ミラクル・リナックスが、LinuxサーバOSの機能強化版「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」を発売
2009年9月7日
ミラクル・リナックス株式会社
ミラクル・リナックスが、LinuxサーバOSの機能強化版
「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」を発売
クラウド・コンピューティング環境におけるシステム全体の一元管理を簡単かつ安価に実現~
ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区東新橋、代表取締役社長:児玉 崇、以下ミラクル・リナックス)は、LinuxサーバOSの機能強化版「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」を、2009年9月11日より提供開始いたします。
「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」は、アジアにおける共通ブランドとして、2007年9月より日本、中国、韓国で、その後、ベトナム、タイでも提供してきました。このたび提供開始する「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」では、新たにインテル®Xeon® プロセッサー5500番台(インテル®Core™ i7)に正式対応したほか、AMD Opteron™(コードネーム"Shanghai")など対応ハードウェアを大幅に拡充しました。
また、監査ログを残す機能「Audit BASH」を加え、監査機能を強化しました。さらに、同梱のオープンソース統合監視ソフトウェア「ZABBIX」を最新版1.6.4にバージョンアップしました。このバージョンアップにより、ホストOSから仮想化されたOSのリソース使用状況、電源の状態なども監視することも可能となり、クラウド・コンピューティング環境におけるシステム全体を一元的に監視することができるようになりました。
ミラクル・リナックスでは、このように様々な機能を強化した「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」の提供により、さらに幅広い利用環境でお客様のシステム基盤構築を支援してまいります。
【「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」概要】
[主な機能強化点]
新ハードウェア対応・拡充
- インテルXeon 5500番台(インテルCore i7)正式対応
- AMD Opteron(コードネーム"Shanghai")対応
- Broadcomやインテルの新ネットワークカードに対応
- EDACドライバ*1拡充(i3000、i3200、i5000)
Auditing機能強化
監査のための操作ログを残す機能を有する「Audit BASH」を同梱します。「Audit BASH」は、ミラクル・リナックス独自開発の機能で、サポートをご利用いただく際には別途サポート契約が必要となります。
同梱「ZABBIX」のバージョンアップ
OSに同梱の「ZABBIX」をバージョン1.4.6から1.6.4にメジャーバージョンアップし、以下のような機能が強化されました。
- パフォーマンスの大幅な改善
- 障害通知の繰り返しとエスカレーション機能
- IPv6*2のサポート
- IPMI*3のサポート
- お気に入りのグラフやマップ、スクリーンを登録できるダッシュボード機能、円グラフ機能
- 新しい分散監視機能であるZABBIXプロキシ
- ODBCを利用したデータベース監視機能
- WebインターフェースからPingやIPMIコマンドの実行
*1 EDAC(Error Detection and Correction、別名Bluesmoke)ドライバ: メモリエラーの検出機能を提供するドライバ。
*2 IPV6(Internet Protocol Version 6): インターネットプロトコル の次世代版通信プロトコル。
*3 IPMI(Intelligent Platform Management Interface): SNMP(Simple Network Management Protocol)やDMI(Desktop Management Interface)などのサーバ管理ソフトウェアが、特定のハードウェアやOSに依存することなく、サーバハードウェアをモニタ可能にするための標準インターフェイス仕様。
[価格]
37,800円 (税込)から
価格に関する詳細は以下サイトをご覧ください。
http://www.miraclelinux.com/purchase/priceinfo/index.html
[提供開始]
2009年9月11日
※「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」に関する詳細は以下サイトをご覧ください。
http://www.miraclelinux.com/products/linux/axs3/index.html
[関連セミナー日程]
ミラクル・リナックスでは、ZABBIXハンズオン研修「1日で基礎から学ぶZABBIX 1.6の監視設定」を開催します。
- 日時
- 2009年9月18日 (金) 10:00~17:00 (受付 9:30~)
- 場所
- ミラクル・リナックス株式会社 5階セミナールーム
東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留 - 料金
- 52,500円 (税込)
- 詳細・お申込み
- 以下サイトからお申込みいただけます。
http://www.miraclelinux.com/corp/event_seminar/2009/0918_1.html
■Asianuxについて
Asianuxの共同開発は2003年12月に開始され、最新バージョンとして2007年9月にAsianux Server 3がリリースされています。中国のレッドフラッグ社、日本のミラクル・リナックス社、韓国のハーンソフト社、ベトナムのベトソフトウェア社は、Asianuxブランドとまったく同じ製品を開発し、中国、日本、韓国、ベトナム市場で販売しています。Asianuxは、Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)の3つの「C」をコンセプトにした、アジアからのまったく新しいソフトウェア協業プロジェクトです。Asianuxは、アジア全域の主要企業からノウハウと開発スタッフを結集しており、この開発スタッフが協力して、アジア標準のLinuxプラットフォームを構築しています。2007年12月20日、中国・無錫市にAsianux Corporationが設立されました。
■ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO X」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。また、2003年12月には、「4-co(4つの共同)」をコンセプトにもつ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。また、これまで培ったサーバLinuxのノウハウを利用し、様々な分野でのLinuxの活用やオープンソースにおいて幅広く高度な技術提供を目指してまいります。
ミラクル・リナックス株式会社
営業本部 戦略推進グループ 江辺(えべ)・増田
Tel: 03-5404-5036
E-mail: press@miraclelinux.com
http://www.miraclelinux.com/
http://www.miraclelinux.com/asianux/
*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。