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ミラクル・リナックス、過去最高の増収増益を達成―2004年度 売上対前年度比150% 6四半期連続黒字を達成、コンサルティングやサポート・サービス事業が牽引―

2004年10月6日
ミラクル・リナックス株式会社

ミラクル・リナックス、過去最高の増収増益を達成
―2004年度 売上対前年度比150% 6四半期連続黒字を達成、コンサルティングやサポート・サービス事業が牽引―


   ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 佐藤武 、以下 ミラクル・リナックス)は、2004年度(2003年6月~2004年5月)における売上対前期比51%増、6四半期連続の黒字、会社創立4年で最大の増収増益を達成したことを発表いたします。
   とくに、Linuxサーバオペレーティングシステム「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1」の出荷本数が順調に増加。コンサルティングサービス事業500%以上、法人向け保守などのサポート・サービス事業180%以上の伸びを記録するなどプロフェッショナルサービス事業が2004年度のビジネスを大きく牽引しました。

   ミラクル・リナックスは2004年度、2つの新規事業を立ち上げました。
   1つめの新規事業は、従来からのLinux OS開発・販売に加え、2003年9月25日に韓国企業のSecuBrain Co.,Ltd.(セキュブレイン社:Lee Byeong-cheol, CEO)と戦略提携し、「セキュリティ市場」への新規参入を果たし、10月27日にセキュアOS製品「MIRACLE HiZARD V2.5」の出荷を開始致しました。これは、従来からの「MIRACLE LINUX」製品と組み合わせる事によって、セキュリティに対する強固な基盤として、e-Japanをはじめとする官公庁・地方自治体、さらには2005年4月に施行される「個人情報保護法」への対策として、不正アクセスや情報漏洩を防ぐセキュリティソリューションの本格的な展開を可能とします。

   2つめの新規事業は、2004年1月に中国最大手Linuxディストリビューション企業のRed Flag Software Co., Ltd.(レッドフラグ社:Chris Zhao, Acting President、以下 レッドフラッグ) と戦略提携し、新規プロジェクト「Asianux(アジアナックス)」を立ち上げました。両社は、「アジア市場に最適化した信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxプラットフォーム」の共同開発に着手し、2004年6月30日に「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside(ミラクル リナックス バージョン3.0 アジアナックス インサイド)」の出荷を開始致しました。

   特に、日本・中国・韓国の3カ国の政府間で、信頼性と安定性が高く、投資対効果を最大限に発揮するオープンソースを、行政のIT化に利用していこうという機運が高まっています。この日中韓3カ国間で行われている北東アジアオープンソースソフトウェア推進フォーラム(OSS推進フォーラム)に、レッドフラッグと弊社は積極的に参加するなどLinuxの発展に貢献しています。また、2004年7月以降、オラクルコーポレーション、ヒューレット・パッカード社など大手ベンダーがアジア太平洋地域でのAsianuxの正式サポートを表明し、アジアのLinux標準化が確実に促進しています。日本国内においても、日本電気株式会社とのパートナーシップにより販売体制を強化し、「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」の拡販に繋げ、着実にシェアを向上しております。

   ミラクル・リナックスは、2003年に策定した3ヵ年中期経営計画「MIRACLE LINUX Innovation toward 2006」達成に向け、2004年度に立ち上げた新規事業の拡大を推進していきます。「Customer First(顧客第一主義)」、アジアのLinux標準の「Asianux」とセキュアなIT基盤を主要事業に掲げ、最先端のLinuxカーネル技術とセキュリティ技術を活かし、ミラクル・リナックスが提供する製品のライセンス事業とコンサルティングからプロフェッショナルサポートなどのサービス事業を効率的に組み合わせることで、日本を含むアジアにおいて、顧客に最も信頼されるIT環境を提供できる企業を目指しております。なお、2006年度5月期(計画最終年度)までの売上高年平均成長率50%、2006年度5月期の営業利益率15%の達成を目標としています。

Asianux™(アジアナックス)について
Asianuxは、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」のコンセプトを持つ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクトです。 Asianuxでは、アジア各国のリーダー企業がそのノウハウと開発者を集結させ、協調しながら、アジア要件を満たしたLinuxディストリビューションの共同開発を実施し、各国で一切の変更なしにそれを出荷することによるアジアンスタンダードLinuxを目指しています。
MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Insideについて
「MIRACLE LINUX - Asianux Inside」最大32CPUプロセッサ、64GBメモリをサポートし、高い品質と信頼性、安定性、拡張性、セキュリティを徹底追及したエンタープライズLinuxサーバOSです。特に、官公庁・地方自治体で必要とされる外字(UTF-8)やシフトJISコードを含めた日本語環境への対応や、障害対応機能、Samba3.0(サンバ)国際化版の同梱やLDAP連携機能、ジャーナリング機能を搭載したファイルシステムへの対応など、エンタープライズ用途の機能を搭載しています。
MIRACLE HiZARDについて
「MIRACLE HiZARD(ミラクル ハイザード)」は、重要データへの不正アクセスや情報漏洩を防ぐ商用セキュアOSの機能に加え、外部からの不正アクセス、ソフトウェアへのBOF(バッファ・オーバー・フロー)攻撃、内部からの情報漏洩に対して、サーバを守るセキュリティ・ソフトウェアです。対象とするOSはLinuxだけでなく、Windows、AIX、HP-UX、Solarisにも対応しています。

ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linuxサーバ OS「MIRACLE LINUX」の開発および販売、マルチプラットフォームに対応したセキュアOS「MIRACLE HiZARD」や、24時間365日連続稼動を実現するクラスタソリューション「MIRACLE CLUSTERPRO」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供等、事業を幅広く展開しています。

■本件に関する報道関係お問合せ

ミラクル・リナックス株式会社
   マーケティング部  広報担当 石渡美帆
   Tel:03-5562-8322  Fax:03-5562-8306
   E-mail:mktg@miraclelinux.com
   http://www.miraclelinux.com/