方法につきましてはお客様の環境やお使いの PROXY サーバーの仕様に依存いたしますため、恐れ入りますがお客様ご自身で事前に設定いただきますようお願いいたします。
Q. インストーラーの実行前に CentOS を最新化する必要はありますか?
A. CentOS のメジャーバージョンごとに以下の状態となっている必要があります。
- CentOS 6 では、インストーラーは対象のすべての CentOS 6 のマイナーバージョンの環境上で実行いただけます。
- CentOS 7 では、インストーラーは最新のマイナーバージョンの 7.9.2009 の CentOS の環境上で実行いただけます。
- CentOS 8 では、インストーラーは最新のマイナーバージョンの 8.5.2111 の CentOS の環境上で実行いただけます。
CentOS 7 および CentOS 8 のマイナーバージョンは、システム上の /etc/centos-release ファイルからご確認いただけます。
なお、本サポートサービスで提供するアップデートパッケージを適用いただく際には、事前にシステム全体を各 CentOS のメジャーバージョンの標準サポート終了日の状態にアップデートしていただく必要があります。
※ 2024/07/12 更新
Q. アンインストールはできますか?
A. 可能ですが、ライセンスの消費を戻すことはできません。ご注意ください。
インストーラーに “--delete” オプションを指定して実行いただくことで、インストーラーによって追加・変更した設定の削除が可能です。この場合の当社へのご連絡は不要です。
ただし、上記のオプションはお使いのサーバーから本サポートサービス向けに登録したリポジトリサーバーの設定ファイルを削除するのみであり、ライセンスキーに紐付けられたインストール可能台数の消費を戻すことはできません。
また、一度削除されたサーバーへ再度インストールする場合、ライセンスキーを 1 台分消費します。
このため、当社としては一度インストールされた場合、アンインストールされないことを推奨いたします。
Q. 本サポートサービスを利用するサーバーを変更できますか?
A. 恐れ入りますができません。
本サポートサービスのライセンスキーに紐付けられているインストール可能台数は、インストール作業の実施によって消費した場合、その記録を戻すことはできません。
このため、利用されるサーバーの変更もできません。
特に、本サポートサービスの動作検証を実施される場合は、意図せずインストール可能台数を消費しないよう、十分にご注意ください。
Q. インストーラーの実行に失敗しました。どうすればいいですか?
A. 技術サポート窓口まで発生した事象を添えてお問い合わせください。
インストーラーの実行に失敗した場合は、以下の情報採取以外での再実行はお控えください。コマンド実行時に表示されたメッセージに含まれているオプションや Usage にあるオプションなど『CentOS 延長サポート LITE ユーザーズガイド』に記載のないオプションを指定すると、意図せずライセンス数を消費してしまう可能性がございます。
お問い合わせいただく際、以下の情報を採取いただけますと調査に要するお時間を短縮できますので、ご協力をお願いいたします。
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デバッグモードでインストーラーを実行した時の操作ログ
以下の手順でインストーラーをデバッグモードで再度実行いただき、その際に生成されたログファイル (以下の例の場合 installer_fail.log ファイル) の採取をお願いいたします。# script installer_fail.log
# sh -x install-centos7-els-repo.sh --license-key <<お客様のライセンスキー>>
: ※途中省略
# yum repolist
: ※途中省略
# exit
- sosreport ファイル
採取が可能な場合は、『CentOS 延長サポート LITE ユーザーズガイド』に掲載した手順に従って sosreport ファイルの採取をお願いいたします。
Q. インストーラーはバックアップを採取しますか?
A. いいえ、バックアップの採取は行っておりません。
必要に応じて事前のバックアップの採取をお願いいたします。
また、万が一不具合が発生した場合は、切り戻しの手順等をご案内いたしますので、ご希望の場合は、『CentOS 延長サポート LITE ユーザーズガイド』に記載の調査用のログファイル等を採取のうえ、技術サポート窓口までお問い合わせください。
以上