ミラクル・リナックス、オープンソース・データベースからOracleデータベースへの移行支援サービスを提供開始― 登録記事1億件を超えるブログ検索エンジン「アクセラナビ」が移行、複数のデータベースをサーバ統合し、運用コストを削減 ―
2006年2月16日
ミラクル・リナックス株式会社
ミラクル・リナックス、オープンソース・データベースからOracleデータベースへの移行支援サービスを提供開始
― 登録記事1億件を超えるブログ検索エンジン「アクセラナビ」が移行、複数のデータベースをサーバ統合し、運用コストを削減 ―
ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区東新橋、代表取締役社長 佐藤 武、以下ミラクル・リナックス)は、オープンソース・データベース(「MySQL」「PostgreSQL」)からOracleデータベースへの移行を検討している顧客を対象に、円滑な移行を支援するコンサルティングサービスを提供することを本日発表いたします。
最近、LAMP(Linux、Apache、MySQLまたはPostgreSQL、PHP)に代表される幅広いオープンソース・ソフトウェアによる小規模システムを構築している顧客、または導入を検討している顧客の方々が、初期導入コストの削減だけではなく、ビジネスの成功に伴うシステムの拡張性を考慮したシステム開発・IT投資を行うことを望んでいます。特に、顧客がシステムの拡張や移行を前提に正しくデータベースやアプリケーションを設計せずにシステムを構築した場合、実際のOracleデータベースへの移行時に想定外の移行コストが発生することが予想されます。
このような状況を解決する策として、ミラクル・リナックスでは将来のシステム拡張を視野に入れ、オープンソース・データベースを導入する顧客を対象に、Oracleデータベース導入を前提とした「設計支援サービス」を提供します。当サービスにより、システム拡張などに伴うシステム移行時におおきな代償を払うことを未然に防ぎ、健全なシステム投資が可能になります。また、オープンソース・データベースからの移行方法を検討している顧客を対象に、移行方法を検証する「移行診断サービス」や「ユーザデータ移行サービス」も提供します。
本サービスは、日本オラクル株式会社(Oracle Direct)が「MySQL」「PostgreSQL」から Oracleデータベースへの移行を検討中の顧客を対象に、提供している無償移行相談サービスと連携することで、移行作業において発生する様々な問題を明確にし、顧客のニーズに最適化された移行方法を提供することが可能です。
この度、アクセラテクノロジ株式会社が運営するブログ検索エンジン「アクセラナビ」(http://www.accelanavi.com/)が、「移行診断サービス」「ユーザデータ移行サービス」を利用し、「PostgreSQL」から「Oracle Database 10g」への移行を開始しました。
アクセラナビの検索対象ブログ記事数は、2005年7月のサービス開始時には約1500万件でしたが、2006年2月には1億件を突破しました。当初、データベースにはPostgreSQLを採用し、システムを運用してきました。しかし、急激な登録データ件数の増加に伴い、複数のデータベースを立ち上げ随時対応してきましたが、運用コストおよび性能の観点から、データベース・システムの刷新が求められていました。
このような課題を解決するために、Oracle Database10gの導入が決定しました。本製品の導入により、下記のような利点があげられます。
- サーバ統合
複数サーバに配置されたPostgreSQLインスタンスを、Oracle Database10g導入に伴い1台のサーバに統合
- 大容量データの効率的な管理
Oracle Partitioning Option による、大容量データの保存、管理を自動化・簡素化
- アプリケーションのメンテナンスコストの削減
アプリケーション側で複数のデータベースを切り替える機能が不要
アクセラテクノロジ社は、ますます増大するデータ件数に対応するために、負荷分散や拡張性を考慮し、将来的にOracle Real Application Clustersの導入を視野にいれています。尚、本導入事例の詳細は、日本オラクル株式会社主催のイベント「Oracle Open World Tokyo 2006」にて紹介する予定です。
イベント | Oracle Open World Tokyo 2006 |
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日時 | 3月3日(金) 17:30~18:30 |
会場 | 東京国際フォーラム |
タイトル | Oracle Database10gが打破するPostgreSQLの限界 ― ブログ検索エンジン アクセラナビがPostgreSQLからOracle Database 10gへの移行を決断した理由 ―
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セミナー詳細 | 終了しました |
事例詳細 | http://www.miraclelinux.com/products/case/accela.html |
本発表に際し、日本オラクル株式会社よりご賛同のコメントを頂いております。
日本オラクル株式会社は、ミラクル・リナックス株式会社によるオープンソース・データベースから「Oracle Database」へのデータ移行・移行診断・設計支援サービスの提供開始を歓迎致します。オープンソース・データベースでシステム構築をされたユーザー様が、システムの拡張に伴って発生するパフォーマンス、セキュリティ、運用管理、さらにはサポート体制や標準化への準拠などの問題を解決するための選択肢として、「Oracle Database 10g」へ移行が円滑に実現されるものと期待しております。
