インフォテック・アーキテクツとミラクル・リナックス、Linux上での帳票ソリューション分野で協業― 最新の「MIRACLE LINUX V4.0」と帳票ツール「Create! Form」の検証完了 ―
2005年10月27日
インフォテック・アーキテクツ株式会社
ミラクル・リナックス株式会社
インフォテック・アーキテクツとミラクル・リナックス、Linux上での帳票ソリューション分野で協業
― 最新の「MIRACLE LINUX V4.0」と帳票ツール「Create! Form」の検証完了 ―
インフォテック・アーキテクツ株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：江崎 正義、以下インフォテック・アーキテクツ）と、ミラクル・リナックス株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長：佐藤 武、以下ミラクル・リナックス)は、Web世代の帳票ソリューションツール「Create! Form」と最新Linux製品「MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside」（11月7日販売予定、以下MIRACLE LINUX V4.0）による帳票ソリューション分野で協業することを本日発表いたします。
日本市場において、帳票ソリューションは最も重要なシステムの一つとして位置づけられています。特に、帳票の作りやすさ、使いやすさ、日本語対応が帳票ソリューション採用の重要な選定要因となっています。「Create! Form」は既存システムからWebシステムまであらゆる環境・業務に利用できる帳票ツールとして、数多くのお客様に導入されています。また、同製品は商用データベースの代表であるOracleデータベースを使用し、初期導入コスト・運用コストの削減に効果を発揮するLinuxプラットフォームにもいち早く対応しています。
ミラクル・リナックスは、日本オラクル株式会社の関連企業として、創業より一貫して企業の中核システムに対しLinuxによるOracleデータベースの採用を推進しています。現在、日本常駐のカーネル技術者を活かしたサポート・サービスと連携したプロフェショナル・サービスの拡充により、ミッションクリティカルな分野や基幹系システムなどのデータベースや業務アプリケーション用途におけるLinuxの利用拡大を促進しています。このたび、UTF-8やSJIS、EUCなどのマルチバイトや外字をサポートしている点やOracleデータベースとの親和性が高く評価され、Linux上での帳票ソリューション分野で協業することに合意しました。
両社は、「Create! Form」の「MIRACLE LINUX V4.0」対応を期に、MIRACLE LINUXで動作する「Create! From」に何か問題が発生した際には共同で問題解決を図ります。今回の協業により、中小企業から大企業に至るまで、Linux上での帳票ソリューションを安心して利用できるようになります。また、インフォテック・アーキテクツの電子ドキュメントフローシステム「Create! XfWebフロー」と「MIRACLE LINUX V4.0」を組み合わせた検証作業を行っており、間もなく検証作業が完了する予定です。インフォテック・アーキテクツはプラットフォームとしてLinuxを重要視しており、今後も「MIRACLE LINUX」に対応した製品ラインナップを拡充していく予定です。
このたびの協業の主な内容は以下の通りです。
インフォテック・アーキテクツとミラクル・リナックスは、相互に技術支援を行うとともに、Linux対応の業務アプリケーションの拡充について協業していくことに合意しています。
- 共同動作検証および相互技術支援
インフォテック・アーキテクツは、ミラクル・リナックスが提供するISV企業向け技術・マーケティング支援プログラム「With MIRACLE 2005」に登録しています。同プログラムを活用して、ミラクル・リナックスのLinux製品およびインフォテック・アーキテクツのWeb世代の帳票ソリューションツール「Create! Form」および「Create! XfWebフロー」製品に関する動作検証を共同かつ続して実施します。 両製品で問題が発生した場合は、両社で協力して問題を解決していきます。
- マーケティング活動の共同推進
今後両社は協力して、提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有などを行います。また、共同セミナーの開催をはじめ、マーケティング活動や販売推進活動を共同で実施します。
なお、ミラクル・リナックスとインフォテック・アーキテクツは下記要領にて共同のセミナーを開催いたします。当セミナーでは、「MIRACLE LINUX V4.0」の新機能や「Create! Form」製品のデモンストレーションを交えご紹介いたします。
| 内容 | 最新バージョンの「MIRACLE LINUX V4.0」と帳票・ワークフロー ソリューションのご紹介 |
|---|---|
| 日時 | 11 月25日（金） 13:30 ～ 17:30 （受付開始：13：00） |
| 会場 | ミラクル・リナックス株式会社 セミナールーム（東京 汐留） |
| 案内図 | http://www.miraclelinux.com/corp/about/map.html |
| 主催 | ミラクル・リナックス株式会社 |
| 共催 | インフォテック・アーキテクツ株式会社 |
| 特典 | ご参加の方全員に「MIRACLE LINUX V4.0- Asianux Inside」の評価版CDを差し上げます。 |
| 詳細 | 終了しました |
今回は、2004年9月にリリースされた「Create! Form V7」に、Webクライアントでの印刷時に暗号化した印刷データ利用できるセキュリティ印刷機能などを追加した製品となります。
また、PDFでの申請・承認ワークフローを利用する場合は、製品付属のフォームデザイナを利用して簡単に申請書を作成することができ、印鑑捺印機能で従来の紙と同じ運用が行えます。
今回のリリースでは、承認者だけではなく、決裁者や閲覧者をルート上で定義できるようになりました。
「Asianux®2.0」は、2005年9月、OSDL(Open Source Development Labs, Inc. ) が定めたLinuxの標準仕様のCGL（キャリア・グレード・リナックス）2.0.2に正式に準拠しています。また、2005年9月に公開されたLSB （Linux Standard Base）3.0に準拠し、標準化およびアプリケーションの相互運用性を保証しています。さらに、最大32CPUプロセッサ、64GBメモリをサポートしている同製品は、官公庁・地方自治体で必要とされる外字（UTF-8）やシフトJISコードを含めた日本語環境への対応や、障害対応機能、Samba3.0(サンバ)国際化版の同梱やLDAP連携機能、ジャーナリング機能を搭載したファイルシステムへの対応など、エンタープライズ用途の 機能を搭載しています。尚、同製品は2005年11月7日に出荷する予定です。
インフォテック・アーキテクツ株式会社について
インフォテック・アーキテクツ株式会社は、2004年4月にインフォテック株式会社のプロダクト部門が分離独立した新会社です。企業情報システムの最適化構築時代に向け、EBDA（Enterprise Business Document Architecture）をテーマに、ビジネスドキュメント関連ソフトウェア製品の開発・販売を展開しています。ロングセラー帳票ツール「Create! Form」を始め、2004年4月にはドキュメントベースのワークフロー製品などリリース。
ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」の開発および販売、マルチプラットフォームに対応したセキュアOS「MIRACLE HiZARD」や、24時間365日連続稼動を実現するクラスタ製品「MIRACLE CLUSTERPRO」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。ま た、2004年1月より、「Common（共通）、Collaboration（協調）、Contribution（貢献）」をコンセプトにもつ、アジア から発信する、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」共同開発プロジェクト、「Asianux® （アジアナックス）」を展開しています。
本件に関する報道関係お問合せ先：
インフォテック・アーキテクツ株式会社
ビジネスグループ
Tel：03-3360-6720
E-mail：xtreamflow@iftc.co.jp
ミラクル・リナックス株式会社
マーケティング部 広報担当 石渡 美帆
Tel：03-5404-5038
E-mail：mktg@miraclelinux.com
*Asianuxは、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
