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防災・防犯の社会ニーズを捉えた「社会情報発信型の次世代自動販売機」の開発研究

2010年5月19日

社団法人 全国清涼飲料工業会
UQコミュニケーションズ株式会社
ミラクル・リナックス株式会社
株式会社ブイキューブ

防災・防犯の社会ニーズを捉えた
「社会情報発信型の次世代自動販売機」の開発研究

~ Bev-TECH展でコンセプトの解説とデモンストレーション ~

昨今、地方自治体では防災・防犯に対する情報発信・収集のニーズが高まっています。このニーズの実現を支援するため、社会インフラとして機動力のある自動販売機(自販機)の特性を活用し、さらに、デジタルサイネージの情報配信にも活用されている高速・大容量・常時接続の無線ネットワーク「WiMAX」と連動させることで、新たな社会情報発信ネットワークのインフラ構築の共同研究を進めています。5月19日から始まるBev-TECH展にて、そのコンセプトの説明と同時に、デモンストレーションと運用テストを行ないます。

社団法人 全国清涼飲料工業会(略称:全清飲)、UQコミュニケーションズ株式会社、ミラクル・リナックス株式会社、株式会社ブイキューブは、目黒区危機管理室の協力をえて、『社会情報発信型の次世代自販機』を、2010年5月19日(水)から5月21日の3日間、お台場の東京ビッグサイトで開催されるBev-TECH(飲料製造・流通システム展)会場の全清飲展示ブース内に、このモデル自販機を設置、コンセプトの説明と同時に、デモンストレーションと運用テストを行います。

現在、多くの地方自治体において、地震や台風等災害時の市民の安心・安全の確保に向けて、緊急地震速報の提供のあり方や緊急避難場所への誘導情報の配信機能の高度化等、情報提供インフラ構築が進んでいます。
また、平時の防災、防犯に関する情報収集・発信のインフラとしても、主要な道路・駅のターミナル等でライブカメラの増設も進んでいる状況です。
これらのインフラの構築を進めていく上では、高速・大容量の情報配信能力が必要になることに加え、設置場所や電源の確保、設備や配線にかかる手間やコストも、インフラ構築、拡大の現実的な課題となっています。また、リアルタイムかつ双方向の情報発信・提供を可能とするライブカメラの設置にあたっては、一般の市民の方からは、「あからさまな監視」という社会的な抵抗も課題と見られ、これらの課題は各自治体にとって、新たな情報発信・収集インフラの普及・促進の障害となっています。

このような防災・防犯に対する社会的な要請や課題を捉えて、目黒区危機管理室にもご協力いただき、機動力のある自販機の特性を巧く活用し、高速・大容量・常時接続のWiMAXネットワークを連動させることで、社会ニーズに適合させた新たな情報収発信型の次世代インフラの構築を支援する共同研究を進めています。
清涼飲料の自販機は、喉が渇いた時に、いつでも好きな飲み物を購入できる利便性により、多くの消費者の方に利用されています。また、この飲料を提供する基本的な役割に加え、全国でおよそ250万台普及している自販機は、すでに災害時の飲料提供など社会インフラとしても貢献しています。高速・大容量の情報ネットワークとの連携により、その機動力をさらに進化させ、より高度な社会インフラ構築を支援することが、この共同研究の目的です。


【デモンストレーションと運用テストの目的】

  • 社会情報発信型の次世代自販機研究の成果として、そのコンセプトを具現化したモデル自販機を展示し、動作性や視認性等、基本機能の評価を行なう。
  • 全国清涼飲料工業会/UQコミュニケーションズ/ブイキューブ/ミラクル・リナックスの共同研究に目黒区危機管理室が協力し、Bev-TECH展をテスト会場に設定し、映像や音声の情報収集を行なうと同時に、操作性や受容性の評価を行なう。

本件に関する報道お問合せ:

社団法人 全国清涼飲料工業会
越智
 Tel: 03-3270-7300
 Fax: 03-3270-7306