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<ミラクル関連>国産Linux普及への転機 ハーンソフトの「Asianux」がNEISのLinuxプラットフォームに採用

2005年8月3日

国産Linux普及への転機
ハーンソフトの「Asianux」がNEISのLinuxプラットフォームに採用
- 過去最大規模の国産Linuxの導入となり、2,300以上のサーバに実装
- ハーンソフトが、「国産の優れたLinux開発技術を立証し、Linux普及への転換点を確立」

韓国国内最大のLinuxプロジェクトとして、ビジネスモデルの選定段階から国内外で注目を集めていた、National Education Information System(NEIS)向けに採用が決定しました。本システムには国産のLinuxが採用され、今後のサーバ向けOSの普及を推進してく大きな転機となります。

HAANSOFT,INC.(韓国:CEO、Jong-Jin Baek 以下ハーンソフト)は、今回の新たなNEIS開発プロジェクトの主要なシステム・インテグレータとしてSamsung SDSが選ばれ、中央センタおよび全国にある16の教育オフィスに設置されている2,300以上のサーバOSとして、ハーンソフトがSamsung SDSに提案した、「Haansoft Linux 2005 server - Asianux Inside」が採用されたことを発表いたしました。

NEISプロジェクトに対して、ハーンソフトが提案した企業向けの統合LinuxサーバOSの「Haansoft Linux 2005 server - Asianux Inside」は、Red Flag Software Co., Ltd.(中国:レッドフラッグ)(中国)、MIRACLE LINUX Corporation(日本:ミラクル・リナックス)、およびハーンソフトの3社により、昨年から共同開発を行っているアジア共通のLinuxプラットフォーム「Asianux」を同梱し、ハーンソフトが提供するLinux サーバOS製品です。

「Haansoft Linux 2005 server - Asianux Inside」には、HPやIBMといったハードウェアのグローバル企業や、エンタープライズ・ソフトウェアの中核的ソリューションを形成するOracleによる技術的検証が既に完了している「Asianux」が標準装備されています。さらに、国内の用件や環境に適合するように最適化されているため、国内の情報システムを構築する上で本OSは最も優れたプラットフォームを提供できます。

これに関連して、ハーンソフトのLinuxビジネスのジェネラルディレクタであるKwang-Jei Choは次のようにも述べています。「2003年5月12日に、全国人権委員会はNEISを、学校・教育、健康、入学など3つの分野に分割することを推奨する発表を行いましたが、その3分野のNEISの新システム開発プロジェクトにおけるビジネスモデルおよび主要なシステム・インテグレータの選定までの過程で、Linux関連企業の最大の関心事は、OSにLinuxが採用されるかどうか、またその場合国産のLinux OSが導入されるかどうかという点にありました。韓国、中国、そして日本の3カ国3企業により共同開発する「Asianux」は、すでに日本や中国では大規模企業向けの安定したサーバOSシステムとして認知されています。本NEISプロジェクトを通じて、韓国でもミッション・クリティカルな用途に最適なOSとして、「Asianux」が優れていることを証明したいと思います。」

これまでの例によると、Red Hatのような外国製Linuxが本プロジェクトのLinux OSとして採用される可能性が高い傾向がありましたが、最終選定でハーンソフトの国産Linux OSが予測を覆して採用されたことから、本OSはさらに注目を集めるところとなっています。

パイロット・プロジェクトでSamsung SDSは、個々のサーバのOSとしてRed Hat Linuxを提案し、今回の主要プロジェクトでは、継続的にRed Hat Linux、SuSE Linux、そしてハーンソフトの「Haansoft Linux 2005 server - Asianux Inside」を検証し、他の2社同様に、ハーンソフトの動作検証はグローバル・ハードウェア/ソフトウェア・ベンダにより実施されました。

また、ベンチマークテストでは、「Haansoft Linux 2005 server - Asianux Inside」は安定性と互換性において傑出したスコアをマークしました。また、外国製のプログラム同様に動作検証を実施したことにより、また、国内に亘り安定した技術サポートシステムを構築していることにより、「Haansoft Linux 2005 server - Asianux Inside」は、優れた評価のスコアを獲得することができました。
今回のNEISプロジェクトにおける「Haansoft Linux 2005 server - Asianux Inside」の採用に関して、国産Linuxビジネスやオープン・ソフトウェアの成長を推進してきたKorea IT Industry Promotion Agency(KIPA)を含む各関連機関はこの結果を大変歓迎しており、本件は国産Linuxの利用拡大への転機と期待を寄せています。

なお、ハーンソフトのCEOであるJong-Jin Baekは、「このNEISプロジェクトに、「Haansoft Linux 2005 server - Asianux Inside」は2,300以上のサーバに導入され、ハーンソフトは韓国で最大のLinuxベースのサイトを有することになります。」と語りました。また、「NEISプロジェクトを契機に、ハーンソフトのLinuxやその他の国産ソフトウェアを強化し、国産Linuxの市場を拡大していきたいと考えています。また、中国や日本などの外国市場を視野に入れ拡張を図る予定です。」と述べています。

昨年の韓国政府のオープン・ソフトウェア政策に追随して、ハーンソフトはLinuxビジネスを強化してきました。ハーンソフトは昨年、約571,000 USドル(6億韓国ウォン)の売上を達成し、Linuxの潜在的需要を立証しています。本年度上半期では、約180万USドル(19億韓国ウォン)の売上を記録し、昨年の総売上高の3倍を計上しています。「Are-a Hangul」や「Hancom Office」などと同様に、ハーンソフトはLinuxを安定した売上が見込める主要製品となることを期待しています。

NEIS(National Education Information System)について
韓国政府が教育機関向けに構築しようとしている国民教育データベースで、主要な小・中・高等学校などの約800万人の学生、教師などの情報を管理するシステムです。韓国教育人事開発省が、ITコスト削減のために現在のUNIXからLinux搭載サーバへの置き換えを推進しており、2006年までに韓国全体で2,300以上のサーバが1万校に導入される予定です。

ハーンソフト(Haansoft,INC.)に関する日本語サイトURL
http://www.haansoft.com/hnc5_0/japan/index.htm

■本件に関する報道関係お問合せ先

ミラクル・リナックス株式会社
 マーケティング部 広報担当 石渡 美帆
 TEL:03-5404-5038
 E-mail:mktg@miraclelinux.com

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