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ミラクル・リナックス、ハーンソフト、レッドフラッグソフトウェアの3社が正式調印―日本・中国・韓国向けの標準OSを目指し、Asianux(アジアナックス)共同開発へ―

2004年10月26日
ミラクル・リナックス株式会社
Haansoft, Inc
Red Flag Software Co., Ltd.

ミラクル・リナックス、ハーンソフト、レッドフラッグソフトウェアの3社が正式調印
―日本・中国・韓国向けの標準OSを目指し、Asianux(アジアナックス)共同開発へ―


ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30  代表取締役社長:佐藤武)と、中国のRed Flag Software Co., Ltd.(レッドフラグ社:Chris Zhao, Acting President、以下 レッドフラッグ)、及び韓国のHaansoft, Inc(ハーンソフト社:Baek, Jong-Jin, CEO以下 ハーンソフト)の3社は、2004年10月21日、韓国ソウル市のホテルCOEX Inter-Continental Seoulに一堂に会し、北東アジア地域におけるLinux標準版を確立するべく、「Asianux(アジアナックス)」共同開発の正式合意に調印しました。調印式には、韓国の政府機関、企業、教育機関、及びLinuxコミュニティからの多彩な顔ぶれが参加しました。

本合意により、各社が開発者を派遣し、北京にあるオラクル中国開発センター内Linux 共同開発センターでアジアナックスの共同開発が進められます。具体的には、2005年1月より次期バージョンのAsianux 2.0 (オペレーティングシステム)の共同開発を始め、2005年9月にリリースする予定です。ハーンソフトは「Asianux 2.0」を「Haansoft Linux 2005」、レッドフラッグは「Redflag AS 4.2」、ミラクル・リナックスは「MIRACLE LINUX V4.0」として、各社のブランド名で製品化され各国の市場に向けて出荷します。三社はすべて、各々の製品名称に「Asianux Inside」のマークを使用します。

調印式を主催したハーンソフト社の白鍾振(Jong Jin Baek)社長兼CEOは、開会の挨拶の中で「Asianuxに関すると本日の正式合意調印を受けて、ハーンソフトは、市場を席巻している特定のプラットフォームから独立した、新しく信頼性の高いプラットフォームの確立を推進します」と述べました。

引き続き登壇したミラクル・リナックス代表取締役社長の佐藤氏は、「ハーンソフトの参加により、『Asianux』が真のアジア標準Linuxとなることが可能になった」と述べました。この発表の中で佐藤氏は、「Asianux」の歴史、理念、ビジョン、そして優位性に触れ、また、アジアにおけるLinuxサーバーの最近の動向を解説しました。日本の市場規模については、Linuxの市場シェアは2003年で約9%、2008年までには17.8%まで伸びることを紹介しました。

ミラクル・リナックスに続き、レッドフラッグのクリス・チャオ(Chris Zhao)社長は、「Asianux」 と中国のLinux市場の重要性について述べました。チャオ氏は、また、330億元の電子政府プロジェクトに象徴される中国政府からの強力な支持を強調しました。その他、中国におけるLinux市場の潜在的規模や、レッドフラッグの市場における位置などの話題にも触れました。また、中国のLinux市場規模は、今後5年間、平均46.7%の成長を見せるであろうことを指摘しました。

最後に登壇したハーンソフト事業統合部門のクワン・ジェイ・チョウ(Kwang Jei Cho)氏は、韓国のLinux 市場は他国と比べ小規模ですが、ハーンソフトが韓国のLinux市場成長の「引き金」となる役割を担うことを強調しました。全体を通して、三社は、「Asianux」が北東アジアのLinux 標準となることの重要性を力説しました。

ハーンソフト(Haansoft)について
ハーンソフトは1990年設立以来、韓国語圏のビジネスに最適化した独自のワードプロセッサ「Hangul」を開発し、韓国の文書処理ソフトウェア市場全体の70%を占めています。「Hangul」は「韓国の文書処理ソフトウェア」の代名詞的存在として成長しました。ハーンソフトは、「Hangul」の最先端の技術と高品質な機能で、世界の文書処理分野で新世代を切り開く役割を担えるよう尽力しています。「Hangul」は高度な文字処理能力を兼ね備えているため、中国語、台湾語そして日本語などの多言語処理ソフトウェアへの変換が容易となります。ハーンソフトは、「Haansoft Linux OS(ハーンソフト リナックス OS)」や「Hangul for Linux」を始め、オフィススイートやグループウェア・メールシステムなどのさまざまなLinuxソリューションを開発いています。ハーンソフトは、韓国におけるLinux市場を先導する企業として、他のLinux系企業やソリューションベンダーとのパートナーシップ、またLinuxを推進するコミュニティや大学、研究所との協力を図ります。 詳細は、http://www.haansoft.com/を参照ください。

レッドフラッグ(Red Flag Software)について
Red Flag Software Co., Ltd.は、2000年6月に設立されました。絶え間なく成長する中国の技術を利用するユーザへ提供するLinuxオペレーティングシステムや複数のプラットフォーム上で稼動するソフトウェアの開発やマーケティングに注力しています。Red FlagのLinuxソリューションには、Red Flag Linux デスクトップ、ローエンドからハイエンドまで対応したRed Flag Linuxサーバ、Red Flag組み込みLinux OS、Red Flagのプラットフォームを基盤としたセキュリティサーバやインダストリーソリューションズがあります。Red Flag Softwareは、この分野のリーダとして、中国のユーザに対してオープンソースソフトウェアと無比のエンタープライズ技術を組合せた提案をしていきます。詳細は、http://www.redflag-linux.com/を参照ください。

ミラクル・リナックスについて
LinuxサーバOS関連製品とサービスの専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OSの開発および販売、オラクルのLinux版ソフトウェア製品、クラスタソフトウェアの販売、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポートサービスの提供等を中心に、幅広く事業を手がけていきます。製品サポートとして「長期サポートサービス」なども行っており、6年間以上の製品サポートを保証しています。詳細はhttp://www.miraclelinux.com/を参照ください。

■本件に関する報道お問合せ

ミラクル・リナックス株式会社
   マーケティング部  広報担当 石渡美帆
   Tel:03-5562-8322  Fax:03-5562-8306
   E-mail:mktg@miraclelinux.com
   http://www.miraclelinux.com/