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Asianuxが、Intel Atomプロセッサ搭載の次世代OS開発を表明 アジア市場向けモバイル・インターネット・デバイスの開発に貢献

2009年6月5日

Asianux Corporation
ミラクル・リナックス株式会社

Asianuxが、Intel Atomプロセッサ搭載の次世代OS開発を表明
アジア市場向けモバイル・インターネット・デバイスの開発に貢献

台北(2009年6月2日) - Linuxの主力ベンダーAsianux Corporation(本社:中国・江蘇省無錫市、)は、Intel® Atom™プロセッサ向けに最適化されたLinux「Moblin Version 2(以下Moblin v2)」の開発に参画することを発表しました。これにより、確実なインターネット接続とコンテンツ利用を一般Linux ユーザ向けにも提供可能となります。

Moblin v2は、Atom™プロセッサをサポートするオープンソース・コミュニティ、Moblin.orgの最新Linuxで、その利用範囲はモバイル・インターネット・デバイス(MID)、ネットブック、カーナビゲーション、組込みシステムに及びます。Moblin v2は、使いやすい双方向性のあるインターフェイスにより、専門的分野でのインターネット検索やソーシャルネットワークの閲覧などに適しています。

Asianux CorporationはMIDビジネスの先駆者として、2006年よりMIDに特化したOSの開発を行い、アジアや欧米各国でデバイス搭載OSの豊富な導入実績を誇ります。Asianux コンソーシアムの中核メンバーであるRed Flagは、MobilinベースのAsianux Mobile(日本での製品名称は「Embedded MIRACLE」)を、Aigo、BenQ、Gigabyte、Lenovo、SFR各社のデバイスに搭載して出荷しています。これらのMIDデバイスは、エンターテイメントからビジネスまで幅広い用途をカバーしています。

Asianux Corporationでは、次期版である「Asianux Mobile 3」において、一般ユーザの要望に応じてインターフェイスやアプリケーションをカスタマイズできる「Mobin v2」に完全対応させる予定です。2009年4月、Asianux CorporationはMIDに関連したインテルの次世代プラットフォームのためのパートナープログラムを立ち上げました。このプログラムはOEM、ODM、ISVなどのパートナーに対して、「Asianux Mobile 3」の開発過程にいちはやくアクセスいただくことを目的としています。

Asianux Corporation会長のJia Dongは次のように述べています。「インテルは継続的にLinuxの最新技術に寄与しており、Moblin v2は我々のユーザにすぐれたパフォーマンスのOSをもたらしてくれます。」

インテルは2007年6月にMoblinを立ち上げ、2009年4月にLinux Foundationに譲渡するまで主催者としてこれをリードしてきました。今後も、開発コミュニティと新しい技術の発展への貢献が期待されています。

インテルのソフトウェアサービス/システムソフトウェア部門の責任者であるDoug Fisher氏は以下のようなコメントを寄せています。「Asianux CorporationのMoblin v2への対応は、Atom MID市場にとって非常に重要です。Asianux Mobile 3のようにMoblin v2に関連した製品によって、Atom基盤のMIDを幅広く活用することが可能となるからです。」



■Asianux Corporationについて

Asianuxコンソーシアムのメンバーであるミラクル・リナックス株式会社、レッドフラグ・ソフトウェア(Red Flag Software Co., Ltd.)、ハーンソフト(Haansoft, Inc.)が、Asianuxコンソーシアムの合弁会社として2007年12月20日、中国・江蘇省無錫市にAsianux Corporationを設立。アジアのOSS(オープンソース・ソフトウェア)市場において、サーバー・プラットフォームやモバイル機器プラットフォーム、およびデスクトップ・プラットフォームに搭載されるLinux OS・ソフトウェアの開発、マーケティング、販売事業を展開します。Asianuxの共同開発は2003年12月に開始され、最新バージョンとして2007年9月にAsianux Server 3がリリースされています。中国のレッドフラッグ社、日本のミラクル・リナックス社、韓国のハーンソフト社、ベトナムのベトソフトウェア社、そしてタイのWTEC社は、Asianuxブランドとまったく同じ製品を開発し、中国、日本、韓国、ベトナム、タイ市場で販売しています。Asianuxは、アジア全域の主要企業からノウハウと開発スタッフを結集しており、この開発スタッフが協力して、アジア標準のLinuxプラットフォームを構築している、まったく新しいソフトウェア協業プロジェクトです。
http://www.asianux.com/about


■ミラクル・リナックス株式会社について

ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server3 ==MIRACLE LINUX V5」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO X」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。また、2003年12月には、「4-co(4つの共同)」をコンセプトにもつ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。また、これまで培ったサーバLinuxのノウハウを利用し、様々な分野でのLinuxの活用やオープンソースにおいて幅広く高度な技術提供を目指してまいります。


本件に関する報道お問合せ:

ミラクル・リナックス株式会社
 戦略推進本部 江辺 賢哉(えべ けんや)
 Tel: 03-5404-5036
 E-mail: press@miraclelinux.com
 http://www.miraclelinux.com/
 http://www.miraclelinux.com/asianux/

アジアナックス・コーポレーション(Asianux Corporation)
 E-mail: mktg@asianux.com
 http://www.asianux.com

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*Intel,Atom その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。