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Asianux Corporationが、6カ国目のメンバーとしてスリランカ Enterprise Technology社の参加を発表

2010年7月5日

ミラクル・リナックス株式会社

Asianux Corporationが、6カ国目のメンバーとして
スリランカ Enterprise Technology社の参加を発表

中国のRed Flag Software社、韓国のHANCOM 社、および日本のミラクル・リナックス株式会社による合弁会社 Asianux Corporation(本社:中国・江蘇省無錫市)は本日、Asianuxコンソーシアムの新しい参加メンバーとして、スリランカのEnterprise Technology社を迎えたことを正式に発表いたします。日中韓の各社、ベトナムのVietSoftware社、タイのWTEC社に続く、6番目の加入メンバーとなります。

Enterprise Technology社は、スリランカIT業界で10年以上の経験を持つトップクラスのソフトウェア企業です。特にオープンソースの分野で、ミッションクリティカルな企業システムをLinuxに統合する事例を多数手がけてきた実績を持ちます。

オープンソースの文化はスリランカでも長年培われてきました。スリランカのオープンソース・コミュニティはApache AXIS, Synapse, the Sahana Disaster Management System and Google open source projectなど、世界的に著名なプロジェクトに貢献してきました。このような環境のもとで、今回、Enterprise Technology社がAsianuxメンバーに加入したことにより、スリランカにおけるオープンソースの普及が一層加速するものと期待されます。

Asianuxは様々なレイヤーのパートナーとたくさんの経験を蓄積してきました。ここ数年ではIntel社との密接な協業を行い、Intel社の技術的リーダーシップや省電力化への取り組みに理解を深めてきました。さらにIntel社とAsianuxは新しい製品リリースのたびにパフォーマンスの向上に努めています。最新のAsianux Server 3はIntel Xeonプロセッサー5500シリーズに完全対応し、安定した高機能OSで信頼性を高めています。このようなパートナーシップはAsianuxの拡大とともに拡張しています。


Asianux Corporation、COOの吉田淳は以下のように述べています。
「Asianuxは2008年、2009年と各メンバーの協力により大きな成果を収めました。われわれはEnterprise Technologyの6番目の加入を歓迎します。この参加はアジアにおけるAsianuxの拡大を意味し、より多くのアジアの国々が我々と一緒に素晴らしい未来を共有できることになります。」

Enterprise Technology社のDirector Kithsiri Gunasekara氏,は以下のようなコメントを表明しています。
「Enterprise Technologyはスリランカをリードするシステムインテグレーターです。最近、スリランカ最大のスリランカテレコムはAsianuxを主力OSとすることを決定しました。その決定に関してEnterprise TechnologyはスリランカテレコムがAsianuxをパートナーとして協業することを喜んでいます。通信という信頼性が問われる業務にAsianuxが採用されたことは費用対効果をあわせてAsianuxに大きな機会をもたらします。」

Intel社, open source business directorであるRam Peddibhotla氏は以下のようなコメントを寄せております。
「Intel社のゴールはすべてのソフトウェアがIntel Architectureの上で動作することです。われわれはAsianuxと緊密に技術的に高いことから新規ビジネスまでさまざまなプロダクトに取り組んでいます。多くのユーザがIntelプロセッサーの高い技術性を享受すると同時に地域の特性に応じた質の高いビジネスが展開されることを喜んでいます。」


■Asianux Corporation について

Asianuxコンソーシアムのメンバーであるミラクル・リナックス株式会社、レッドフラグ・ソフトウェア(Red Flag Software Co., Ltd.)、ハンコム (Hancom, Inc.)が、Asianuxコンソーシアムの合弁会社として2007年12月20日、中国・江蘇省無錫市にAsianux Corporationを設立。アジアのOSS(オープンソース・ソフトウェア)市場において、サーバー・プラットフォームやモバイル機器プラットフォーム、およびデスクトップ・プラットフォームに搭載されるLinux OS・ソフトウェアの開発、マーケティング、販売事業を展開します。Asianuxの共同開発は2003年12月に開始され、最新バージョンとして2007年9月にAsianux Server 3がリリースされています。中国のレッドフラッグ社、日本のミラクル・リナックス社、韓国のハンコム社、ベトナムのベトソフトウェア社、タイのWTEC社は、これまでAsianuxブランドとまったく同じ製品を開発し、中国、日本、韓国、ベトナム、タイ市場で販売してきました。Asianuxは、アジア全域の主要企業からノウハウと開発スタッフを結集しており、この開発スタッフが協力して、アジア標準のLinuxプラットフォームを構築している、まったく新しいソフトウェア協業プロジェクトです。
http://www.asianux.com/

■ミラクル・リナックス株式会社について

ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO X」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。 また、2003年12月には、「4-co(4つの共同)」をコンセプトにもつ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。また、これまで培ったサーバLinuxのノウハウを利用し、様々な分野でのLinuxの活用やオープンソースにおいて幅広く高度な技術提供を目指してまいります。


本件に関する報道お問合せ:

ミラクル・リナックス株式会社
営業本部 戦略推進グループ 江辺(えべ)、増田
 Tel: 03-6435-4563
 E-mail: press@miraclelinux.com
 http://www.miraclelinux.com/
 http://www.miraclelinux.com/asianux/

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。