サイバーマップ・ジャパンの次世代地図情報システム「マピオン」の基盤にミラクル・リナックスとオラクルの最新クラスタ技術を採用―高速な位置情報提供サービスをLinuxで実現―

   月間600万人が利用する国内最大のインターネット地図情報サービス「マピオン」を提供する株式会社サイバーマップ・ジャパン（本社：東京都千代田区西神田、代表取締役社長：村田岳彦）は、「マピオン」の次期バージョンのシステム構築において、「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」を搭載したデルのIAサーバ「PowerEdge™（パワーエッジ）」、ネットワークストレージ「Dell|EMC CX300」、オラクルの最新データベースのクラスタ技術「Oracle Real Application Clusters 10g」および位置情報サービスソリューション「Oracle Location-Based Services フレームワーク」（LBS）を採用しました。現在、システム構築は、株式会社アシスト（本社：東京都港区、代表取締役：ビル・トッテン）、デル株式会社（本社：神奈川県川崎市、代表取締役社長：浜田宏）、日本オラクル株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：新宅正明）、ミラクル・リナックス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：佐藤武）の4社が共同で支援し、11月上旬に本稼動開始予定です。

   サイバーマップ・ジャパンが提供する「マピオン」は、住所や駅名から地図を検索できるほか、ホテルや旅館などの宿泊施設情報や観光スポット情報なども充実し、１日700万ページビューを誇る国内最大の地図情報提供サイトです。サイバーマップ・ジャパンでは「マピオン」を単なる地図情報の表示ではなく、地区を指定すると現時点で空いている駐車場情報が表示されるといったような、利用者のニーズにあわせた情報をリアルタイムに提供し、さらに利便性の高いものにする仕組みの構築を次期バージョンで検討していました。

   「マピオン」の基幹データベースには、24時間365日の安定稼働と、年間5分以内のダウンタイムを実現する可用性、そして、今後次期サービスのカットオーバー後には急速な増加が予測されるユーザ数にレスポンスの劣化なく対応できる拡張性が求められていました。サイバーマップ・ジャパンでは、これらの要件を低コストで実現するために、オラクル製品との親和性に優れた「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」、Linux版「Oracle Real Application Clusters 10g」と高速な位置情報提供サービスを実現するLBSの採用を決定しました。また、システム構築を行っているアシスト、デル、日本オラクル、ミラクル・リナックスの連携したサポート体制やこれまでの実績も採用の大きな決め手となっています。

   システムカットオーバー後は、次世代の新サービスを提供するための基盤ができたことになります。これにより、急速なビジネス拡大にも柔軟に対応でき、さまざまな条件に応じた柔軟な地図参照サービスの提供が可能になります。