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ミラクル・リナックス、Oracle Databaseバックアップを低コストかつ高い信頼性で 実現する「MIRACLE StandbyDB X」を提供

2008年8月19日
ミラクル・リナックス株式会社

ミラクル・リナックス、Oracle Databaseバックアップを低コストかつ高い信頼性で実現する「MIRACLE StandbyDB X」を提供
~ 災害やシステム障害時のディザスタ・リカバリにも対応 ~

ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区東新橋、代表取締役社長:児玉 崇、以下ミラクル・リナックス)は、Oracle Databaseのバックアップを安価、かつ手軽に行える「MIRACLE StandbyDB X」を製品化し、2008年9月9日より提供開始することを発表いたします。

「MIRACLE StandbyDB X」は、従来、株式会社ワイ・ディ・シー(本社:東京都府中市、代表取締役社長:宮坂 博)がコンサルティング・サービスとして提供してきたものです。このたび、Oracle Database技術に強みを持つミラクル・リナックスが同機能を製品化することにより、Oracle Database環境におけるビジネス継続がさらに容易に、かつ低価格で実現され、災害やシステム障害時のビジネス機会喪失を最小限に抑えることが可能となりました。

従来のOracle Databaseバックアップは、ハードウェアを二重化してもRAIDコントローラー*1の障害が回避できない、テープバックアップを実施してもデータの許容遡及時点*2が前に戻りすぎる、という問題がありました。「MIRACLE StandbyDB X」はこうした問題を解決するため、次のような機能を提供します。

【「MIRACLE StandbyDB X」の主な機能】

1) プライマリ・データベースの複製をスタンバイ・データベースとして作成することで、数分間のサービス停止を行い、数分前のデータに遡及することで被害を最小限にとどめることができます。

2) Oracle Database Standard Edition、 Oracle Database Standard Edition Oneで実現可能であるため、構成によっては、バックアップ・ソフトやテープ装置でバックアップするよりもコストが安価に抑えることができます。

3) 本番のアーカイブログをスタンバイ・データベースに適用する仕組みなので、本番システムでの負荷は、アーカイブログのファイル転送負荷のみです。また、スタンバイ・データベースを遠隔地に設置することで、ディダスタ・リカバリとしても応用することが可能です。


「MIRACLE StandbyDB X」は、基本ライセンスが60万円、構築費用85万円、年間サポート15万円(RACオプションなどは別費用)という価格体系で、年間100本の販売を目標とします。対象は、Oracle8i以上を利用するLinuxユーザです。

ミラクル・リナックスではこの「MIRACLE StandbyDB X」を皮切りに、バックアップ・ソフトウェア「NetVault Backup」、および冗長化構成で高い耐障害性を実現する「MIRACLE LOADBALANCER」の各製品を「MIRACLE PLUS+」シリーズと名付けて10月までに続けてリリースする予定です。既存の「MIRACLE CLUSTERPRO X」「MIRACLE FailSafe」に「MIRACLE StandbyDB X」をはじめとする上記新製品を加えることで、製品販売、サポート・サービス、コンサルティング・サービスをトータル高可用性ソリューションとして、ワンストップで提供してまいります。

なお、2008年8月27日(水)に開催する技術者向けカンファレンス『MIRACLE TECHNOLOGY DAY 2008夏』において、「MIRACLE StandbyDB X」についてご紹介する予定です。
http://www.miraclelinux.com/techday.html


【MIRACLE StandbyDB X 価格】

・基本ライセンス:60万円
・構築費用:85万円
・年間サポート:15万円(RACオプションなどは別費用)

【提供開始】

2008年9月9日
MIRACLE StandbyDB Xに関する詳細はこちらをご覧ください。

http://www.miraclelinux.com/products/m_plus/msdx/index.html

*1 RAIDコントローラー:RAID(複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用する技術)を実装する装置
*2 データの許容遡及時点:目標復旧時点とも言われ、業務中断時点を起点として、遡ってどの程度直前の状態まで戻す必要があるかを示した指標


■ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバー関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバー OS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server 3」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO X」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。
また、2003年12月には、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」をコンセプトにもつ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。
2008年7月1日より「第二の創業」を目指して新経営体制に移行し、Linuxだけでなくオープンソースにおいても幅広く高度な技術提供を目指してまいります。
http://www.miraclelinux.com/

本件に関する報道お問合せ:

ミラクル・リナックス株式会社
 戦略推進本部 井丸 伸宏(いまる のぶひろ)
 Tel:03-5404-5038
 E-mail:press@miraclelinux.com
 http://www.miraclelinux.com/
 http://www.miraclelinux.com/asianux/

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。