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Asianux コンソーシアム、Asianux製品群を拡大、モバイル・インターネット・デバイス(MID)対応OS出荷を発表

2007年10月15日
ミラクル・リナックス株式会社
Red Flag Software Co., Ltd.
Haansoft, Inc.
VietSoftware, Inc.

Asianux コンソーシアム、Asianux製品群を拡大、
    モバイル・インターネット・デバイス(MID)対応OS出荷を発表

インテル・デベロッパー・フォーラム 台北 (2007年10月15日) ― ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区東新橋、代表取締役社長 佐藤 武、以下ミラクル・リナックス)と中国のレッドフラッグ(Red Flag Software Co., Ltd. 本社:北京 社長兼CEO:Jia Dong、以下レッドフラグ)、および韓国のハーンソフト(Haansoft, Inc. 本社:ソウル 社長兼CEO:Jong-Jin,Baek、以下ハーンソフト)からなる、Asianux コンソーシアムは本日、新たなLinux OSラインアップである「Asianux Mobile Midinux Edition」を2008年1月に出荷することを発表いたしました。

「Asianux Mobile Midinux Edition」の提供により、サーバからモバイル・インターネット・デバイス(MID: Mobile Internet Device)へと製品群を拡大します。Asianux コンソーシアムは、モバイル・インターネット・デバイス(MID)向けLinuxソリューションの最適化でインテルと協力しています。

レッドフラグは、MID向けLinux OSをインテルと共同開発することになった最初のOSベンダーで、2007年6月のComputexにて、最初のMID Linux製品 「Midinux 1.0」を発表しました。これまでに、主要なOEMメーカーやODMメーカーが数社、「Midinux」を自社のMID製品に採用することを決定しています。「Asianux Mobile Midinux Edition」は、Midinuxをベースにして、インテルベースのモバイル・インターネット・デバイス向けに最適化が行われています。

「Asianux Mobile Midinux Edition」は、レッドフラグによる「Midinux」の実績をもとに、韓国ではハーンソフトが、日本ではミラクル・リナックスが、それぞれ販売活動を行う予定です。Asianuxコンソーシアムは、「Asianux Mobile Midinux Edition」がますます多くのMID向けアプリケーションのプラットフォームとなるものと期待しています。

Asianuxコンソーシアムは、北京に研究開発センターを設立しているほか、ソウルと東京にサポートセンターを設立しています。また台湾のお客様に技術サポートを提供するために台北支部の設立も計画しています。こうしたAsianux独自のカスタマーサポートモデルにより、各国のお客様に、確実なカスタマイゼーションとアフターサービスを提供いたします。Asianuxコンソーシアムは、世界有数のPC/コンシューマ・エレクトロニクス製品ベンダー数社と「Asianux Mobile Midinux Edition」 に関して協力関係にあります。Asianuxコンソーシアムは、4か国、世界の人口の25%をカバーしています。

日本のミラクル・リナックスの代表取締役社長である佐藤 武は、このたびの「Asianux Mobile Midinux Edition」発表について次のように述べています。
「日本において次世代のモバイルブロードバンドの通信技術としてWiMAXが注目されています。WiMAXのサービスインとともにお客様の様々なニーズを捉えたMIDの普及が加速すると予想されます。当社は、MIDの心臓部であるオペレーティングシステムとしてAsianux Mobile Midinux Editionを提供することにより、MIDの普及に積極的に貢献してまいります。Asianuxは、Asianux Mobile Midinux Editionの市場への参入により、これまでのサーバ用LinuxからMID用Linuxまで幅広いレンジをカバーする総合的なLinuxディストリビューションに成長していきます。

中国のレッドフラッグの社長 兼CEOであるJia Dong は次のように述べています。
「MIDは、コンシューマ市場向けのエキサイティングな新製品です。当社は2年以上にわたってインテルと共同作業を行い、この分野に向けて最適なMidinux OSを開発いたしました。現在、Asianuxコンソーシアムのメンバー3社との協業により、Asianux Mobileは、アジア太平洋地域における強力な技術サポートを提供し、Midinuxビジネスを拡大していきます。」

韓国のハーンソフト社長 兼 CEOであるJ.J. Baekは次のように述べています。
「レッドフラグおよびミラクル・リナックスとともに、モバイル・インターネット・デバイス向けに最適化されたLinux OSを提供することに携わることを喜ばしく思います。Asianux Mobile Midinuxが韓国のさまざまなMID顧客に採用されるように推進し、ソフトウェア・ベンダーと協力してLinuxコンピテンシーを確立する所存です。」