さらに「Oracle Fusion Middleware」や「Oracle Enterprise Manager」などシステムの付加価値を高めるための製品の導入が促進されるものと確信をしております。
本日、発表したサービスの詳細は以下の通りです。
- OSSデータベース移行診断サービス
PostgreSQLやMySQLのデータベースをOracle Database へ移行する場合、データベース設計・テーブル設計・移行方式検討を実施するサービス
対象となる顧客 オープンソース・データベースからの移行方法を検討している顧客 費用 60万円~(個別見積もり) 納品物 データベース設計・移行方式検討書、データベース構築スクリプト - ユーザデータ移行サービス
PostgreSQLや MySQLを対象としたユーザアプリケーションをOracle Database へ対応させる場合に発生するデータの移行を実施するサービス
対象となる顧客 データベースの移行を実施したい顧客 費用 60万円~(個別見積もり) 納品物 データ移行方式検討書、報告書(PDF)、データ移行プログラム(スクリプトを含む) - ユーザアプリケーション移行診断サービス
PostgreSQLや MySQLを対象としたユーザアプリケーションをOracle Database へ対応させる場合に発生する影響度を診断するサービス
対象となる顧客 データベースの移行だけではなく、データベースと連携し動作しているユーザアプリケーションをOracleデータベースに対応する方法を検討したい顧客 費用 90万円~(個別見積もり) 納品物 ユーザアプリケーション 診断報告書(PDF) - OSSデータベース設計支援サービス
PostgreSQLやMySQLのデータベースを設計する際に、将来Oracle Database への移行をスムーズに行えるようにデータベース設計・テーブル設計の支援やレビューを実施するサービス
対象となる顧客 オープンソース・データベースを採用する顧客。特に、将来Oracleデータベース導入を検討し、円滑な移行を図るために事前対策(データベース設計)を実施したい顧客 費用 60万円~(個別見積もり) 納品物 データベース設計・移行方式検討書、データベース構築スクリプト - ユーザアプリケーション設計支援サービス
PostgreSQLやMySQLのデータベースアプリケーションを設計する際に将来Oracle Database への移行をスムーズに行えるようにユーザアプリケーションの設計の支援やレビューを実施するサービス
対象となる顧客 オープンソース・データベースを採用する顧客。特に、将来Oracleデータベース導入を検討し、円滑な移行を図るために事前対策(アプリケーション設計)を実施したい顧客 費用 90万円~(個別見積もり) 納品物 ユーザアプリケーション 診断報告書
上記サービスを提供する環境
移行元対象データベース | PostgreSQL, MySQL |
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移行元対象OS | Windows / UNIX / Linux |
移行先対象データベース | Oracle Database10g, Oracle9i Database |
移行先対象OS | MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside, MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside, Red Hat Enterprise Linux |
対象言語 | Java,PHP,C# |
アクセラテクノロジ株式会社とブログ検索エンジン「アクセラナビ」について
アクセラテクノロジ株式会社は、2001年7月に富士通株式会社のスーパーコンピュータ技術者が母体となり設立されました。主力製品である高性能ビジネス情報検索ソフトウェア 「Accela BizSearch®(アクセラ ビズサーチ)」は純国産の高性能検索ソフトウェアとして、大規模なコマースサイトや全社的な情報共有等、お客様のミッションクリティカルな業務を支えています。アクセラナビは、Accela BizSearchでの実績・ノウハウを活かして、2005年10月より正式サービスを開始しています。検索対象記事数国内最大(1億記事)をはじめ、検索の高速性、N-gram方式による部分一致検索の実現、詳細な検索(ブログプロバイダ毎の絞り込みや日付による絞り込みなど)といった使い勝手の良いサービスを追求しています。
ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」の開発および販売、マルチプラットフォームに対応したセキュアOS「MIRACLE HiZARD」や、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。
■本件に関する報道関係お問合せ
ミラクル・リナックス株式会社
製品マーケティング部 小寺 敬子
Tel:03-5404-5037
E-mail:mktg@miraclelinux.com
*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
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