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日本ネットワーク・アプライアンス、ミラクル・リナックス、Linuxをベースとした大規模なファイル・サーバ構築で協業―NAS・SANによるテラバイト級の大規模ファイル・サーバの動作検証を実施―

2004年7月28日
日本ネットワーク・アプライアンス株式会社
ミラクル・リナックス株式会社

日本ネットワーク・アプライアンス、ミラクル・リナックス、
Linuxをベースとした大規模なファイル・サーバ構築で協業
―NAS・SANによるテラバイト級の大規模ファイル・サーバの動作検証を実施―

  Network Appliance, Inc. (ネットワーク・アプライアンス社、以下「NetApp《ネットアップ》 社」、NASDAQ: NTAP)の日本法人、日本ネットワーク・アプライアンス株式会社(本社:東京都港区新橋2-5-5、代表取締役社長:鈴木康正)、ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 佐藤武)は、Linuxをベースとした大規模ファイル・サーバ構築で協業することを発表します。両社は2003年9月18日に大規模Linuxシステムにおける提携を発表し、NetAppストレージのユーザ向け技術支援およびマーケティング活動を共同で実施しています。

  両社はこの度、2004年6月30日にミラクル・リナックスが日本市場に提供開始した新製品「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」(ミラクル リナックス バージョン3.0 アジアナックス インサイド)とネットワーク・アプライアンスのNetApp Filerの動作検証を実施しました。

  具体的には、NetApp FilerをiSCSIで接続する動作検証、4TBを超えるディスクを単一のマウントポイントとして利用する動作検証、XFSとLVM(ロジカル・ボリューム・マネージャ)を組み合わせた高性能で柔軟なシステム運用の動作検証、さらに、ミラクル・リナックスが独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の実施する「オープンソフトウェア活用基盤整備事業」の支援を受け開発した「Samba3.0国際化版」とNetApp Filerの動作検証が実施され、NetAppのNAS・SAN環境における大規模システムの構築やサーバ統合への適用が可能なことが確認されました。加えて、今回の動作検証により、SambaとOpenLDAPによるWindowsサーバの代替ソリューションの提供や、Linuxをベースとしたテラバイト単位の大規模なファイル・サーバの構築が可能になることが確認されました。

  管理性の高いNetApp Filerを使用することにより、大規模環境においても可用性の高いストレージサービスや信頼性の高いバックアップなど、NetApp Filerが備える豊富な機能が利用可能となり、トータルでの運用コストを削減します。さらに、シフトJISコードや外字(UTF-8)を含むマルチバイトコードに対応したMIRACLE LINUX V3.0を使用することにより、日本語環境における大規模なファイル・サーバを最適なコストで構築することができます。

  今後も、両社はOSやストレージを含む低コストかつ信頼性の高い最適なIT基盤の構築に貢献していきます。

ネットワーク・アプライアンス社について
ネットアップ社は、今日のデータ集約型企業に対して統合ストレージ・ソリューションを提供するリーダー・ベンダーです。1992年の創立以来、ネットアップ社は、ストレージの進化を推進するために、テクノロジや製品の開発と、パートナーの開拓を行ってきました。ネットアップ社のソリューションおよびサービスに関する情報については、www.netapp.com(英語)およびwww-jp.netapp.comをご覧ください。

ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、Linuxサーバ関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linux OS「MIRACLE LINUX」の開発および販売、マルチプラットフォームのホスト型不正侵入防止ソフトウェア「MIRACLE HiZARD」の提供、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポート・サービスの提供等、事業を幅広く展開しています。

MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Insideについて
最大32CPUプロセッサ、64GBメモリをサポートし、高い品質と信頼性、安定性、拡張性、セキュリティを徹底追及したエンタープライズLinuxサーバOSです。特に、官公庁・地方自治体で必要とされる外字(UTF-8)やシフトJISコードを含めた日本語環境への対応や、障害対応機能、Samba3.0(サンバ)国際化版の同梱やLDAP連携機能、ジャーナリング機能を搭載したファイルシステムへの対応など、エンタープライズ用途の機能を搭載しています。
Asianux™(アジアナックス)について
Asianuxは、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」のコンセプトを持つ、アジアから発信する全く新しいソフトウェアビジネスプロジェクトです。
Asianuxでは、アジアの各国のリーダ企業がそのノウハウと開発者を集結させ、協調しながら、アジア要件を満たしたLinuxディストリビューションの共同開発を実施し、各国で一切の変更なしにそれを出荷することにより、アジアンスタンダードLinuxを目指しています。

■本件に関する報道関係お問合せ先

日本ネットワーク・アプライアンス株式会社
   マ-ケティング・コミュニケーション担当  三原広美
   Tel:03-5251-3710

ミラクル・リナックス株式会社
   マーケティング部  広報担当 石渡美帆
   Tel:03(5562)8300
   E-mail:mktg@miraclelinux.com