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ミラクル・リナックス、過去最高の増収増益を達成― 2005年度売上高は対前年度比26%増、10四半期連続黒字を達成、今期は日本常駐のLinuxカーネル技術者を活かした施策に注力 ―

2005年10月4日
ミラクル・リナックス株式会社

ミラクル・リナックス、過去最高の増収増益を達成
― 2005年度売上高は対前年度比26%増、10四半期連続黒字を達成、
今期は日本常駐のLinuxカーネル技術者を活かした施策に注力 ―

ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐藤 武、以下ミラクル・リナックス)は、2005年度(2004年6月~2005年5月)における売上高対前年度比26%増、経常利益は対前年度比59%増、会社創立5年目で最大の増収増益と10四半期連続(2003年度第3四半期~2005年度第4四半期)の黒字を達成したことを本日発表いたします。

ミラクル・リナックスは、2004年度「サービス事業の充実」「ハードウェア企業との協業体制の強化」そして「Asianux®(アジアナックス)の促進」を重点施策として事業を展開してきました。とくに、コンサルティングや企業向けサポート・サービスに注力する事で、コンサルティング事業の売上高は対前年度比136%増、サポート事業対前年度比45%増を達成し、サービス事業全体が2005年度のビジネスを牽引する結果となりました。

  1. サービス事業の充実

    急速に拡大することが期待される高度なプロフェッショナル・サービスを一層拡充させることにより、サービスレベルの充実と顧客満足度の向上を目指したものです。具体的には、障害解析を含むサポートメニューを新設しました。また、Windows代替ソリューションとしてSambaとOpenLDAPの導入支援コンサルティングが好調に推移し、株式会社ヤナセを含む年間40以上のプロジェクトの導入支援を実施しました。

  2. ハードウェア企業との協業体制

    主要な大手ハードウェアメーカーとの提携(※)を行いました。ソフトウェア/ハードウェアの両方における高い安定性、信頼性を相互に補強し、エンタープライズLinux市場に対して、ミッションクリティカルなビジネスに対応する、信頼性の高い製品とサービスを顧客に提供しています。
    (※)具体的な提携内容は以下の通りです。


  3. 「Asianux®(アジアナックス)」の促進

    2004年10月26日には、韓国のHaansoft, Inc(ハーンソフト社:CEO Jong-Jin, Baek、以下ハーンソフト)が、アジア地域におけるLinux標準版を確立するべく、「Asianux®(アジアナックス)」共同開発の正式合意に調印しました。本合意により、日本・中国・韓国の3社によるソフトウェア開発プロジェクトの基盤が強化されました。さらに、2005年8月26日に「Asianux® 2.0」が正式リリースされ、最新のオープンソース技術を利用した拡張性・信頼性・保守性の高いLinuxプラットフォームが、各国の市場に適したビジネス形態で出荷されます。

今期のミラクル・リナックスは、弊社のコアコンピテンスを活かしたビジネスに注力する事業戦略「差別化戦略」を立てています。具体的には、日本常駐のLinuxカーネル技術者を活かしたダンプ解析を含むプロフェッショナル・サービスの拡充や日本OSS推進フォーラムとの連携、外字などの日本語化の強化、Sambaを含むオープンソースソフトウェアによるユーザランドアプリケーションの拡充、IBM OpenPower™やインテル® Itanium2プロセッサ対応やISV向けマーケティング・技術支援プログラム「With MIRACLE 2005」によるソリューションの大幅拡充を図ってまいります。

2003年に策定した3ヵ年中期経営計画「MIRACLE LINUX Innovation toward 2006」の最終年度となる3年目を迎えるミラクル・リナックスは、目標達成に向け「Linux」事業の拡大を推進します。「Customer First(顧客第一主義)」、アジアのLinux標準の「Asianux®」を主要事業に掲げ、最先端のLinuxカーネル技術とセキュリティ技術を活かし、ライセンス事業とコンサルティングからプロフェッショナルサポートなどのサービス事業を効率的に組み合わせることで、日本を含むアジアにおいて、顧客に最も信頼されるIT企業を目指しております。

「Asianux®(アジアナックス)」について
「Asianux®」は、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」のコンセプトを持つ、アジ アから発信する全く新しいLinuxサーバ・プラットフォームです。「Asianux®(アジアナックス)」では、日中韓のLinuxリーダー企業として 弊社が中国レッドフラッグソフトウェア社と韓国ハーンソフト社が、そのノウハウと開発者を集結し協調しながら、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでおります。「Asianux®」のビジョンは、アジア共通の高品質・高性能のエンタープライズLinuxとなり、顧客満足度の高いサポート・サービスを提供することで、現在、主要ベンダーによる「Asianux®」の検証作業が進んでいます。

ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」の開発および販売、マルチプラットフォームに対応したセキュアOS「MIRACLE HiZARD」や、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。また、2004年1月より、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」をコンセプトにもつ、アジアから発信する、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」共同開発プロジェクト、「Asianux®(アジアナックス)」を展開しています。

本件に関する報道お問合せ:

ミラクル・リナックス株式会社
 マーケティング部 広報担当 石渡 美帆
 Tel:03-5404-5038
 E-mail:mktg@miraclelinux.com

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。