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ミラクル・リナックス、ドットヒルシステムズとストレージ分野で協業―ファイバーチャネル対応ストレージによる高可用性クラスタ構成を検証し、最適なファイルサーバーやデータベース・ソリューションを拡充―

2005年2月17日
ミラクル・リナックス株式会社
ドットヒルシステムズ株式会社

ミラクル・リナックス、ドットヒルシステムズとストレージ分野で協業
―ファイバーチャネル対応ストレージによる高可用性クラスタ構成を検証し、最適なファイルサーバーやデータベース・ソリューションを拡充―

  ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:佐藤武、 以下 ミラクル・リナックス)および、Dot Hill Systems Corporationの日本法人 ドットヒルシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 James L Lambert、以下 ドットヒル)は、企業向けのファイバーチャネル対応のSAN環境を利用したLinuxおよび高可用性クラスタソリューションの拡充に向けて協業することを本日発表いたします。

  本協業は、ミラクル・リナックスが既に日本市場に出荷しているLinux製品「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」やクラスタ製品「MIRACLE CLUSTERPRO V3.0」を皮切りに、64ビット インテル® Xeon™プロセッサ、AMD Opteron™およびAMD Athlon™ 64 プロセッサ対応のLinux製品およびクラスタ製品ドットヒルのSCSIレベルからファイバーチャネルを含むSANnet Ⅱシリーズとの動作検証を推進いたします。これにより、顧客ニーズに最適な32ビットから64ビット環境まで対応する拡張性の高いエンタープライズLinuxソリューションと、信頼性の高い高可用性クラスタソリューションを兼ね備えたIT基盤を提供いたします。

  このたびの協業に関する主な内容は以下の通りです。

  1. 共同動作検証および相互技術支援
    ミラクル・リナックスのLinux製品やクラスタ製品およびドットヒルのストレージ製品に関する動作検証を共同で実施し、ストレージの動作保証および技術資料製作を共同で行ないます。

    動作検証対象製品:
     「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」
     「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside for x86-64」(*2005年2月28日出荷予定)
     「MIRACLE CLUSTERPRO V3.0 - Asianux Inside」
     「MIRACLE CLUSTERPRO V3.0 - Asianux Inside for x86-64」(*今春出荷予定)

  2. マーケティング活動の共同推進
    提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有などを行ないます。また、共同セミナーの開催や展示会での協力をはじめ、マーケティング活動や販売推進活動を共同で行ないます。

  3. 高可用性クラスタソリューションの拡充
    「SANnet Ⅱシリーズ」と「MIRACLE CLUSTERPRO」を利用した高可用性クラスタソリューションの拡充を図るため、「Samba」と「LDAP」によるファイルサーバやドメインサーバの構築、「Oracle Database」によるデータベースサーバの構築など、ソリューションに基づいた検証を共同で行ないます。

  また今回の協業の一環として、ミラクル・リナックス主催のカンファレンス『MIRACLE Technology Conference 2005』(2005年3月2日(水)開催:このイベントは終了しています。)にて、検証結果や同ソリューションの製品展示を実施いたします。

ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業企業として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」の開発および販売、マルチプラットフォームに対応したセキュアOS「MIRACLE HiZARD」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供等、幅広く事業を展開しています。また現在、中国のレッドフラッグ社および韓国のハーンソフト社との戦略的提携により、お互いのノウハウと開発者を集結させ、協調しながら、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクト「Asianux®(アジアナックス)」を立ち上げ、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでおります。

Asianux®(アジアナックス)について
「Asianux®」は、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」をコンセプトに、アジアから発信する全く新しいOSS開発プロジェクトです。2003年12月に中国のレッドフラッグ社と提携して以来、2004年6月に「Asianux® 1.0」をリリースし、その後10月に韓国のハーンソフト社の参画し、名実ともに日中韓の3カ国共同開発をスタートしています。「Asianux®(アジアナックス)」のビジョンは、アジア標準のエンタープライズLinuxになること、そして、高品質・高性能のエンタープライズLinuxと顧客満足度の高いサポート・サービスを提供することです。2004年7月に、米オラクル社の『Unbreakable Linux』の対応プラットフォームに認定されたほか、主要ベンダーによるAsianux®のCertificationの作業が進んでいます。
MIRACLE CLUSTERPRO(ミラクル クラスタプロ)について
止まらないシステムを構築するためのクラスタソリューションパッケージです。万一サーバに障害が発生した場合には、正常稼動しているサーバに処理 を自動的に切り替えるフェイルオーバー機能を利用することによって、データベース・サーバやWEBサーバなどの可用性・拡張性を高めたシステム構築が実現 できます。更に、データベース・サーバ OS として実績の高い「MIRACLE LINUX」をベースにしているため、より信頼性が高いデータベース連携のクラスタシステムが構築できます。これにより、24時間 365日連続したサービスを提供することが可能となります。
詳しい製品概要は、下記URLをご参照ください。
http://www.miraclelinux.com/products/etc/clusterpro/index.html

ドットヒルシステムズ株式会社について
ドットヒルは全世界のパートナー様に先進的なストレージネットワークソリューションの設計および提供を行なっており、約20年近くの実績を持っております。 ドットヒルが設計・提供するストレージソリューションは優れた信頼性を持つオープンスタンダードな製品であり、エンタープライズレベルの特徴および機能を優れたコスト効率と共に中小規模ビジネスはもちろん、ワークグループや部課レベルのシステムにも提供いたします。 ドットヒルは今日のお客様が持つITインフラの中でドットヒル・ソリューションの価値をどのように付加出来るか説明できる数多くの知識を持ったチャネルパートナー様によるグローバルネットワークを確立しております。

SANnet II ストレージ製品について
SANnet II ストレージソリューションが提供するスイッチレスSANテクノロジーはDASとSANの空間を埋めるユニークな機能を提供し、外付けのファイバチャネルスイッチを使用せずに複数のサーバによるストレージ共有を実現いたします。 スイッチレスSANによるストレージソリューションはエントリーSANとしては理想的で、ストレージの移行や統合に適しており、スイッチを追加することによってさらに多数のサーバ接続や高度なSAN構成を必要とするアプリケーションのサポートも可能となります。 また、SANnet IIストレージソリューションはラックに最適なコンパクトな筐体 「2U」で業界をリードする99.9998+%のアップタイムを提供します。この製品ラインは電気通信業界の規格NEBSレベル3およびETSI、さらに米国国防総省の規格MIL-STD-810Fの認証を受けており、ストレージ単体での優れた信頼性を優れたコスト効率と共に提供いたします。 AC電源に加えてDC電源もサポートするなど様々な環境に合わせてご利用いただくことが可能となります。
詳しい製品概要は、下記URLをご参照ください。
http://www.dothill.co.jp/

■本件に関する報道お問合せ

ミラクル・リナックス株式会社
   マーケティング部  広報担当 石渡美帆
   Tel:03-5404-5038  Fax:03-5404-5051
   E-mail:mktg@miraclelinux.com

ドットヒルシステムズ株式会社
   マーケティング&セールスサポート部 近藤功
   Tel:03-3251-1690  Fax:03-3251-1691
   E-mail:marketing@dothill.co.jp
   http://www.dothill.co.jp/