ミラクル・リナックスが、モバイル・インターネット・デバイス対応OS「Asianux® Mobile Midinux™」の開発者キットを提供

ミラクル・リナックス株式会社（本社：東京都港区東新橋、代表取締役社長 佐藤 武、以下ミラクル・リナックス）は新たなLinux OS「Asianux Mobile Midinux（アジアナックス・モバイル ミディナックス）」の開発者キットを、国内ハードウェアベンダーおよびISV向けに2008年6月より提供開始いたします。

「Asianux Mobile Midinux」は、Asianux コンソーシアムがインテル　コーポレーションの協力を受けて2005年12月から開発に着手した、モバイル・インターネット・デバイス（MID）用のLinux OSです。インテルCentrino Atomプロセッサー・テクノロジーに対応しており、2007年10月15日に台北で開催されたインテル・デベロッパー・フォーラムで発表されました。

韓国、中国においては、すでに複数のハードウェアベンダーによる「Asianux Mobile Midinux」および「Centrino Atomプロセッサー・テクノロジー」の採用が決定しており、2008年第二四半期以降、順次出荷される予定です。

本日、インテル株式会社よりMID市場向けプラットフォーム「Centrino Atomプロセッサー・テクノロジー」の出荷開始が発表されたことを受け、ミラクル・リナックスでは国内における本格的なMID市場普及に向け、「Asianux Mobile Midinux」の開発者キットを提供開始します。2009年第一四半期より順次、「Centrino Atomプロセッサー・テクノロジー」とともに各種MIDハードウェアに搭載され、市場に展開される予定です。

Linux OSは、そのオープン性やカスタマイズの容易さから、すぐれた消費電力管理と性能チューニング、即時応答性、メモリー使用量の低減、コストの抑制などを実現し、MIDに最適なOSといえます。このたびインテル社より提供される低消費電力テクノロジーとミラクル・リナックスが持つ高性能・高信頼性を兼ね備えたLinux テクノロジーを組み合わせることにより、ユーザーのニーズに応じたMID環境を提供することができます。

ミラクル・リナックスは、インテル社の協力企業として、Asianuxコンソーシアムのメンバーである中国・韓国・ベトナムの各パートナー企業と連携し、日本をはじめとするアジア太平洋地域のMID普及に努めてまいります。

インテル株式会社　事業開発本部長の宗像義恵氏は、本発表に際し「インテルは、Asianux Mobile Midinuxの提供開始を歓迎します。インテルCentrino Atomプロセッサー・テクノロジー搭載モバイル・インターネット端末は、ユーザーに上質のインターネット環境を提供します。」と述べられています。