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Asianux Server 3が、商用で最上位レベルとなるEAL4のセキュリティ認証を取得

2008年5月27日
ミラクル・リナックス株式会社

Asianux Server 3が、商用で最上位レベルとなるEAL4のセキュリティ認証を取得
~ 情報基盤強化税制の対象となる国際セキュリティ評価基準の認証取得により、
Asianux Server 3導入企業のコスト削減に貢献 ~

ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区東新橋、代表取締役社長 佐藤 武、以下ミラクル・リナックス)は、 Linux OS「Asianux Server 3」が2008年4月30日付けで、国際セキュリティ評価基準「ISO/IEC 15408 情報技術セキュリティ評価基準*1(以下、ISO/IEC 15408)」において、商用では最上位レベルとなるEAL4の認証を取得したことを発表します。

EAL(Evaluation Assurance Level:評価保証レベル)は、製品の開発過程から機能まで、セキュリティの観点から7段階でレベルをつけたもので、EAL4は商用目的としては最上位レベルの基準を満たします。このたびのEAL4の認証取得は、韓国の国際的審査機関であるITセキュリティ認証センターにおいて、「Asianux Server 3」および同製品にバンドルされている韓国製セキュリティ製品「RedCastle v3」の組み合わせで審査が行われ、セキュリティ面において外部からの攻撃に耐えうる、優れた堅牢性を保持していることを高く評価された結果となります。

また「ISO/IEC 15408」認証取得済みの「Asianux Server 3」がインストールされたサーバ機器に対しては、経済産業省が推進する情報基盤強化税制*2によって減税が適用されるため、ユーザー企業は「Asianux Server 3」の採用によってコストを削減することができ、さらに安心して利用いただくことが可能となります。

このたびの「ISO/IEC 15408」EAL4認証取得により、「Asianux Server 3」はアジアだけでなく世界各国で通用するOSとして高く評価されることになり、今後は国際的プロジェクトなどへの参画の機会が増加すると見込まれます。

詳細はhttp://www.miraclelinux.com/products/linux/iso.htmlをご覧ください。


【用語解説】

*1 「ISO/IEC 15408 情報技術セキュリティ評価基準」とは:

情報技術セキュリティの観点から、情報技術に関連した製品やシステムが適切に設計され、その設計が正しく実装されているかどうかを評価するためのセキュリティ評価基準です。欧米6ヶ国7機関で構成されるCCプロジェクトによって開発された共通基準(CC:Common Criteria)が基になっています。1999年6月にISO/IEC規格として承認され、2000年7月にはJIS X 5070として制定されました。この規格によって、IT関連製品のセキュリティ機能は、様々な視点から系統的に評価できるようになりました。日本の情報処理ベンダーもこの規格に積極的に参画し、認証の取得によって安全性の高い製品やシステムの提供を推進しています。また「ISO/IEC 15408」の認証取得製品は、経済産業省が推進する情報基盤強化税制の対象にもなっており、国内の企業における「ISO/IEC 15408」認証の取得に拍車がかかっています。

*2 「情報基盤強化税制」とは:

高度な情報セキュリティが確保された情報システム投資を促進し、情報基盤を強化するために、個人事業者または法人が平成18年4月1日から平成22年3月31日までの間に、特定の対象設備の取得などにより、国内にある個人事業者または法人の営む事業に利用した場合に、特別償却または税額控除を認めるものです。 http://www.ipa.go.jp/security/tax/index.html



■ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバー関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバー OS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server 3」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO X」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。
また、2003年12月には、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」をコンセプトにもつ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。
http://www.miraclelinux.com/

■Asianuxについて
Asianuxの共同開発は2003年12月に開始され、最新バージョンとして2007年9月にAsianux Server 3がリリースされています。中国のレッドフラッグ社、日本のミラクル・リナックス社、韓国のハーンソフト社、ベトナムのベトソフトウェア社は、Asianuxブランドとまったく同じ製品を開発し、中国、日本、韓国、ベトナム市場で販売しています。Asianuxは、Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)の3つの「C」をコンセプトにした、アジアからのまったく新しいソフトウェア協業プロジェクトです。Asianuxは、アジア全域の主要企業からノウハウと開発スタッフを結集しており、この開発スタッフが協力して、アジア標準のLinuxプラットフォームを構築しています。2007年12月20日、中国・無錫市にAsianux Corporationが設立されました。

本件に関する報道お問合せ:

ミラクル・リナックス株式会社
 広報担当  中野 正彦
 Tel:03-5404-5041
 E-mail:mktg@miraclelinux.com
 http://www.miraclelinux.com/

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。