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ミラクル・リナックスが、世界市場を狙ったデジタルサイネージ・プレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」を発表

2010年6月30日

ミラクル・リナックス株式会社

ミラクル・リナックスが、世界市場を狙った
デジタルサイネージ・プレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」を発表

~ OS・アプリケーション・ハードウェアのすべてのレイヤーを最適化することにより、
従来の約1/3の価格で高機能なプレイヤーを提供 ~

ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区芝、代表取締役社長:児玉 崇、以下ミラクル・リナックス)は、高機能で低価格なデジタルサイネージ・プレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION(ミラクル・ビジュアル・ステーション)」を発表いたします。

「MIRACLE VISUAL STATION」は、組み込みLinux OS「Embedded MIRACLE(エンベデッド・ミラクル)」上に独自開発した軽量ブラウザー、メディアプレイヤー、ネットワーク管理ツールなどのアプリケーションを搭載したデジタルサイネージ専用セットトップボックスです。今回、4種類5モデルの機種を2010年7月10日より受注開始いたします。「MIRACLE VISUAL STATION」を活用すると、インテル® Atom™ CPU上においても10%程度のCPU使用率でフルHD動画再生ができるため、通常はハイエンドPCを使って実現している高価なサイネージ・プレイヤー機能を、約1/3程度の価格で実現することが可能です。

デジタルサイネージ・プレイヤー製品の多くは、ハードウェア、OS、アプリケーションが異なるベンダーやチャネルから調達され、構成されています。これらの異なった集合体のレイヤー構成により、トラブルが多く発生し、その結果、開発費用が膨らみ品質の低下をもたらしています。ミラクル・リナックスは、OSレイヤーのソフトウェアだけでなく、用途に応じたアプリケーションも開発し、一貫したプラットフォームとして提供することで、お客様の導入期間短縮や導入コスト抑制、品質向上に貢献することを目指します。

また、ミラクル・リナックスは、ハードウェア・ベンダーやデジタルサイネージ・ベンダーとのアライアンスにより、「MIRACLE VISUAL STATION」および同製品を活用したサービスを提供していきます。その第一弾として、1)スタンドアロン型/小規模ネットワーク型デジタルサイネージ、2)複数拠点配信型デジタルサイネージ(ASP型/パッケージ型)の2種類を、本日より提供開始します。

さまざまな看板や情報表示媒体がデジタル化し、中・小型ディスプレイや低価格サイネージの普及が加速する中、リアルタイムな情報の見せる化を実現する広告メディアとしてデジタルサイネージが注目を集め、研究・実証実験やソリューション、サービス提供へのニーズが高まっています。ミラクル・リナックスでは、こうした市場のニーズに対応するため、Asianux Corporationや様々なベンダーとの協力のもと、日本市場だけでなく、アジア市場を中心とした海外市場でもデジタルサイネージ製品・サービスを提供していく予定です。


【MIRACLE VISUAL STATION概要】

[製品ラインアップ]
デジタルサイネージ用プレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」は4種類・5モデルのラインナップがあり、お客様の予算、用途に応じて選択いただけます。特にファンレス型のものは、外気気温が高い、埃や粉塵が多い、といった過酷な環境でも利用できることを念頭においています。

  • 「MIRACLE VISUAL STATION 120A」:インテル® Atom™ Nプロセッサ搭載のコストパフォーマンスモデル:投資を抑えた導入向け。ファンレス型。
  • 「MIRACLE VISUAL STATION DS302」:インテル® Atom™ Zシリーズプロセッサ搭載の小型高性能モデル:フルHD動画もスムーズに再生/インタラクティブなコンテンツも軽快に動作。ファンレス型。
  • 「MIRACLE VISUAL STATION 163」インテル® Core™2 Duo CPUを搭載したハイパフォーマンスモデル:よりパワフルな処理能力を持ち、リッチなサイネージコンテンツの再生に有用なモデル
  • 「MIRACLE VISUAL STATION 0810/2210H」ディスプレイ一体型モデル:ディスプレイモニタの背面にプレイヤーが付いた一体型タイプ(8.9"型/21.6"型)。簡単に設置でき、POP端末やウィンドウディスプレイとして空いたスペースや店舗の棚などに収まるタイプ。タッチパネル機能にも対応。

これらのプレイヤーはすべてミラクル・リナックスから提供されるほか、「MIRACLE VISUAL STATION 120A/163/0810/2210H」の4モデルはハードウェア提供元である株式会社ネクスコム・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:楊建興)からも販売されます。


[特徴]

  • フルHD(1080P)動画再生(CPU負荷率は10%程度)
  • 複数動画同時再生(1つのスクリーンに最大4つ)
  • Video/Audioコーデック搭載(H.264/MPEG4/MPEG2/VC-1(WMV)/AACなど)
  • Adobe® Flash®対応 /JavaScript™動作環境提供
  • 滑らかなテロップ表示
  • エフェクト効果による静止画表示
  • 自己監視/自動復旧機能
  • コンテンツ作成支援ツール(EMPopMaker)
  • Webページのコンテンツを表示可能
  • 静かで壊れにくいファンレス型を採用

[提供開始]

2010年7月10日より受注開始


[参考価格]

