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ミラクル・リナックス、韓国 セキュブレイン、韓国 ジェネビック 戦略提携~セキュリティの強固なオペレーティング システム環境を共同で推進 ~

2003年9月25日
ミラクル・リナックス株式会社
SecuBrain Co.,Ltd.
GeneVic Co.Ltd.

ミラクル・リナックス、韓国 セキュブレイン、
韓国 ジェネビック 戦略提携
~セキュリティの強固なオペレーティング システム環境を共同で推進 ~


   ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 佐藤武 以下ミラクル・リナックス)、SecuBrain Co.,Ltd.(本社:大韓民国ソウル市江南区駅三洞679-5 代表取締役社長 李炳哲 以下 セキュブレイン)、GeneVic Co.Ltd.(本社:大韓民国ソウル市冠岳区奉天洞1595-4 代表取締役社長 : 韓勲 以下 ジェネビック)の3社は、本日、e-Japan構想ならびに韓国政府のIT化に向けてセキュリティの高いオペレーティングシステム(以下 OS)環境の構築支援を目指し、技術提携および共同製品検証、相互製品取引、マーケティングに取り組むとで合意をしたことを発表します。この提携は、ミラクル・リナックスの「e-Japan向けLinuxオペレーティングシステム機能強化」およびセキュブレインならびにジェネビックの「韓国政府向けシステムセキュリティ環境の強化」というビジョンを統合するものです。

   近年、日本政府の推進するe-Japan構想や韓国政府のIT化への取り組みが本格化し、OSのセキュリティ強化の必要性が高まっています。ミラクル・リナックスは、e-Japan構想に対し、8月27日よりe-Japan向けモニタープログラムを開始し、採用の課題とされている情報保護などのセキュリティ面、日本語対応など政府の特殊な要件を集約し、この要件に対応するLinuxサーバOS「MIRACLE LINUX」(ミラクル リナックス)製品の開発を進めています。セキュブレインは、急成長している韓国セキュリティ市場へ向けて、既存の情報セキュリティシステムの限界を克服し、OSレベルでのアンチハッキング、アクセス制御を行えるソフトウェア「Hizard」(ハイザード)を開発しました。現在は、企業システムに加えて重要性を増している政府機関におけるセキュリティ強化へ向けて、ハッキング対策における研究と製品機能の向上を行っており、警察庁サイバーテロ対策センターなどへの導入も行っています。

   今回の戦略提携は、両国政府のIT化構想へ向けたソリューションとして「セキュリティを強化したOS環境の構築」を提案するため、ミラクル・リナックス、セキュブレインならびにジェネビックが締結した契約に基づくものであり、主な内容は、以下の通りです。


  1. OSのセキュリティを強化するための技術提携、共同評価、マーケティング

    ミラクル・リナックス
    • 「Hizard」ローカリゼーション
    • 日本語環境における品質テスト
    • 「Hizard」と「Oracle」等の他アプリケーションを組み合わせた検証テスト
    • 官公庁・自治体向けに必要なLinux機能の開発とサポート体制確立

    セキュブレイン
    • 「Hizard」の開発
    • 「MIRACLE LINUX」上への「Hizard」移植作業・検証
    • 韓国政府機関向けセキュリティポリシーの策定支援と構築

    ジェネビック
    • 「Hizard」日本ローカリゼーションのための支援


    技術共有と相互製品品質向上
    ミラクル・リナックスのLinuxサーバOS、オープンソース技術ならびにセキュブレイン、ジェネビックのセキュリティ技術に関する情報共有と両社製品品質向上



  2. 日韓における相互製品の販売およびサポート

    ミラクル・リナックス
    ・日本国内における「Hizard」の販売
    ミラクル・リナックスは、「Hizard」の日本語版品質テストや稼動確認を厳格に行い、OSレベルでセキュリティ強化を行えるソフトウェア「MIRACLE HiZARD」(ミラクル ハイザード)として国内初で提供します。また、迅速かつきめ細かなサポートサービスをセキュブレインとの協力に基づいて提供します。

