ミラクル・リナックスが、バーチャル・アプライアンス型の負荷分散システムを販売開始

ミラクル・リナックス株式会社（本社：東京都港区東新橋、代表取締役社長：児玉 崇、以下ミラクル・リナックス）は、オープンソースをベースに企業システム用に機能強化された負荷分散ソフトウェア「MIRACLE LoadBalancer」とLinuxサーバOS「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」をセットにした、バーチャル・アプライアンス型のソフトウェア「MIRACLE LoadBalancer Virtual Appliance」を、6月5日より提供開始いたします。

「MIRACLE LoadBalancer Virtual Appliance」は、「MIRACLE LoadBalancer」と「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」があらかじめセットアップされた状態で提供されます。ソフトウェアとOSのインストールが不要で、利用者はハードウェアへの簡単なファイルコピー作業を行うだけで、すぐに負荷分散のアプリケーションを利用することができます。ハードウェアを含まないバーチャルなアプライアンスであるため、ハードウェアを自由に選ぶことができ、社内に余っているサーバを利用するなど既存システムの有効活用も可能となります。

従来のアプライアンス型（ハードウェアとソフトウェアのセット）負荷分散システムでは導入や維持にかかるコストが高額であり、またソフトウェアだけの提供では導入や設定が難しいという問題がありました。ミラクル・リナックスがこのたび提供開始するバーチャル・アプライアンス型の負荷分散システムでは、従来型システムにおけるコスト面、導入面での問題を解決し、低価格かつ簡単に負荷分散システムの導入を実現します。

「MIRACLE LoadBalancer Virtual Appliance」は、ヴイエムウェア株式会社（本社：東京都港区浜松町、代表取締役社長：三木 泰雄）が4月22日に発表した最新の仮想化ソフトウェア「VMware vSphere」に対応しており、仮想化環境への負荷分散システムの新規導入が容易に行えます。また、仮想化環境では「VMware vSphere」の管理ツールも利用でき、システムの保守・管理が効率よく簡単に行えます。

ミラクル・リナックスでは、「MIRACLE LoadBalancer Virtual Appliance」の提供により、仮想化環境においてもウェブサーバー、メールサーバー、プロキシサーバーの信頼性を高めると同時に、コンピュータリソースの有効活用によるITコスト削減にも貢献してまいります。

また、ミラクル・リナックスでは「MIRACLE LoadBalancer Virtual Appliance」の発売にあわせて、下記のようにセミナーを開催いたします。

日時

2009年6月23日（火）16:00より17:30まで

場所

ミラクル・リナックス株式会社 セミナールーム
東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留 5階

セミナー詳細URL

http://www.miraclelinux.com/corp/event_seminar/2009/0623_1.html

【MIRACLE LoadBalancer Virtual Appliance 概要】

【主な特長】

• 負荷分散ソフトウェア「MIRACLE LoadBalancer」とLinuxサーバOS「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」のインストールが不要で、導入後すぐに使い始めることが可能
• ハードウェアを選択できる
• 「VMware vSphere」への対応により、仮想化環境への新規導入が容易
• 「VMware vSphere」の管理ツールを利用でき、保守・管理が容易

【提供開始】

• 2009年6月5日

【価格】

MIRACLE LoadBalancer Virtual Applianceライセンス（税込）

• 1ノード： 35万円（税込 36万7500円）
• 2ノード： 70万円（税込 73万5000円）（アクティブ/スタンバイ）

※Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5とセットで提供されます。

年間サポート料金（税込）

• 1ノード： 10万円（税込 10万5000円）
• 2ノード： 20万円（税込 21万円）（アクティブ/スタンバイ）

【製品紹介URL】

• http://www.miraclelinux.com/products/m_plus/mlb/mlv.html

■MIRACLE LoadBalancerについて

「MIRACLE LoadBalancer」は、ウェブサイトのダウン防止やスループット向上を低価格で実現する、信頼性の高い負荷分散ソフトウェアです。使い勝手の良いウェブベースの設定画面が用意されているほか、分散ノードの柔軟な追加・切り離しやセッション維持機能、多様な負荷分散パターンの提供など、企業システムに必要な豊富な負荷分散機能を誇ります。さらに、ネットワークの二重化やシステムのクラスタ構成にも利用でき、高い耐障害性を実現します。
http://www.miraclelinux.com/products/m_plus/mlb/index.html

■VMware vSphereについて

「VMware vSphere」は、VMware Infrastructureプラットフォームを基盤としており、2009年4月22日に発表されました。仮想化の導入を容易にする、OSに依存しない次世代ハイパーバイザーです。最小限の構成で、システムの本番稼動が可能なハイパーバイザーが数分以内に立ち上がり、多くのリソースを消費するアプリケーションが実行できるように拡張することが可能です。

■ミラクル・リナックス株式会社について

ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server3 ==MIRACLE LINUX V5」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO X」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。また、2003年12月には、「4-co（４つの共同）」をコンセプトにもつ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®（アジアナックス）」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。また、これまで培ったサーバLinuxのノウハウを利用し、様々な分野でのLinuxの活用やオープンソースにおいて幅広く高度な技術提供を目指してまいります。

本件に関する報道お問合せ：

ミラクル・リナックス株式会社
　戦略推進本部　江辺 賢哉（えべ けんや）
　Tel： 03-5404-5036
　E-mail： press@miraclelinux.com
　http://www.miraclelinux.com/
　http://www.miraclelinux.com/asianux/

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。