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米国Twin Sun,Inc. とミラクル・リナックス、電子カルテ分野で協業― ミラクル・リナックス上で稼動する次世代電子カルテソフト「MEDEX On MIRACLE LINUX」を本日より発売 ―― リナックス採用によりミッションクリティカルな病院情報テシステムの初期投資・運用コストを大幅に削減 ―

2005年11月9日
Twin Sun,Inc.
ミラクル・リナックス株式会社

米国Twin Sun,Inc. とミラクル・リナックス、電子カルテ分野で協業
― ミラクル・リナックス上で稼動する次世代電子カルテソフト「MEDEX On MIRACLE LINUX」を本日より発売 ―
― リナックス採用によりミッションクリティカルな病院情報テシステムの初期投資・運用コストを大幅に削減 ―

要約

米国Twin Sun社とミラクル・リナックス株式会社は、米国Twin Sun社が開発し国内で販売する電子カルテ「MEDEX」とミラクル・リナックス株式会社のLinux製品「MIRACLE LINUX」をバンドルした「MEDEX On MIRACLE LINUX」シリーズの販売開始を期に、電子カルテ分野で協業することを本日発表致します。

米国Twin Sun, Inc. (本社:米国カリフォルニア州ロサンゼルス、会長:松尾正信、以下 Twin Sun)とミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 武、以下ミラクル・リナックス)は、Twin Sun が開発したLinux上で稼動し中規模以上の病院向け次世代電子カルテシステム「MEDEX」とミラクル・リナックスのLinux製品をバンドルしたLinux版電子カルテ「MEDEX On MIRACLE LINUX」シリーズを本日より出荷開始することを発表いたします。

本シリーズは、急速に普及が進む電子カルテ市場において、従来から問題とされている初期投資・運用コストを大幅に抑えることができます。また、Linuxの特徴であるオープンソース・ソフトウェアにより、病院の運用にあわせて短期間でかつ容易にカスタマイズすることで、保険制度改正など外的要因によるシステム改修に対しても迅速な対応が可能となります。さらに、ミラクル・リナックスは日本国内に多数のカーネル技術者が在籍し、高度な技術サポート・サービスを提供することが可能で、万一問題が発生した際には共同で問題解決を図り、高いサービスレベルを維持した電子カルテシステムの基盤を支えます。

本シリーズは、関西リハビリテーション病院(所在地:大阪府豊中市桜の町3-11-1 病院長 坂本知三郎(URL http://www.kansai-reha.jp))において採用されております。

「MEDEX on MIRACLE LINUX」の特徴

「MEDEX」について

ハイコストパフォーマンス
  • エンタープライズ系Linuxとして認知度の高い「MIRACLE LINUX」を採用
  • 高性能のLinuxサーバでミッション・クリティカルな電子カルテを搭載
  • オープンソース・ソフトウェアにより柔軟なカスタマイズ開発が可能
高い信頼性
  • 電子カルテ3原則(保存性・見読性・真正性)を厳守
  • 国際標準規格を遵守
  • Linux分野で世界標準的なセキュリティ技術を採用
  • 稼動実績(関西リハビリテーション病院)
  • 高度な技術サポート
病院特有のニーズを取り入れた豊富な機能
  • オープンソース・ソフトウェア系のブラウザ(Firefox)による最新GUI技術を採用
  • すべてのデータを自動履歴管理
  • 同一患者・同一医療行為データへの同時アクセスを可能
  • アプリケーションの自動更新管理(バージョンコントロール)
  • グループウエア機能としての同時コンフェレンス機能の充実
高い汎用性
  • 汎用性の高い高級言語「PHP」、RDBMS「MySQL」、「PostgreSQL」の採用
  • オラクルデータベースとの直接連携
  • HL7(*1),MML(*2)を採用した汎用性の高いインターフェーズプログラムを実装しており既存部門システムとのスムーズな連携が可能
    • ORCA(日医研の開発した医事会計システム)との連携
    • RIS(*3)/PACS(*4)システムとの連携
    • 検査・薬剤システムベンダとの連携
(*1) Health Level Seven:医療に関わるデータを交換するための国際標準規格。
(*2) Medical Markup Language:異なる病院間で電子カルテの診療情報データを交換するための規格。HL7に基づきXML技術により開発された規格。
(*3) Radiology Information Systems:放射線機器等に対して撮影予約等を伝達するシステム。
(*4) Picture Archiving and Commnications System:主として医用画像をファイリングするシステム。

「MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside」について
「MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside」は、カーネル2.6を採用し、ミッション・クリティカルな分野で必須とされる Reliability(信頼性)、Availability(可用性)、Serviceability(保守性)を徹底追求した「Asianux®2.0」を同梱したエンタープライズLinuxサーバOSです。
「Asianux®2.0」は、2005年9月、OSDL(Open Source Development Labs, Inc. ) が定めたLinuxの標準仕様のCGL(キャリア・グレード・リナックス)2.0.2に正式準拠しています。また、2005年9月に公開されたLSB (Linux Standard Base)3.0に準拠し、標準化およびアプリケーションの相互運用性を保証しています。さらに、最大32CPUプロセッサ、64GBメモリをサポートしている同製品は、官公庁・地方自治体で必要とされる外字(UTF-8)やシフトJISコードを含めた日本語環境への対応や、障害対応機能、Samba(サンバ)3.0国際化版の同梱やLDAP連携機能、ジャーナリング機能を搭載したファイルシステムへの対応など、エンタープライズ用途の必須機能を搭載しています。

米国Twin Sun,inc.(ツインサン)社について
Twin Sunは、1989年にネットワーク、データベースとグループウェアに重点を置いたR&D企業として米国カリフォルニア州にて設立されました。創業以来、Borland社のInterbase、ParcPlace社のVisualWorksなどのソフト国際標準化プロジェクトに取り組むと同時に、セキュリティソフト、金融ソフト製品といった独自のハイテク・ソフトウェアを日本企業に対しライセンス供給をしています。また、2005年10月よりNECのOSSに関する24時間サポートプロジェクトに参画するなど、米国における最新のOSSテクノロジーを日本国内ユーザに提供しています。

ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」の開発および販売、マルチプラットフォームに対応したセキュアOS「MIRACLE HiZARD」や、24時間365日連続稼動を実現するクラスタ製品「MIRACLE CLUSTERPRO」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。また、2004年1月より、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」をコンセプトにもつ、アジア から発信する、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」共同開発プロジェクト、「Asianux® (アジアナックス)」を展開しています。

本件に関する報道関係お問合せ先:

Twin Sun, Inc.
 アジアパシフィック地区広報担当 松尾 明
 Tel:06-6873-0961
 E-mail:ir@twinsun.com
 URL:http://www.twinsun.com

ミラクル・リナックス株式会社
 マーケティング部 広報担当 石渡 美帆
 Tel:03-5404-5038
 E-mail:mktg@miraclelinux.com

*Asianuxは、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。