    ジェネビック
    ・韓国内にける「MIRACLE LINUX」の販売
    ジェネビックは、2003年1月より、ミラクル・リナックス製品の評価及び検証、市場の検討を行ってきました。「MIRACLE LINUX」が韓国政府やエンタープライズシステムへの導入を加速するOSであると判断し、韓国内における展開を決定しました。
    今後は、「MIRACLE LINUX」の韓国語対応を完了した後、来年初を目標に、ビジネス展開を開始します。


   ミラクル・リナックスが日本市場において10月末より提供を予定している「MIRACLE HiZARD」は、セキュリティホールを悪用した不正アクセスや情報漏洩からサーバを守るセキュリティソフトウェアです。サーバOSのカーネルレイヤーに実装されるセキュリティモジュールであり、既知のハッキングはもちろん、知られていないハッキングの防御機能とシステムやデータへの強力なアクセス制御をOSレベルで行うことができます。 主な特長は、以下の通りです。
  • 外部からの攻撃を防ぐアンチハッキング機能
  • 内部からの情報漏洩を防ぐアクセス制御機能
  • 複数サーバの運用管理を容易にするGUI管理機能
   ミラクル・リナックスは、「MIRACLE LINUX」と「Oracle製品」の組合せに、更に「MIRACLE HiZARD」を加え、信頼性と安定性、そしてより安全性の高いなシステム構築環境を提供していきます。

   今回の発表において、ミラクル・リナックス社より出荷を予定している「MIRACLE HiZARD」に対して賛同を表明して頂いた企業一覧です。
(50音順)
株式会社アシスト 伊藤忠テクノサイエンス 株式会社 株式会社インテック
株式会社大塚商会 サン・マイクロシステムズ 株式会社 ソフトバンクBB株式会社
日本オラクル株式会社 日本電気株式会社 日本ユニシス株式会社
富士ソフトABC株式会社 株式会社ワイ・ディ・シー  




ミラクル・リナックスについて
LinuxサーバOS関連製品とサービスの専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、Linux OSの開発および販売、オラクルのLinux版ソフトウェア製品の販売、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポートサービスの提供等を中心に、幅広く事業を手がけていきます(日本オラクル株式会社58.5%出資 2003年6月時点)。製品サポートとして「長期サポートサービス」なども行っており、6年間以上の製品サポートを保証しています。

セキュブレインについて
2001年に設立され、短期間で情報セキュリティ分野をリードする企業として成長した韓国のベンチャー企業です。SecureOS技術を適用したサーバーセキュリティソリューションであるHizardを開発し、韓国の情報通信部、警察庁をはじめ20あまりの政府機関への納品実績が有し、金融機関と一般企業での実績も評価を受けています。セキュブレインは今後、技術中心の企業として保安管理制御及び無線保安ソリューションの開発も計画しています。

ジェネビックについて
日・韓間の IT産業の発展及び交流の大きな架け橋になることを目指し、約1年間の準備を経て 2002年 7月12日より業務を開始しました。韓国ITソリューションの日本市場への紹介と日本ITソリューションの韓国市場への紹介・販売、さらに韓国内ではLinux基盤関連事業を中心に展開しています。実績として、日本市場では、韓国の TDMS(Total Desktop Maintenance Solution)ソリューション「NetHelper 4.0」において、日本国内パートナーと共同事業を始め、来年から本格的にビジネス展開される予定です。 今後、Oracle DBに最適化されている「MIRACLE LINUX」を韓国市場に導入・販売し、これを基盤としたコンサルティング、教育、保守などのサポートサービスも韓国内の Linux専門パートナーと共同事業を推進する予定です。



■本件に関する報道関係のお問合せ

ミラクル・リナックス株式会社
営業本部 マーケティング部  渡辺雅子
Tel:03-5562-8300 / FAX:03-5562-8306
e-mail:mktg@miraclelinux.com

SecuBrain Co.,Ltd.
CEO/President Bryan Lee
Tel:822-568-4525

GeneVic Co.,Ltd.
CEO Hoon Han
Tel:822-872-5541