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ミラクル・リナックス、CentOSのサポートを開始

2009年1月27日

ミラクル・リナックス株式会社

ミラクル・リナックス、CentOSのサポートを開始
~コミュニティOSのビジネス利用を支援し、収益の一部をCentOSコミュニティに還元~

 ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区東新橋、代表取締役社長:児玉 崇、以下ミラクル・リナックス)は、コミュニティOSとしてビジネス利用が広がるフリーのLinuxディストリビューション「CentOS*1」のサポート・サービスを、「CentOSスタンダードサポート・サービス」として2009年3月2日より開始いたします。

 昨今では各ハードウェアメーカーから出荷されるサーバの中で、OSを搭載しないモデルの出荷割合が増えていました。これはサーバを購入したシステム・インテグレータやエンドユーザがCentOSを中心としたコミュニティOSを自らインストールするようになったためです。データセンターなど大量にサーバを利用するケースでは、OSライセンスの削減を目的にCentOSを利用するケースが増えてきており、その傾向は今後さらに加速するものと予測されています。また、数年前までのCentOSの運用・管理についてはCentOSに熟知した管理者が個人の責任範囲内で行っていましたが、現在はCentOSの利用用途が広がり、企業の基幹システムにまで浸透してきたため、運用ノウハウの不足が問題となっています。

 こうした状況を受け、ミラクル・リナックスは、過去8年間に国産Linuxディストリビュータとして蓄積してきたオープンソースに関する様々な技術とノウハウを生かし*2、CentOSの技術サポートを提供していくことを決定しました。これにより、ユーザー企業は基幹システムにも安心してCentOSを利用できるようになるとともに、IT投資におけるコスト削減も可能となりました。

 ミラクル・リナックスは、100台以上のCentOSを管理するデータセンターを主なターゲットに、初年度15件、3,200万円の「CentOSスタンダードサポート・サービス」の売上を目指します。また本サポート・サービスの収益の一部は、CentOSコミュニティに還元することを検討しています。

 ミラクル・リナックスでは、自社製品だけでなく、お客様からのご意見、ご要望を取り入れたオープンソース製品等のサポートにより、企業システムにおけるLinux環境の充実に貢献してまいります。

CentOSスタンダードサポート・サービスに関する詳細はこちらをご覧ください。
http://www.miraclelinux.com/service/support/cent_os.html


【提供開始】
2009年3月2日
【価格】
従量制: 年間30時間(月最大時間は、10時間)で210万円(税別)
追加は1時間あたり4万円(税別)

※サポート対象台数には依存しません。そのため、台数が多いほど割安になります。400台あれば、
1台あたりは約5,000円となります。
※内容により、対応可能なお問い合わせの件数は異なりますが、一般的なご質問の場合、30件程度が対応可能です。
※対応時間は、お問合わせ対応の際に行う、ログの調査や回答作成等の実質的な作業時間となります。 (メールの受付、回答に結び付かない調査に要した作業時間は、対応時間には含まれません)
対応時間の最小単位は30分となります。1件の回答作成には最低30分を要します。

【サービス提供条件】

サービス対象ソフトウェア CentOS
バージョン 4.x/5.x
アーキテクチャ IA32/x86_64
有効期間 1年間
お問い合わせ受付時間 平日 9時~12時、13時~18時(土日祝祭日、弊社指定休業日を除く)
お問い合わせ対応時間 30時間/1年 [1ヶ月10時間迄]
問い合わせ方法 Eメール/電話/ファックス
サービス対象システム(台数) 無制限

*1 CentOS:Red Hat Enterprise Linuxとの完全互換を目指したフリーのLinuxディストリビューション。有志のボランティアがプロジェクトを立ち上げたことから、その名称は「コミュニティベースで開発された、エンタープライズクラスのオペレーティングシステム」(Community ENTerprise Operating System)に由来します。
*2 ミラクル・リナックスの技術力、サポート力については2月10日(火)に開催される「MIRACLE TECHNOLOGY DAY 2009冬」で紹介します。詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.miraclelinux.com/corp/event_seminar/2009/techday_winter.html


■ミラクル・リナックス株式会社について
 ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server3 ==MIRACLE LINUX V5」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO X」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。また、2003年12月には、「4-co(4つの共同)」をコンセプトにもつ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。
2008年7月1日より「第二の創業」を目指して新経営体制に移行し、Linuxだけでなくオープンソースにおいても幅広く高度な技術提供を目指してまいります。
http://www.miraclelinux.com/


本件に関する報道お問合せ:

ミラクル・リナックス株式会社
 戦略推進本部 江辺 賢哉(えべ けんや)
 Tel: 03-5404-5036
 E-mail: press@miraclelinux.com
 http://www.miraclelinux.com/
 http://www.miraclelinux.com/asianux/

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。