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インターネットテレフォンとミラクル・リナックス、官公庁・教育機関向け本格的なオフィス・アプリケーション販売で協業― Asianux®(アジアナックス)のメリットを活かし、中国で実績のあるソフトウェアの販路を日本市場に拡大 ―

2005年8月31日
インターネットテレフォン株式会社
ミラクル・リナックス株式会社

インターネットテレフォンとミラクル・リナックス、官公庁・教育機関向け本格的なオフィス・アプリケーション販売で協業
― Asianux®(アジアナックス)のメリットを活かし、中国で実績のあるソフトウェアの販路を日本市場に拡大 ―

 インターネットテレフォン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 志垣重政、以下インターネットテレフォン)と、ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐藤 武、以下ミラクル・リナックス)は、官公庁・企業や教育機関へのLinuxの採用と本格的なオフィスアプリケーションを低価格にて普及・販売することを目的に協業することを本日発表いたします。

 インターネットテレフォンが販売するオフィス・スイーツ「EIOffice 2004+」(イーアイオフィス)は、WindowsとLinuxの両方で利用できるマルチプラットフォーム対応のオフィス・アプリケーションで、Microsoft Office形式ファイルとの高い互換性を保持しています。Linux環境でも、Windows環境と同様にワープロ・プレゼンテーションの作成や表計算などを扱うことが可能です。さらに、教育機関向けの機能として、今まで作成が難しく、表現の困難であった数式・化学式・電気回路図・化学実験図・フローチャート等の各部品が約2,200種類と豊富に用意され、簡単にドキュメント作成ができるサイエンスエディター機能を搭載しております。
 この「EIOffice」は、Evermore Software, LLC.(エバーモア・ソフトウェア社:本社:中国江蘇省)が開発し、2003年9月から「EIOffice2003」中国版を中国および台湾で販売されています。既に、江蘇省・湖南省・湖北省・河南省の政府や学校などの教育機関に導入され、2004年は中国国内において国産トップシェアを獲得しています。
 今回の協業により、ミラクル・リナックスが展開する「Asianux®(アジアナックス)」にいち早く対応でき、中国市場だけでなく日本市場にビジネス展開することが可能になります。

 また、ビジネスアプリケーションの不足が日本国内のLinuxビジネスの拡大を阻害する大きな課題となっています。こうした背景を受けて、ミラクル・リナックスはISV企業に対する支援プログラム「With MIRACLE 2005」を通じて、弊社が提供するLinux OS「MIRACLE LINUX」上で動作するソフトウェアを拡充させ、Linuxを用いたシステムの提案または検討の際に「MIRACLE LINUX」を採用する機会を拡大することを目的に、年間200ソリューションのLinux対応を目指しています。

 今回の協業により、インターネットテレフォンとミラクル・リナックスは、相互に技術支援を行うとともに、企業および教育機関向けにLinuxとオフィス・スイーツを含むビジネスアプリケーションを低価格で提供することで、Linuxの普及を図ってまいります。

このたびの協業の主な内容は以下の通りです。

  1. 教育機関向けに特別価格での提供

    教育機関向けには特別に、「EIOffice 2004+ アカデミック(2005アップグレード付)」を対象に、お求め易い価格で販売を開始する予定です。

  2. 共同動作検証および相互技術支援

    インターネットテレフォンのオフィス・スイーツおよびミラクル・リナックスのLinux製品に関する動作検証を、共同かつ継続的に実施いたします。既に、両社の製品を組み合わせた動作検証を完了している為、顧客は安心して、両社の製品の組み合わせによるソリューションを選択することができます。なお、インターネットテレフォンは、ミラクル・リナックスが提供するISV企業向け技術・マーケティング支援プログラム「With MIRACLE 2005」への登録を完了しています。

  3. マーケティング活動の共同推進

    両社製品を利用したオフィスアプリケーションの販売を促進するため、提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有などを行います。また、共同セミナーの開催をはじめ、マーケティング活動や販売推進活動を共同で実施します。

今後も両社は、協業の成果として、企業や教育機関に必要とされるLinuxソリューションを提供できるよう取組んでまいります。


オフィス・スイーツ「EIOffice 2004+」(イーアイオフィス)について

EIOffice はJavaを使用し、新規にDOORS(Data Object Oriented Repository System の略)※1を開発、導入したことにより、複数のOS上で動作可能なマルチプラットフォーム対応を推進しております。現在、Linux/Windows版をリリースしており、Mac版は開発している段階です。  特に教育機関向けには、今まで作成が難しく、表現の困難であった数式・化学式・電気回路図・化学実験図・フローチャート等の各部品を豊富(約2200種類)に用意し、簡単にドキュメント作成ができるサイエンスエディター機能を搭載しております。更に、高いファイルの互換性を可能としながらもオフィス・スイーツとして扱うデータの一元化や操作性の向上など、今までにできなかった機能を兼ね備えたインテリジェント・オフィス・スイーツです。

※1 無錫永中科技有限公司(EIOffice開発元)が開発した特許申請中の技術です。

「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」について

「MIRACLE LINUX - Asianux Inside」は最大32CPUプロセッサ、64GBメモリをサポートし、高い品質と信頼性、安定性、拡張性、セキュリティを徹底追及したエンタープライズLinuxサーバOSです。特に、官公庁・地方自治体で必要とされる外字(UTF-8)やシフトJISコードを含めた日本語環境への対応や、障害対応機能、Samba3.0(サンバ)国際化版の同梱やLDAP連携機能、ジャーナリング機能を搭載したファイルシステムへの対応など、エンタープライズ用途の機能を搭載しています。

インターネットテレフォン株式会社(Internet Telephone Co.,Ltd.) について
インターネットテレフォン株式会社は2000年に設立して以来、常にブロードバンド時代に対応した高付加価値・高品質かつ魅力ある商品・サービスの創出を目指してまいりました。 現在では、インターネット電話サービスを中心とした生活応援サイト「ただTEL」、先進Java技術を駆使したオフィス・スイーツ「EIOffice」の提供により、利用者の負担を軽減し、生産性の拡大を図ることで、潤いのある豊かな生活に寄与してまいりました。弊社は、最新の情報技術により、人と人、人とコンピュータを結ぶ社会づくりに貢献できるソリューションを提供してまいります。

ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」の開発および販売、マルチプラットフォームに対応したセキュアOS「MIRACLE HiZARD」や、24時間365日連続稼動を実現するクラスタ製品「MIRACLE CLUSTERPRO」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供など、幅広く事業を展開しています。また、2004年1月より、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」をコンセプトにもつ、アジアから発信する、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」共同開発プロジェクト、「Asianux®(アジアナックス)」を展開しています。


本件に関する報道お問合せ:

インターネットテレフォン株式会社
 EIO事務局 北村真吾
 Tel:03-3404-0555
 E-mail:info@eio.jp
 URL:http://www.eio.jp/

ミラクル・リナックス株式会社
 マーケティング部 広報担当 石渡 美帆
 Tel:03-5404-5038
 E-mail:mktg@miraclelinux.com

*Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。