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NECとミラクル・リナックス、高可用性クラスタ製品の最新版「MIRACLE CLUSTERPRO X」を発売― 異なるプラットフォームでの統合管理機能やディザスタリカバリ機能を新たに提供 ―

2007年9月3日
ミラクル・リナックス株式会社
日本電気株式会社

NECとミラクル・リナックス、高可用性クラスタ製品の
      最新版「MIRACLE CLUSTERPRO X」を発売
   ~異なるプラットフォームでの統合管理機能や
              ディザスタリカバリ機能を新たに提供~

ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区東新橋 代表取締役社長:佐藤 武、以下 ミラクル・リナックス)と日本電気株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:矢野薫、以下 NEC)」は、これまで高可用性(High Availability、以下HA)クラスタ・ソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO」を販売してまいりましたが、このたび異なるプラットフォームでの統合管理機能やディザスタリカバリ機能などを追加した最新版「MIRACLE CLUSTERPRO X(ミラクル クラスタプロ エックス)」を、本年9月18日より出荷開始することにいたしました。

新製品は、サーバに障害が発生した場合に、正常稼動しているサーバに処理を自動的に切り替えるフェイルオーバー機能を利用することにより、データベース・サーバやWEBサーバなどの可用性・拡張性を高めたシステム構築を実現します。当製品は、NEC製「CLUSTERPRO」の最新版「CLUSTERPRO X 1.0」とミラクル・リナックスのOracleデータベースとの親和性の高いOS「MIRACLE LINUX V4.0」、「Asianux Server 3(アジアナックス サーバ スリー)」いずれかをバンドルした製品を用意しております。(Asianux Server 3バンドル製品は10月18日出荷予定です。)

製品の価格は、いずれも60万円(税別)で、「MIRACLE LINUX V4.0」または「Asianux Server 3」の2ノードと「CLUSTERPRO X」の2CPU分のライセンスが含まれています。このほか、オプションとしてデータベース監視、インターネットサーバ監視、ファイルサーバ監視、およびアプリケーションサーバ監視機能を提供します。

両社は、最新のHAクラスタソリューションの提供により、さらに信頼性の高いクラスタシステム構築を支援し、24時間 365日連続したサービスの提供で市場のニーズに応えてまいります。


CLUSTERPRO X製品概要

■システム障害の検知機能とフェイルオーバー機能
CLUSTERPROの基本機能は、クラスタシステムを構成するハードウェア、OS、アプリケーションの状況・状態を監視します。障害を検知した場合には、業務アプリケーションに必要となる各種リソース(IPアドレス、データ、アプリケーション)を待機系サーバに引継ぎ、ダウンタイムを最小限にとどめます。そのため、クライアントは接続先のサーバが切り替わったことを意識せずに業務を継続します。
■CLUSTERPRO Xの種類
MIRACLE CLUSTERPRO Xには、現用系ノードと待機系ノード間のデータ共有方法の違いにより、2種類のクラスタ構成を構築できます。個々の機能を比較し、実行するべき導入コストとシステム規模/パフォーマンスの観点から、構築するクラスタシステムに最適な製品を選択することができます。
  1. 共有ディスクを使用:MIRACLE CLUSTERPRO X
  2. データミラーを使用:MIRACLE CLUSTERPRO X + Replicatorオプション

製品に関する詳細はhttp://www.miraclelinux.com/products/etc/clusterpro/をご覧下さい。

■価格
  60万円(税別)
  同梱されるコンポーネント:   「MIRACLE LINUX V4.0」2ノードまたは「Asianux Server 3」2ノード
  「CLUSTERPRO X」の2CPU分のライセンス

「MIRACLE CLUSTERPRO X」について
止まらないシステムを構築するためのクラスタソリューション・パッケージです。万一サーバに障害が発生した場合には、正常稼動しているサーバに処理を自動的に切り替えるフェイルオーバー機能を利用することによって、データベース・サーバやWEBサーバなどの可用性・拡張性を高めたシステム構築が実現できます。さらに、データベース・サーバ OS として実績の高い「MIRACLE LINUX / Asianux」をベースにしているため、より信頼性が高いデータベース連携のクラスタシステムが構築できます。これにより、24時間 365日連続したサービスを提供することが可能となります。

「Asianux Server 3」について
Asianuxは、2004年1月、ミラクル・リナックスと中国のレッドフラグ両社の共同リナックス開発プロジェクトとしてスタート、2004年8月に最初のバージョンである「Asianux 1.0」(日本市場では「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」として提供)を出荷、同年10月に韓国のハーンソフトが参加し日中韓の3ヶ国の共同プロジェクトとなりました。2005年8月に信頼性、可用性、保守性を強化した「Asianux 2.0」(日本市場では「MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside」として提供)を出荷開始して以来、日中韓の行政府をはじめ幅広い分野の企業ユーザで導入されています。2007年9月18日より、各国が提供しているリナックスの製品名を「Asianux®(アジアナックス)」に統一し、次期バージョンの「Asianux Server 3(アジアナックス サーバ スリー)」から、アジアにおける共通ブランドとして提供します。

ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX / Asianux」の開発および販売、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。
また、2004年1月には、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」 をコンセプトにもつ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでいます。

本件に関する報道お問合せ:

ミラクル・リナックス株式会社
 カスタマーサービス本部 中野 正彦
 Tel:03-5404-5041
 E-mail:mktg@miraclelinux.com

日本電気株式会社
 コーポレートコミュニケーション部 戸田 清一郎
 Tel:03-3798-6511
 E-mail:s-toda@cj.jp.nec.com

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。