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ミラクル・リナックス、アジア地域に特化した Linuxサーバオペレーティングシステム「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux™ Inside」を6月11日(金)より出荷開始

2004年5月11日
ミラクル・リナックス株式会社

ミラクル・リナックス、アジア地域に特化したLinuxサーバオペレーティングシステム
「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux™ Inside」を6月11日(金)より出荷開始

  ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 佐藤武)は、ワークグループから大規模基幹システムまで対応する、LinuxサーバOS最新版「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」(ミラクル リナックス V3.0 アジアナックスインサイド)(以下MIRACLE LINUX V3.0)を6月11日(金)に出荷開始します。

  MIRACLE LINUX V3.0は、高い品質と日本語も含めたマルチバイト環境での稼動を徹底追及したエンタープライズLinuxサーバOSです。本製品は、中国大手Linuxディストリビューション「レッドフラッグソフトウェア社」と共同開発したAsianux™から構成されており、中国で同時期に出荷されるRed Flag 4.1 DC サーバにも同梱され、両製品が周辺ソフトウェアや周辺ハードウェアからは完全に同一製品に認識されます。
  官公庁・地方自治体で必須条件となることが多い外字(UTF-8)環境への対応や、UNIX・Windowsなどのユーザアプリケーション資産の継承を容易にするシフトJISコードへの対応といった、マルチバイトでの稼動環境を改善しています。また、利用用途別の機能強化を行っており、メールサーバ向けに認証機能や、アンチスパム機能を強化しています。またファイルサーバ向けにSamba3.0(サンバ)国際化プロジェクトの成果を同梱し、LDAP連携機能の強化、NTドメインからの移行機能や、ドメイン間の信頼関係機能などをサポートしています。サーバ基本性能に対しては、厳しい品質テスト、負荷テストでの問題点改善を繰り返し、信頼性、安定性、拡張性、セキュリティなどの向上を徹底して行っています。

主な特徴

  1. 利用サーバ用途別に機能を強化

    MIRACLE LINUX V3.0は、ニーズに合わせてさまざまな用途で使用できる多目的オペレーティングシステムであり、特に以下のサーバ用途にて機能強化されています。

    • オラクルデータベースサーバ
    • メールサーバ
    • Webアプリケーションサーバ
    • ファイル・プリントサーバ
    • 開発用サーバ
    • 官公庁・地方自治体向けサーバ

  2. ワークグループから大規模基幹システムまでの対応を考え、安定性、信頼性、拡張性そして性能を大幅に向上

    MIRACLE LINUX V3.0は、最大32CPUプロセッサ、64GB物理メモリをサポートします。安定したKernel2.4にKernel2.6で実現する様々な機能をバックポートし、OSとして信頼性や性能の向上を実現しています。

    • Kernel2.6の機能を搭載

      プロセススケジューラ、メモリ管理の改善や、Native POSIX Thread Library(NPTL)採用により、サーバとしての処理能力が大幅に向上し、大規模システムでも安定した動作が実現できます。また、Access Control List(ACL)により、より複雑な任意のユーザに任意のアクセス権を設定することが可能です。

    • ファイルシステム強化

      ファイルシステムは、Ext3だけでなく、ReiserFS, 大規模ストレージ向けのXFSといったジャーナリング機能をもつファイルシステムをサポートし、インストール段階で選択することが可能です。

    • 障害対応強化

      障害発生時における解析を容易にするために LKCD (Linuxカーネルクラッシュダンプ)やLKST(Linuxカーネル状態トレーサ) の両機能をカーネルに組みこんでいます。また、Oprofile機能により、システムのアクティビティを把握することができます。

    • 管理機能強化

      ネットワークの設定や各種システム設定をコントロールパネルより簡単に行うことが可能です。アップデートは、自動アップデートツールを新しく搭載しているため、常に修正プログラムを確認し、ダウンロードする手間を削減できます。また、LVM(Large Volume Manager)への対応により、大容量ストレージ環境を柔軟かつ用意に管理が可能となります。


MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside発売概要

製品名: MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside
出荷日: 6月11日(金)
標準価格: 63,000円(税込み)1サーバー(1ノード)
技術サポート: 90日間無償の無制限サポート
有償プロダクトサポート 157,500円(税込み)

MIRACLE LINUX V3.0の製品詳細については、以下URLをご参照ください。
http://www.miraclelinux.com/products/linux/ml30/

LinuxWorld Expo/Tokyo 2004

2004年6月2日~4日に東京ビックサイトで開催されるLinuxWorld Expo/Tokyo 2004に出展し、今後の取り組み、技術セミナー、展示を実施いたします。ミラクル・リナックス展示ブースでは、出荷記念として、MIRACLE LINUX V3.0評価版を限定1500枚にて配布する予定です。

<Asianuxについて>
Asianuxは、ミラクル・リナックスとレッドフラッグが共同で開発したアジアのエンタープライズシステム向け標準統一Linuxオペレーティングシステム環境です。

詳細については、以下URLをご参照ください。
http://www.miraclelinux.com/asianux/

■本件に関する報道関係お問合せ

ミラクル・リナックス株式会社
   マーケティング部  渡辺雅子
   Tel:03-5562-8322 / Fax:03-5562-8306
   E-mail:mktg@miraclelinux.com