米インテル コーポレーション ウルトラ・モビリティー事業部グローバル・エコシステム・プログラム担当ディレクターのパンカジ・ケディアは次のように述べています。
「Linux OSは、モバイル・インターネット・デバイスに求められる消費電力、性能、応答性、メモリ使用量、コストに関するお客様の要求に応える最適なOSです。Asianux コンソーシアムが、アジア太平洋地域、そして世界規模でお客様を支援するために、そのビジネス・モデルを拡大することを歓迎いたします。インテルの低消費電力テクノロジーは、moblin準拠のAsianux OSやソフトウェアと組み合わせて利用することにより、お客様のニーズに応えることができます。」


アジアナックス(Asianux®)について
「Asianux®」は、「Common(共通)」、「Collaboration(協調)」、「Contribution(貢献)」のコンセプトをもとに、アジアから発信する全く新しいソフトウェア・ビジネス・プロジェクトです。アジアを代表するLinux企業からノウハウと開発スタッフを集結した 「Asianux®」では、アジア市場に最適化され、顧客満足度の高い「Linuxディストリビューション」を共同開発しながらアジア標準Linuxの確立を目指します。

ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server 3」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO X」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。 また、2004年1月には、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」 をコンセプトにもつ、ア ジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。

レッドフラグ社(Red Flag Software Co., Ltd.)について
2000年6月に設立以来、 レッドフラグは、150人以上の従業員を雇用するアジア最大規模のLinux企業になるべく、急速に、かつ確実に成長しています。本社を北京に、そして広州と上海に子会社を置くことで、基礎のしっかりした販売ルートとサービスネットワークを全国的に展開します。製品の種類には、 高性能LinuxサーバOSやクラスタシステム、デスクトップOS、組み込み式OS、テクニカルサービスやトレーニングがあります。レッドフラグ Linuxは、政府やチャイナポスト、教育、電気通信、金融、保険、運輸、電力、物流、メディア、製造業といった、多くの産業に採用されています。

ハーンソフト社(Haansoft,Inc.)について
国家の象徴として認識されるハーンソフトは、韓国を代表するソフトウェア企業であり、ワードプロセッサー市場で圧倒的な成功を治めた企業として有名です。1990年設立以来、ワードプロセッサー「Hangul」 は1000万枚以上も売り上げ、さらに2004年に開発された「Hancom Office」は、韓国内のオフィスパッケージ市場におけるマイクロソフトの勢力に対抗しています。ハーンソフトはKOSDAQに上場しています。 Linux分野において、AsianuxやHaansoft Linux OS、韓国市場向けHancom Office、海外向けThinkfree Office、グループウェア向けWorkdeskといった様々なリナックスソリューションを開発しています。ハーンソフトは、韓国の公共セクターで 90%のシェアを誇るLinux業界のリーディングカンパニーです。現在、様々なオープンソースソフトウェア製品の拡販に努めています。

ベトソフトウェア(VietSoftware Inc.)について
べトソフトウェアは、外資系企業向けの国際的なアウトソーシングならびにベトナム市場向けのソフトウェア開発を事業とするソフトウェア企業として、2000年3月に設立されました。2004年以来、同社は250人の従業員を有する情報テクノロジの企業グループとして編成され、情報テクノロジのほとんどの主要な分野で操業(ソフトウェア開発とサービスのべトソフトウェア、ソフトウェアアウトソーシングおよびBPOのべトソフトウェアインターナショナル、ソフトウェアおよびITトレーニングのAlliant、CAD/CAM/CAEのViettech、インターネットビジネスと電子商取引のCyberVietnam、オンライン決済テクノロジのMobizCom)を行っています。最近、同企業グループはVSI Corporationの名の下にIT企業グループとして再編されました。ベトソフトウェアは、VSI Corporation傘下の企業です。

本件に関する報道お問合せ:

ミラクル・リナックス株式会社
 カスタマーサービス本部 児玉 崇
 Tel:03-5404-5050 Fax : 03-5404-5051
 E-mail:mktg@miraclelinux.com
 http://www.miraclelinux.com/
 http://www.miraclelinux.com/asianux/

レッドフラグ(Red Flag Software Co., Ltd.)
 Larry Geng
 Tel :86-10-8265-6655 Fax :86-10-8265-8096
 E-mail :redflag@asianux.com
 http://www.redflag-linux.com

ハーンソフト(Haansoft,Inc.)
 Jaykay Kim
 Tel:82-2-3424-3168 Fax : 82-2-3424-5990
 E-mail : haansoft@asianux.com
 http://www.haansoft.com
 http://www.haansoftlinux.com

アジアナックス・コンソーシアム(Asianux Consortium)
 E-mail: mktg@asianux.com
 http://www.asianux.com

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。