オープンプライス

『MIRACLE VISUAL STATION』に関する詳細は、以下サイトをご覧ください。 http://www.miraclelinux.com/embedded/digital_signage/index.html


【「MIRACLE VISUAL STATION」を活用した製品・サービス】

  1. スタンドアロン型/小規模ネットワーク型デジタルサイネージ
    • 標準装備のコンテンツ作成支援ツール「EMPopMaker」を利用することで、簡単にコンテンツの作成や再生が行えます。これにより、特別な知識がなくとも、デジタルサイネージをはじめることができます。
    • 「EMPopMaker」にはネットワーク上に存在する「MIRACLE VISIAL STATION」端末間でコンテンツをコピーする機能が備わっており、イントラネット環境下においてコンテンツを配布することができます。

  2. 複数拠点配信型デジタルサイネージ(ASP型/パッケージ型)
    • サイバーステーション株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:福永 泰男)が提供するデジタルサイネージ専用ソフトウェア「デジサイン」を「MIRACLE VISUAL STATION」と組み合わせて利用することで、複数拠点へのデジタルサイネージの配信が可能です。「デジサイン」は小規模から1,000台規模の多拠点配信が可能なソフトウェアで、初期投資を抑えてすぐにデジタルサイネージを始めることができるASP型と、コンテンツ配信システムを社内に構築できるパッケージ型が用意されています。
    • 「MIRACLE VISUAL STATION」は、「デジサイン」の枠組みにおいて、ハイエンド型デジタルサイネージ・プレイヤーという位置づけとして販売されます。

【賛同文】

今回のデジタルサイネージ・プレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」の発表に際し、以下のパートナー各社より、賛同文を頂いております。

[サイバーステーション株式会社 代表取締役社長 福永 泰男 氏]

サイバーステーションは、ミラクル・リナックスによるデジタルサイネージ市場への参入を心より歓迎いたします。これは、一つの製品及びサービスの発表に留まるものではなく、デジタルサイネージでの「ものづくり」を根底から覆すほどの画期的な出来事と心踊らせております。さらに、組み込みLinuxに実績のあるミラクル・リナックスが参入し、我々のシステムと連携することにより、業界を揺るがす技術とサービスを市場に提供できることと期待しております。どうぞ、今後の我々の活動にご注目ください

[Thunder Software Technology Co., Ltd 副総裁、プロダクト&マーケティング総裁 耿増強(Larry Geng)氏]

ThunderSoft社では、ミラクル・リナックスによるデジタルサイネージ製品の発表を歓迎いたします。高い技術力に基づき、組込みLinuxに実績のあるミラクル・リナックスがアジア市場に参入することにより、アジア市場全体におけるデジタルサイネージ事業が更なる普及、より活発になるものと期待しています。

[株式会社ネクスコム・ジャパン 営業部 セールスディレクター 浅海 友介 氏]

株式会社ネクスコム・ジャパンは、ミラクル・リナックス社のデジタルサイネージ製品の発表を心よりお喜び申し上げます。
組込みLinuxで実績の高いミラクル・リナックス社の業界参入により、さらなる活性化が図られ、Linuxをベースとした新たなサイネージのソリューションとして、多くのビジネスチャンスが生まれてくるものと確信します。
ミラクル・リナックス社のアライアンスパートナーとして協賛し、協業していくことにより、お客様のご要望に対して一層最適なサービスのご提供ができるものと確信しております。


【MIRACLE VISUAL STATION説明会詳細】

ミラクル・リナックスでは、Linuxベースのデジタルサイネージ・プレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」の説明会を随時開催し、デモを交えながら詳細をご説明します。

[MIRACLE VISUAL STATION説明会 ~第1回~]
主 催:
ミラクル・リナックス株式会社
日 時:
2010年7 月21日(水) 15:30~17:30(受付 15:00~)
場 所:
ミラクル・リナックス株式会社 5階プレゼンルーム
http://www.miraclelinux.com/corp/about/map.html
参加費:
無料
定 員:
6名(事前登録制・定員になり次第、締め切らせていただきます)
詳細・お申込み:
http://www.miraclelinux.com/corp/event_seminar/index.html


■Embedded MIRACLEについて

Embedded MIRACLEは、ミラクル・リナックスが開発・提供する組み込み用Linux OSの総称で、ミラクル・リナックスがこれまでのサーバOSや組み込み型Linuxで培った技術に加え、OS起動時のI/O待ちを短縮し、CPUの稼働率を向上させる『Fast Boot』などの最新技術を集大成したLinux OSです。
http://www.miraclelinux.com/embedded/index.html

■株式会社ネクスコム・ジャパンについて

http://www.nexcom-jp.com/

■サイバーステーション株式会社について

http://www.cyberstation.co.jp/

■ミラクル・リナックス株式会社について

ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO X」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。 また、2003年12月には、「4-co(4つの共同)」をコンセプトにもつ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。また、これまで培ったサーバLinuxのノウハウを利用し、様々な分野でのLinuxの活用やオープンソースにおいて幅広く高度な技術提供を目指してまいります。


本件に関する報道お問合せ:

ミラクル・リナックス株式会社
営業本部 戦略推進グループ 江辺(えべ)、増田
 Tel: 03-6435-4563
 E-mail: press@miraclelinux.com
 http://www.miraclelinux.com/
 http://www.miraclelinux.com/asianux/

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。